秕(ばむ)

東北にいます。いつか書かなくても大丈夫になる日まで。

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エンディングツアーin仙台

私の人生における最初のアイドルのエンディングツアー仙台公演に立ち会った。 本当は来年のエンディングのあとに総まとめのようなnoteを出そうと思っていたけれど、今、彼女たちに会いにいけるうちに、彼女たちが「でんぱ組.inc」と名乗ってくれているうちに書き残さなきゃいけないと思った。 書き残す…というか世界にでんぱ組.incを知ってほしい。今、今すぐ。 だってでんぱちゃん、今もファンを増やしたいって言ってるんだから。今から好きになったって…と思ってるくらいなら絶対会いに行ったほ

    • adamazein

      ホシくん、大好きだよ …と呟くと幸せな気持ちになれるのは、目の前に相手がいないからなんじゃないか。 反応に困らせることもないし、嫌な顔をされることもない。返ってきた言葉に私が戸惑うこともないし、その後会話が続くわけでもない。 相手をその場に縛らないまま、ただ自分の想いだけを言っていたいんじゃないか。それはとても無責任で軽薄な逃げで、私の弱さの象徴なんじゃないか。 って、何度も私の中の私が、わたしを詰ったけど、でも私やっぱりホシくんを好きでいられて嬉しいんだよ。 何度も

      • 波の上に立つ

        この歌詞を好きだと言うCARATさんがいた。 気づけば3年以上前の話だ。 当時の私は配属から一年が経過し、量だけでいえば先輩方と同じだけの仕事を任されるようになっていた。 災害が発生すると繁忙度が上がる仕事をしていて、その年は運悪く複数の災害が重なったこともあり、波の上で揺られるどころか呑み込まれ、溺れていた。 鳴り止まない督促とお叱りの電話、朝も夜も残業しながらお詫びし続ける毎日。ずっとずっと期日という約束を破り続けているような状況は、督促されなくとも罪悪感に苛まれた。

        • 萌キュンソングを世界にお届け

          でんぱ組.incというアイドルグループが2025年の頭にエンディングを迎える。 私にとって、最初のアイドルだ。 誰かを好きになること 応援して、応援されること 遠くにいる誰かを、誰よりも近くに感じること その声が立ち上がる力になること …10年前の私にアイドルのファンでいることを教えてくれたのは彼女達だった。 私はSEVENTEENを好きになってからしばらくして、でヲタとしての自分にひとつの区切りをつけた。それまでの私にとってでんぱ組は唯一絶対のアイドルだったけど、だから

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          Cuz I'm your friend

          何がそんなに怖かったのだろう。 と書くと吹っ切れたみたいだけど、正直まだ怖いし多分ずっと吹っ切れることはない。 GLANSTBURYで初めて披露されたSEVENTEENのSOSを見て、会社でパソコンに貼るAllyステッカーを発注した話。 ただ、話し始める前に念のため注釈をつけたい。 このnoteの中でSOSという歌のメッセージやその向けられた先について限定的な解釈をしたいわけではない。 自分と、自分の生きる世界のために、傍目には見えないかもしれないくらいの小さな小さな一歩

          Cuz I'm your friend

          好きだ!!

          ホシくんの誕生日をお祝いする4回目の今日 私はやっぱりあなたが好きだ。 去年のセンイルnoteを書き終えたあと、正直次はもう書かないかもしれないと思った。 あの人を前にして、そしてこのどうしようもない想いを抱えて、言葉にできることなど一体どれほどあるというのか…そんな無力感と、お祝いするに当たってnote自体を目的にしたくないという気持ちもあり、ホシくんを好きでいる心の真ん中はあまりブレがないから過去に書いた言葉の焼き増しになってしまうのは嫌だった。 けれど私は今日もホシ

          好きだ!!

          Thanks to

          はじめにSEVENTEENのアルバムの巻末に書かれているThanks toの文章が好きで、いつかは一覧としてまとめたいと思っていましたが、4/29リリース予定のBEST ALBUM“17 IS RIGHT HERE”の情報が解禁される夜を過ごすなかで、絶対に「今」だと確信し、筆をとりました。 私はSEVENTEEN以外のthanks toを知らないけれど、彼らのthanks toは手紙のようだなと感じます。 どんな日々を過ごし、どんな想いでいたのか、何に悩んで、心を揺さぶら

          僕らは五月に咲く花のように

          Aplil Shower僕らは五月に咲く花のようにその名の通り、春の雨のような歌だなと思う。 暖かくて柔らかくて、どうしてか無性に泣きたくなる。哀しい、と言ってしまいたくなるような気もするけれど、この気持ちはなんだか手放し難い。 この身に降り注ぐ雨を優しく感じられるのは彼らが歌うからだ。 April Showerのパート割りをとても好きでいる。 水の中を反響するような前奏に、歌い出しからウジさん・スンチョルさん・ホシくんとリダズが続く。ウジさんの口から「ソナギ(夕立)」と

