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【読書記録5/1~5/16】②

①に引き続き、残る4冊の振り返り。

どうやらタグを付けると「いいね」が増えるようだ。内容が薄っぺらくてすみませんね。

今日は早く寝たいので、チャチャっと書き切ってしまおう。

5.『仙台ぐらし』伊坂幸太郎

大好きな作家である伊坂幸太郎のエッセイ集。『3652』は以前読んだので、伊坂のエッセイを読むのは今回が2回目だ。仙台に住み、執筆活動を続ける著者が、身の回りに起こるちょっとおかしな出来事を綴る。それとは別に、東日本大震災関連の話題もあり、震災後の仙台の日常、作家としての心の変化も描かれていた。『震災のこと』での最後の一節で心が震えた。

「僕は、楽しい話を書きたい。」
「何もありません、と胸を張って言えるのは、自身の裏返しだ。」

6.『デトロイト美術館の奇跡』原田マハ

原田マハ作品は初めて手に取った。『暗幕のゲルニカ』とかの人か〜くらいの印象でしたが、結構好みなタイプだったかも。本書は実はに基づく創作小説だ。デトロイト市の財政破綻によって、DIA(Detroit Institute of Arts)の蔵する美術品の売却か、市民の年金の減額かの選択に迫られるが、一人の情熱熱なデトロイト市民の行動をきっかけに執着への切り口は開かれた。winwinのハッピーエンドで終わり、読後感も良き。自動車産業で有名なデトロイトだが、近年自動車産業の衰退が著しく、街はかつての活気を失っているそうだ。グーグルでデトロイト美術館観光について調べてみたが、治安の悪さを注進する記事が多かったな。

「DIAのコレクションは『高額な美術品』じゃない。私たちはみんなの『友だち』だから。助けたいのです——友を。」

7.『老人と海』ヘミングウェイ

【実績解除】アメリカ文学デビュー

先々月くらいに読み始め、今更読み終えた。最初からまた読み直したい。気に入った台詞を貼っておく。(全く内容を振り返れてない)

「『だが人間は、負けるように造られてはいない』彼は言った。『打ち砕かれることはあっても、負けることはないんだ』」
「幸運というのは、色々な形で現れるものだ。何が幸運なんて、分かるものじゃない」

8.『風の歌を聴け』村上春樹

『ノルウェーの森』は以前読んでいて、これ程著名な作家を知るためには、先ずはデビュー作を読むのが得策だろうと思い立ち、購入。わかりやすいオチがあるわけでもないが、洒落た言い回しが多く、これぞ村上春樹?という印象を受けた。雰囲気は最高にタイプ、良い。かの有名な一節も出てきて思わずニヤケた。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

[締 め]

振り返りを終えたわけだが、一度にこういった形式で振り返るのは少々しんどかった。今後は、気に入った本はその都度振り返りたいなと思う。最後の方は眠気に若干押されて力のこもっていない文になってしまったことは反省。

これからも読書は続けていく。