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復職?転職?

昨日のとある夫との会話
夫「ねえ、もう元気そうだしさ、仕事したら?」
私「・・・・」

確かに(薬さえ飲み忘れなければ)少しずつ元気になってきていると感じている。
ただ、夜ごと喚いたり叫んだり、何かと戦っていて夫に止めてもらっているそうだ(自覚はないけど)。
調子の良い割合は増えてきたが、波の大きな日は続いているし、「治った?」という問いにいつも引っかかってしまう。
見えない病気だからこそ、どこが治り時と言えるのか分からない。
かと言って、ずっと止まっているわけにもいかない。
生きていくにはお金が必要だから。
こんな思考回路をこの3ヶ月もう何回まわっただろうか。

夫の何気ない一言で私は一気に現実を見せつけられた。
復職?今の職場まで往復3時間以上かかる日々が帰ってくるの?
管理職に切り捨てられる恐怖に怯えながら仕事するの?
じゃあ転職?転職のタイミングは?今まで教員しかやってこなかったのに採用してもらえるの?どの業界・業種が自分に合っているの?
こんな問いで頭はぐるぐるしている。

私なりに教員という仕事に対する思いはあるが、同時に悩みや葛藤もある。
復職すれば精神面の保証はないが、お金の面での心配事はない。
でも、仕事量は多いが残業代の出ない仕事場に戻るメリットはあるのか。
自分なりの答えが出せないまま、ぼんやりといろんな思いが頭の中を漂っていて余裕がなくなっている気がする。

学生時代の私は採用試験で「どんなに忙しくても大丈夫です」「時間を有効活用して頑張ります」と言い切っていた。そう言えたのは、当時の私は大学で学んだことが現場で活かせると信じ切っていたから。
しかし、現実はそう甘くはなかった。大した研修もなく気づいたら数日後に子どもたちの前で授業をし、自分の親とさして年齢の変わらない保護者とも会話し、会議資料の作成、行事の企画書作成をしていた。大学で学んだことはほとんど何も活かせず、うまくいかない日々だった。
経験年数を重ねていけば楽になるわけもなく、その苛烈さ深刻さは増すばかり。
自分のライフプランを考えてはいけないと思うようになった。

今、立ち止まってこれまでの自分と仕事を考えたとき、自分の「働き方」はワークライフバランスを保てていたとは言えない。
この7年弱の働き方に自分なりの答えが出た時、また私はこれからのことを悩んでしまうのだ。


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