見出し画像

バーテンダーとして働く上で最も大切にしていること

随分と前に知人に勧められていたnoteだったけれど、ようやく書き始めてみました。

まずは簡単な自己紹介を…
斎藤麻美(サイトウ アサミ)と申します。
都内某所でバーテンダーとして働いて8年ほどになります。
秋田県の田舎で生まれ育ち、大学で秋田を離れてそのまま首都圏に居付いた訳です。

私自身が形成されるまでの生い立ちや、カクテルの大会に挑戦した話、少ないながらも海外でのバー巡りの経験や、日々のこと、お酒やカクテルについては後々お話しさせて頂くとして…
今回は私がバーテンダーとして働く上で最も大切にしていることから書かせて頂きます。

私がバーテンダーとして働く上で最も大切にしていること…
それはずばり【観察力と想像力】です。

何をお飲みになりたいのかな?はもちろんですが…
・どうしてご来店してくださったのだろうか?
・この方はどんな方だろうか?
・どんな時間を過ごされるのがお好きだろうか?
・どんなお食事をされてきたのだろうか?
・どんな1日だったのだろうか?
・なにがお好きだろうか?
・どんな距離感でお話しさせて頂くのが心地いいのだろうか?

等など、いろんなことを想像し、観察しています。
そして、お話をさせて頂く中で得た結果を元にまた想像、観察し、お客様にとってどんな自分でいるのが最適なのかを考えながら行動します。

これを昨今ではOODAループ(ウーダループ)というらしいですね。
初めて知りました。
※OODA…Observe(観察)、Orient(方向付け)、Decide(決定)、Act(行動)

毎日これを繰り返して、お客様にとって最適な空間を作り上げること…
それがバーテンダーとして働くことだと考えています。

その際に気を付けないといけないのがその観察や想像が主観にならないようにすることです。

例えば、多くはないですが、心無い言葉をかけるお客様もいらっしゃいます。
その時に主観だけで観察して想像すれば、そのお客様を理解することはできません。
「こんなひどいことを言うなんて、この人は悪い人に違いない。」
恐らくこんな風に方向づけしてしまうのではないでしょうか?

でもそこで一歩立ち止まり、お客様目線で観察、想像すると見え方が変わると思います。
・何か嫌なことがあったのだろうか?
・その言葉の裏側には何か意味があるのではないだろうか?
・その方にとって失礼な言葉を発してしまったのだろうか?

こんな風に考えたら…少し、見え方が変わりませんか?

とはいえ、バーテンダーである前に人間なので…
こんなことを書いている私もうまくできないことの方が多いです。
まだ8年、もう8年…
わかりませんが、私もまだまだ未熟なことを痛感します。

観察力や想像力を養うためにも、日々、たくさんの方とお話をして、
たくさんの映画や小説、美術品などの作品に触れ、
自分の感性を磨き、日々精進して参ります。
所謂「自分磨き」ですね!!(ちょっと違う?)

最後まで読んでくださってありがとうございました。
なにか少しでもお役に立てたのなら幸いです。

ではまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?