見出し画像

そろそろとプロット固めに入ります<小説執筆>

この一週間、メインのアイディアを核にして、10以上のストーリーを作りました。書いては捨て、読んでは捨て、一時はこのアイディアはお蔵入りかと思いましたが、ようやく「これは!」というストーリーが思いつきました。
今日はその過程で特に役に立ったことを書いておきます。

①登場人物をタレントでイメージする

直接のアイディアとは関係がないのですが、何十というストーリーを作るときに、いちいちキャラクターの名前を付けるのは時間がもったいないです。この段階ではどうせ、いなくなるキャラの方が多いのですから。
かと言ってAとかBでは、誰が誰だか分からなくなって余計に混乱します。

そこで以前の記事に書いたのですが、主だった登場人物には自分が良く知っているタレントの名前をつけます。この個性派俳優が主人公。このバイプレーヤーが犯人、この主演女優賞を取った人がヒロイン、などと決めておいて、ストーリーが変わっても役者は変えずにプロットを書き進めました。
(俳優さんも役ごとに演じ方を変えるように、私のプロットのストーリーが変わっても、同じ俳優さんに別の役を演じてもらう感じで)

このやり方だと、時間も掛からず、イメージも湧きやすく、ストーリーに集中することができます。
ちなみに今回、活躍してくれているのは、松下洸平、吉高由里子さん。
偶然ですが「最愛」みたいです。もちろんストーリーは全然違います。
犯人の一人は早乙女太一さんに決めています。六本木クラスがとても良かったので。
こうするだけで、プロット作業がちょっと楽しめます。

以前書いた記事はこちらです。

②発想を広げるために、名作を研究する。

自分の頭の中にあるものだけでは、どうしても発想の幅が広がりません。特に、これだけ色々と考えた上だと、これまでに考えてきたことで頭が一杯になって他の発想が湧いてこないのでしょう。
あともう一歩、もう一工夫と言うところなのです。
そこで、自分の好きなミステリが、どんな構成で、どんなトリックを使っているのかを参考にしようと思いました。

これも以前<小説の書き方>にまとめたのですが、私は双葉文庫の『THE どんでん返し』という短編ミステリーのアンソロジーを五冊読んで、すべての作品の構造を分析したことがあります。それが凄く役立ったのです。
その時に作った分析表を見返しました。

もちろんそのネタを使うわけではなく、どういう発想でストーリーができているのか、どうやって読者を驚かせているのか、という構成のヒントをもらおうとしたのです。

視点の切り替え、が使える

作品ごとに私のアイディアと組み合わせて考えていきました。いくつかの発想や構成は、検討済みだったり、既に現在のプロットに使われていたので、なかなか「これだ」というものはなかったのですが、ある作品の視点の切り替え方法が、使えるのでは、と気がつきました。

現在はそれを自分なりに工夫して、ストーリーに組み入れたところです。
うまく機能しそうな予感がしています。検証はあらすじを書いてからになります。

私はこの『THE どんでん返し』に掲載された作品がとても気に入って、研究させてもらいましたが、アイディアの幅を拡げたいと思う人は、同じように好きな作品を研究することをお勧めします。

ただ長編は大変ですし、頑張っても一つの小説の中にあるパターンだけですから、短編を集めたアンソロジーが良いと思います。
できるだけ様々な作品を読み込んで分析してみてください。きっと役に立ちます。

この記事はこちらです。

それではまた進捗がありましたら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?