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OM Zuikoレンズの沼にハマっています

先月憧れだったX-Pro1を購入し、主に
・OM Zuiko28mm f2.8
・OM Zuiko50mm f1.4
の2本のレンズで撮影を楽しんでいます。

そして今回
・OM Zuiko50mm f3.5 macro
を新たに買い足しました。

手元にはライカのズマールやロシア製インダスター、ジュピター8など、比較的安価なオールドレンズが何本かありますが、頻繁に手に取り撮影のお供となっているのはもっぱらZuikoレンズたち。使えば使うほどその魅力に取り憑かれ、買い増しに至りました。

初めは「安いから」というだけの理由で購入した上記の2本。
いつか純正のXマウントレンズや憧れのツァイスレンズに手が届くその日まで、存分に使い倒そう…、なんてことを思っていたのに、現在ではOM Zuikoレンズ (正式な呼称がわかりませんが、OMマウントのMF Zuikoレンズのことを指しています) の魅力にズブズブとハマり、手持ちのラインナップを拡充したい衝動に駆られています。笑
これがレンズ沼…、恐ろしいです。

50mm f1.4のレンズに関しては、後期生産品にはない銀の飾り環がついているので、1972年もしくは1973年生産の個体であるようなのですが、もう一方の28mm f2.8については製造年度もよくわかりません (調べが足りないだけですが) 。
本日は、私が取り憑かれたOM Zuikoレンズの魅力について稚拙ながら書いてみたいと思います。

シャープで緻密な写り

Zuikoレンズの評判を調べると「癖のないクリアでシャープな写り」といったレビューをよく見かけますが、実際その通りだと思います。

上3つは全て28mm f2.8で撮った写真です。
3枚目は今見るとマゼンダ被りしてしまっていますが、それはわたしが下手にカメラ内のWBを弄ったためで、レンズのせいではないです。

基本的にコントラストが強めでシャープな画作りが特徴のzuikoレンズですが、カメラ内でシャープネスやシャドウトーンを弄ったり、フィルムシミュレーションを活用すると優しい色彩表現も可能になります。

現行の高級なレンズを使用している方から見ると解像感に物足りなさを感じるかもしれませんが、初心者のわたしには十二分に綺麗な写りです。

50mm f1.4の方は、軽く調べてみたところ賛否両論あるレンズのようです。
廉価版の50mm f1.8の方が設計に無理がなく写りが良いというレビューをよく見かけます。また、55mm f1.2を改良して生まれた50mm f1.2の方が優れているとも言われています。
f1.4はなぜだかカビや曇りが発生しやすいという記事もどこかで見かけました。ふんわりした写りがzuikoらしからぬと言われることもあるようです。

ボケは、ちょっとガサッとしていて、なだらかなボケとはいえないと思います。このガサっとしたボケは、被写体にギリギリまで寄ろうとしたときによく発生します。
ついお花を見ると近付いて撮りたくなってしまうんですが、正直そういった用途には向いてないレンズかなと思います (自分の撮り方が下手な可能性は大です💦)

けれど、光の加減や被写体との距離などがうまくハマった時には、ハッとするような被写体の浮き上がらせ方をしてくれることがあります。

母の髪がボサボサですが笑、お気に入りの写真です。

手持ちの50mm f1.4は、上で述べたように銀枠のついた初期の個体のようで、その影響なのか、逆光で撮るといい感じでフレアがのり、優しい印象に撮れる気がします (28mm f2.8の方は逆光に強く、よほど日差しが強くなければフレアは出ません)。

絞ると緻密に描写してくれて、変化の楽しいレンズです。
個体差もあるのかもしれませんが、個人的には大好きなレンズ。

新しく買い足した50mm f3.5 macroについては、昨夜届いたばかりでまだ撮りに行けていませんが、部屋の中で軽く試し撮りしたところ、ピント面の解像感と背後のボケ味が素晴らしかったです。
何より15-20cmくらいまで寄れる…!
外に撮りに出かけるのが楽しみです。

小ぶりで精悍な外観、操作性

X-Pro1とベストマッチな外観かと言われると決してそうではないと思います。
X-pro1はモダンで洗練された風貌ですが、OMレンズはちょっと無骨なカッコ良さがあるというか。レンズそのものは小ぶりですが、マウントアダプターやフィルターをつけると長さが出てしまいますね。
が、持っていると愛着が湧いてくる組み合わせというか。

そして、何回か別記事でも書いていますが、レンズの操作感がすばらしいです。絞りリングがレンズ側にあるのも使いやすいですし、手に吸い付くようなピントリングの質感や滑らかな回し心地が素晴らしく、マニュアルフォーカスへ感じていたハードルの高さが大幅に減りました。

これからも使い続けたいレンズ群

オールドニッコールやオールドキャノンレンズと比べるとそこまで話題に上がらないレンズのような気もしますが、これからも大切に使い続けたいと思います。
週末お天気だったら早速50mm f3.5 macroで撮影に出掛けたいです!

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