毎日が遠足だったらいいね。
やたら肉肉しいのは、つくねと唐揚げがリクエストだったから。米が茶色いのは玄米生活だから。プチトマトはいつも最後の最後までお口でモゴモゴさせてる苦手食材にて割愛。デザートに梨もあるし、まぁまぁ弁当完成。キャラ弁でも無いアルミホイルとか使っちゃてるお弁当だよ。
そう今日は遠足。
小学生になって初めての遠足。台風一過だけどあんまり清々しくない天気での遠足。遠足楽しみ過ぎて、遠足行く日に着る服を着たまま寝て準備していた遠足。必ず朝にウ○チするよう言われて、いつも学校でするウ○チを朝からもずくまで食べてなんとかひねり出した待ちに待った遠足。(母ちゃんからもずくはお腹に良いと洗脳済)
目覚まし時計一発で飛び起きれるんだね。目覚まし時計ちゃんと機能してるの初めてみたかもしれん。いつもいつもおんぶしたり大きな声で叫んでいるあの苦労は何なのだろう。
結婚して2年目か3年目くらいの結婚記念日だったかな。夏季休暇を取った夫と旅行に行った。近場の温泉だったけどちょっと良い宿だった。その年には母が末期癌を宣告され、病院通いで大変だったけど、在宅に移りちょっとした小康状態で、旅行に行けるくらいの余裕があった。私はそれはもう分かりやすく浮かれていた。車に乗って、日本海側へと向かう。目的地以外のほぼ全てがいつもと同じもので構成それているのに、あんなにはしゃげる私は特殊能力の持ち主かもしれない。風景がそれっぽくなる。お気に入りの音楽を入かける。音楽と風景が溶け込んでいく。
「あああそこの海岸行ってみようよ、なんか子供の頃に来たことあるかも!」
などなどキャッキャッでウフフ。
「そう言えばさ、宿って何時やった」
「えーっと何時やったかな、ちょっと待ってね」
楽天トラベルで予約したから、メールを確認。
「16時か。あれっ今日って何日?」
「今日って6日じゃないの」
「えっ! 予約7日ってなってる…。」
やらかした。
人間楽しみが過ぎると時間軸が歪むらしい、楽しみにしてない人に比べて時が早く進む。
そうか、これが相対性理論かぁ。
いやぁ、生きてるうちにまさか体感する日が来るとは思いませんでしたよ、アインシュタイン君。
・・・・・・。
問題は引くに引けない場所に来ているということだった。
目的地はもうすぐそこ。
宿は明日。
どうするアイフル。
チワワに見つめられなくても、結論は決まってる。
ここをキャンプ地とはしたくないし困ったなと思ってたら、近くの宿が空いてた、海水浴客を相手にしているようで、海岸から近かった。
こんなことなら水着持ってきて、海水浴すれば良かったねなどと言って笑ってた。
翌日目的の宿に着くのがずっと早くなったせいで、色々遊べたような気がする。
このやらかしで険悪になった記憶が無い。
醤油かとおもったらソースだったゴメンね。
と同じ感じの取り扱いだったような気がする。
流石に日にち間違いはそれ以来発生してないけど、旅行の前日に楽しみ過ぎて眠れないから、早めに出発しようかって言われたことはある。
幾つになっても、遠足前の小学生みたいな性分がぬけないのだ。
息子の遠足前の大はしゃぎを目の前でまざまざと見せつけられて、あぁ親子なのねって思った。
大人になったら旅行の日にちの確認はちゃんとしよう。
「ゴメン、僕うっかりさんなんだテヘペロ」
で許してくれちゃうお相手探しとくのも一案。
性格ってどうやったら遺伝するんだろ、不思議だな。
大人にとっての遠足ってなんだろうね。
オシマイ。
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