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X-Pro1 × Summar 50mm f2.0 でご近所スナップ

本日もお天気だったので、X-Pro1を片手にお散歩してきました。
X-Proシリーズを「写欲の湧くカメラ」と評している方を多く拝見しますが、実際に手にしてみてまさにその通りだと感じます。

本日用いたレンズはLeica Summar 50mm f2.0。
普段はIIIfに装着しているレンズ。マウントアダプターを介してPro1で使用してみました。沈胴式のレンズですが、問題なく使えます。

雑な写真ですが、つけたときのルックスはこんな感じ。
黒ボディに銀のレンズなのでピッタリ似合うとは思わないけれど、持ってみると意外に違和感はないです。

このズマールはレンズの表面加工が甘く、当時の開発者ですら「失敗作」と認めた商品で、現代では曇り玉でないものを見つけるのは至難だとか (ライカについては浅学ゆえ、誤りがあれば申し訳ありません)。
わたしの手持ちも漏れなく曇り玉で、研磨すればキレのいい描写を楽しめるらしいものの、特有のふんわりとした表現が好きでそのままで愛用しています。

本日撮影した写真はすべてjpeg撮って出し。
フィルムシミュレーションはプロネガスタンダードを選択し、カメラ内でシャドウトーンやハイライトトーンなどをカスタムしました。
アンダー気味の写真ばかり撮ってしまう癖があるので、今日は意識的にハイキーで撮影してみました。ズマールの柔らかい繊細な描写と相まって、いつもより優しい雰囲気の写真が撮れた気がします。

基本開放で撮ってたんですが、ピント面の繊細かつキレのある描写に驚きました。グルグルした小ボケが出てくるのも新鮮で面白いです。

開放で撮るとボケが円形ではなく、レモン形?になりますね。
これはこれで嫌いではないけれど、3.0くらいまで絞ってみてもよかったかもしれません。
また次回試してみます。

絞ってあげればこんな風にキリッとした写りに。

1日公園で撮っていたので、似たような色味の写真を量産してしまいました 笑 個人的にはとても好きな写真がたくさん撮れたと思います。

とろけるような優しいボケも作れます。
フルサイズ機につけると、また違ったボケが楽しめるのかもしれないですね。

逆光耐性はないに等しく、だからこそ光の向きによってはかなり大胆なフレアやゴーストが楽しめます。

レンジファインダー機のオールドレンズなので仕方ないですが、寄れないです。
この写真はトリミングしています。
お花の撮影が好きなので、マクロレンズが欲しくなります。

上で述べたように今回の写真はすべてjpeg撮って出しで無加工ですが (水平補正のみしています) 、自分の好きなアッサリした色味に仕上げてくれた気がします。
プロネガスタンダードはポートレート向きのフィルムシミュレーションということで、彩度が低めの優しい色彩が特徴です。
ズマールとの相性もとてもいいように感じました。

本格的に冬に突入してしまう前に、もっともっとたくさんの写真を撮っていきたいと思います。

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