          僕らは五月に咲く花のように

          Follow Again to INCHEON

          韓国のコンサートへ行くこと昨年7月のFollowソウルコン以来人生2度目の韓国に渡って来た。前回は公演直前まで粘ったけれどとうとうチケットは手に入らず、コチョクスカイドームを外から眺めた後ホテルでストリーミングを見た。それだって紛うことなく幸せだったけれど、いつか韓国のコンサートに参加したいという夢は一旦未来に送ることになった。 こんなにも日本でたくさん公演をしてくれて、抽選という制度も整えられているなかで、それでも韓国のコンサートに行きたいだなんて強欲すぎやしないか…と自

          Follow Again to INCHEON

          言葉にしたら

          「ねえ、天国ってあると思う?」 ー天国があるとは思わない。 この文を見て、あなたはどう読み取るだろうか。 私は天国があるともないとも思わない、そもそも天国というものに対する思想が薄い。だから「ある」とは思わない。 けれどこの一文を口に出すとき、まるで天国が「ない」と思っているようだなと感じる。 ああ、言葉から意味が零れ落ちた。 文法的には何も間違っていない。 「あると思わない」は「あると思わない」であって、それ以上でも以下でもない。 そう、文法的には。 私の考えをな

          言葉にしたら

          Follow the light

          Follow the light Followツアーのグッズに使われていた言葉だ。 昨年のツアータイトルであるBE THE SUNに比べ、「Follow」というのは抽象的なタイトルだなと感じた発表から駆け抜けて半年。今私はようやくこのツアータイトルの意味を理解できた気がしている。 ソウル7月のソウル公演はチケットを取れなかったけれど初めて韓国に行った。 コチョクスカイドームを見に行って、ホテルでストリーミングを見た。 周りの人からは配信を見るのにわざわざ韓国まで行くの?と笑

          Follow the light

          SEVENTEENTH HEAVEN

          10/23、SEVENTEENの11th ミニアルバムであるSEVENTEENTH HEAVENがリリースされた。 天国って、どんなものだろうか。 あるかないか、どんな宗教を信じているか…そういう意味ではなく、そもそも私の中に「天国」が実感を伴うものとして存在していなかった。 清涼な空間に天国のようだという比喩を用いることはあるとしても、死後の世界や何らかの救いの場所としての‘それ’が、私のなかにない。 だからこのアルバムタイトルが公開されたとき、正直あまりピンと来なかっ

          SEVENTEENTH HEAVEN

          一瞬の永遠を

          運良く当選した12/10のメンバー全員ハイタッチ会。散々悩んで、名札もホシくんのバッジやトレカも付けないことだけは決めて、本当に一瞬だと聴いていたから、何を話すかも何をするかも決めずに会場に向かいました。 機材開放で入れたステサイ席。やっぱりSEVENTEENは「君は宇宙の果てに絶え間なく届く光」で、本当に幸せな時間を過ごさせてもらったから、せっかくなら何かを伝えたいと思って直前で考え始めました。 오늘도 너무 행복했어요 今日もとっても幸せでした 항상 사랑 해줘서 고

          一瞬の永遠を

          光の海の片隅

          師走の2日、熱い夜、 私は光の海の片隅に腰掛けた。 ライト側500番台、正面向きのモニターより裏側で、メインステージの演出はサイドモニターで見る。桟橋のように左右に伸びる道も、その端の端だけが見える場所。 コンサートの始まりを告げる음악의 신のMVと、そこへ加わるCARATの声。いわゆる「よく見えない」ステージサイド席のボルテージは最高潮だった。 私が今まで経験したどの席よりもあの片隅を護るCARAT達は腹の底から声を出していたし、気持ちよさそうに歌い、踊っていた。 会

          光の海の片隅

          星よりも星の如く

          2年ぶり3度目のウジさんのセンイルnote。 仰々しくTwitterよりも大きなキャンバスを選んでおきながら、あなたに言いたいことはつまるところ、これだけかもしれない。 いつも隣で手を握っていてくれてありがとうございます。 でも今日はもう少しだけお話しさせてください。 SEVENTEENTH HEAVEN が初動500万枚を売上だと言う驚異的な記録が発表された日、ウジさんはweverseに長文で想いを綴ってくれました。 この投稿を見て真っ先に、そんなこと思わなくていい

          星よりも星の如く

          CARAT ZINE

          쉽진 않았지2023/2/25、やっかさんの「相互CARATさん、雑誌をつくりませんか。」というツイートから動き出したCARAT ZINEが11/8についにリリースに至りました。 それまでも時折話題には上がっていましたが、ふわふわした「いつかやりたいですね〜!」を「いつか」ではなく「今から」にしてくださったあの日、便乗でしかないけれど「やりましょう!」と言ったほんの少しの覚悟が今、大輪の花火のように打ち上がっています。 ものづくりや創作なんて才能のある特別な人にしかできない