見出し画像

ジョジョのスタンド名の元ネタを調べると音楽の幅が広がる

どうも、今回はジョジョの元ネタについてです。

ジョジョといえば、登場人物やスタンドの名前が洋楽のバンドや曲名から取っています。そこで、その元ネタを音楽とともに紹介していこうと思いました。音楽はよく知らないけどジョジョの元ネタは興味があるという人や、より知ってる音楽の幅を広げたいなんて人に届けば嬉しいです。


Ronny James Dio(ディオ・ブランドー)

まずはジョジョといえば、この人。ディオ・ブランドー。1部と3部に登場し、ロードローラーという独特な手段で主人公を追い詰めます。

このディオはイギリスのボーカリストRonny James Dio(以下Dio)が元ネタになっています。DioはRainbow、Black Sabbath、Dioなど数々のバンドでボーカルを務め、ハードロックやヘビーメタルではレジェンドのような存在で、カリスマ性を持った人物という意味ではジョジョのディオと共通してるかもしれません。

Rainbow/Kill The King

イギリスのハードロックバンドRainbowの曲で、イントロのアルペジオが印象的な同バンドの代表曲です。イントロのCozy Powelのドラムはとてもパワフルかつエネルギッシュで、聴けば忽ち昂ること間違いなしです。

Black Sabbath/Die Young

こちらもDioがボーカルとして活躍したハードロックバンドBlack Sabbathのキラーチューン。私はこの曲の歌詞が好きで、特に「Live for today.Tommorow never dies」という箇所がとても気に入っています。今という刹那を生きる必死さがグッドです。

Dio/Stand Up And Shout

次はDioが自分の名を感じたバンド"Dio"から。私はこのDio時代のDio(ややこしい)がととも好きで、伸びと太さのある破壊的な歌声は人間を辞めてるかのようです。

曲に関していえば、タイトなギターのダウンピッキングや金属バットで地面をぶっ叩いたようなベースサウンド、腹の底に響くバスドラムなど、これこそヘビーメタルだ!と言わずにはいられない鋼鉄のサウンドが特徴です。

Led Zeppelin(ウィル・A・ツェペリ)

こちらも言わずと知れた重要人物。第一部で登場したツェペリさん。ジョナサンに波紋を教えた師匠であり、メメタァの名擬音はあまりにも有名。

元ネタはイギリスのハードロックバンドLed Zeppelin。アルバムとシングルが累計で推定3億枚以上売れてるとか。私はZeppelinのCDを3枚持っていますが、これを1億回繰り返せば3億になります。多すぎてよく分からん。

Whole Lotta Love

彼らの代表曲の一つ。ドラムのJohn Bonhamはロック史に残る名ドラマーと言われていますが、この曲の8ビートは本当に素晴らしいと思います。芯があって、パワフルなサウンドでありながら、温かみのある音でもある。

私生活でも豪快なエピソードが多く、部屋が狭いからという理由でホテルの壁をぶっ壊したり、日本に滞在した時も買った日本刀を持って隣室のバンドメンバーを驚かすためにホテルの壁をぶっ壊したりと、やたらと壁を壊す人でもあります。

Stairway to Heaven

ギターを買ったばかりの初心者が弾くイントロといえばこれ。知ってる人にとっては今さら改めて語ることもないほど有名な曲かもしれません。

私が思うLed Zeppelinの個性とは、幅広い音楽性であり、その源泉はギターのJimmy PageとベースのJohn Paul Johnsだと思います。というのも、この二人はセッションミュージシャンとして多くのミュージシャンのサポートに回っていたこともあり、多様な音楽性が身についたんじゃないかと。そして、それがLed Zeppelinの作る曲の多彩なアレンジに生かされてる気がするんですよね。実際にハードロックバンドと言われながらも、その枠に囚われず、ブルースやフォーク、ファンクと色々なジャンルを取り込んでいて、この曲もその1つだと思います。

