俺が親父でよかったか?~仕事への覚悟~
4月某日の話。
私はある場所を訪れた。
8年前から、欠かさず訪れている場所である。
今回は、
何回も訪れているにも関わらず
今までにはない感情を抱いたので、ここに書こうと思う。
(ようやく言語化できました。。。)
隠すつもりもないので書くと、
ある場所というのは墓地である。
そこには永遠に18歳の彼が眠っている。
高校〜大学時代、共に時間を過ごした忘れることのない友人。
彼の墓の周りには
いつもいつも綺麗な花があり、
大好きだったコーラとチリトマトヌードルが添えられている。(体に悪い組み合わせ。。。)
そして、中心には
俺が親父でよかったか?
こうかかれたマグカップが、必ず置かれている。
このセリフは、
白ひげ海賊団船長の大海賊エドワード・ニューゲート、通称"白ひげ"が白ひげ海賊団 二番隊隊長ポートガス・D・エース、通称"火拳のエース"に向けて言った言葉である。
白ひげとエースの関係性を簡単に説明すると、
エースはルフィよりも3歳年上。子供の頃にルフィ、サボと3人で兄弟の杯を交わした義兄である。父親は悪名高き大海賊であるが故、幼少の時代から「鬼の子」とさげすまれ、自分の存在に悩んでいた。
その後成長し、白ひげ海賊団に入団。そこに自分の生きる場所を見出し、船長・白ひげをオヤジと慕うようになった。
ーーーああそうか、彼は父子家庭だった。
俺とお前の時間は楽しかったかどうか。幸せだったかどうか。
父の手ひとつで育ててきた、
そんな我が子へ向けた父親からの精一杯の言葉だったのかもしれない。
エースと白ひげも”父”と”子”の関係。
血は繋がっていないものの、
我が子へ向けた精一杯の言葉だったのだろう。
彼がONE PIECEが大好きだったことから、
この言葉をかりて、表現したのかもしれない。
今までにはない感情を抱いたのは、ここからだった。
何かが心の奥底からこみ上げ、
そして、ある情景が脳内に浮かんだ。
その情景とは、
就活を頑張る学生さんの姿だった。
その姿が浮かんだのと同時に、ひとつの覚悟が生まれた。
子は親を選べない。
裕福な家庭に生まれたくとも、
日本人ではなくアメリカ人で生まれたくとも、
状況を選択することは5000%無理である。
それって就活だって同じじゃないか。
学生さんは出会うキャリアアドバイザーを選べない。
「話したい」「話したくない」は選べるが、
「出会える」「出会えない」には限界がある。
よし、決めた。
学生さんに、私に出会えてよかった、
って思ってもらえるような人生をおくるんだ。
私に出会ってくれたことに心から感謝して、
本気でぶつかって、本気で話す。
「お前は新卒でどの船に乗るのか」
「幸せな人生を送るためには、どの船がいいのか」
出会い、
共に戦って、
共に笑い、
共に泣き、
共に同じ夢に向かって走り続ける。
私が担当でよかったか?
そう聞いて、「よかったです!!!」
そう言ってもらえるような存在でいよう。
明日は6月最初の営業日。
まだまだ未熟だけど、頑張る。
覚悟。
※最後に、
私の本気に、本気でぶつかり返してきてくれた
学生さんからの連絡が嬉しかったので、シェア。
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