繊細なアルペジオとクラシック界の重鎮カラヤンも絶賛したというドラマティックな曲展開は、そんじょそこらのロックバンドでは出せない音ではないでしょうか。

Achilles Last stand

後期Zeppelinの名盤「Presence」の1曲目。確か荒木先生は、Zeppelinではこのアルバムが好きと言ってたような。

この曲の聞きどころといえばコードの美しい響きだと思います。コーラス(というエフェクト)がかかったギターによる曲冒頭のアルペジオはとても神秘的な響きで曲の世界観に引き込まれます。続くパートでは分数コードという少し特殊なコードが使われていますが、これまた独特な雰囲気を演出し、幻想的な風景が思い浮かんできます。しかし、そこはあくまでロックバンド。歪んだベースのドライブサウンドと豪快なドラムがしっかりとLed Zeppelinをロックたらしめています。歌詞は抽象的な内容(モロッコ旅行をもとにしているらしい)ですが、そのよく分からない感じがミステリアスでいいなあと感嘆しました。

AC/DC(エシディシ)

柱の一族の一人。戦いの途中で「あァァァんまりだァァァァ(カタカナの使い方が秀逸)」と突然泣き出したと思ったら、スッキリする場面は読んだ人なら記憶に焼き付いてるでしょう。敵キャラが戦闘中に泣くというアイデアの独創性たるや。

由来はオーストラリアの世界的なロックバンドAC/DC。数々のヒット曲を生み出していて、アルバム「Back in Black」は世界で3番目に売れたアルバムとなっており、売上枚数は約5000万枚。数が大きすぎていまいちピンとこないかもしれませんが、サザンオールスターズの”総”売上枚数が4900万枚くらいなので、それをアルバム1枚で達成したと考えるとその凄まじさが分かりやすくなるかもしれません。

音楽性に関していえば、パワーコードやペンタトニックスケール、4ビートや8ビートのようなシンプルなテクニックを用いた、変化球なしの骨太ロックスタイル。しかも、それをブレることなく何年も続けていて、それが渋い。私は宇宙人に「ロックとは何か?」と質問されたらAC/DCを紹介すると思います。

Back in Black

彼らが最も売り上げたアルバム「Back in Black」のタイトル曲。冒頭のギターリフはロックの歴史に残るといっても過言ではないかも。

音楽性に関していえば、パワーコードやペンタトニックスケール、4ビートや8ビートのようなシンプルなテクニックを用いた、変化球なしの骨太ロックスタイル。しかも、それをどの曲でもブレることなく続けていて、それが渋い。私は宇宙人に「ロックとは何か?」と質問されたらAC/DCを紹介すると思います。

Highway to Hell

こちらも有名なリフから始まるAC/DCの代表曲。彼らの曲はなんというか"カラッ"としていていいですね。

音楽性に関していえば、パワーコードやペンタトニックスケール、4ビートや8ビートのようなシンプルなテクニックを用いた、変化球なしの骨太ロックスタイル。しかも、それをどの曲でもブレることなく続けていて、それが渋い。私は宇宙人に「ロックとは何か?」と質問されたらAC/DCを紹介すると思います。

Dirty Deeds Done Dirt Cheap

この曲はファニー・バレンタインのスタンド名にもなった曲です。いともたやすく行われるえげつない行為として有名です。

音楽性に関していえb...。

何事も繰り返すということ飽きられるということです。しかし、AC/DCは世界中の人から愛され続けている。それが素晴らしいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。まだまだ紹介したい音楽はあるのですが、思ったより長くなったので、また別の機会に書くかもしれません。

書いていて思ったのは、荒木飛呂彦さんは本当に色んなルーツを持っていて、それを上手く漫画に落とし込んでいるんだなと感じました。バンドの名前をキャラクター名にするのは斬新ですし、その音楽性もまた多様です。

また、こうしてジョジョのキャラクターと元ネタを関連させると、なんだか愛着が湧いてくるなあとも感じました。好きなバンドがジョジョに出てくると嬉しいですし、好きなキャラクターの由来となった音楽は聴いてみたいと思えます。こんな感じで、背景を知りながら漫画を読むとより楽しめるかもしれません。

というわけで以上です。もし楽しんでいただけたなら幸いです。
いいねとフォローはしても、しなくても大丈夫です。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?