イケメン巨根おじさんについて1【始】高身長イケメンがおじさんになってしまった時。
私がこの場で文章を書くのは、これが初めてである。
自己説明におちんちんソムリエです。と堂々と自称したからには初めての記事はおちんちんについて書きたかったのだが、あまりおちんちんとは関係のない記事になってしまう事が心残りである。
おちんちんについての記事ではないのだが、さっそくタイトルにある「イケメン巨根おじさん」についてこれから語っていこうと思う。
平たく言えば悪口だ。いや、平たく言わなくても悪口である。
彼との出会いは10年ほど前の事。居酒屋の一室で、私が当時彼氏だった夫に紹介された会社の上司が彼である。
当時20代だった彼は高身長で、端麗な顔立ち。
表情も豊か。誰が見ても好印象を感じる事は間違いないだろう。
当時の私は10代で、目に映る物を信じては疑わない美しい心をまだ持っていたので、
彼にあまり良い印象を持っていない夫に疑問を感じていた。
「めっっっちゃ良い人じゃん!!!」
「かっこいいじゃん!!!!」
「優しいじゃん!!!!」
私は曇りなき眼で夫に彼の印象を話したが、その時の夫はどこか遠い目をしていて、苦笑いだけが返ってきた。
今ならわかる。今私が彼を若い女に紹介し、この反応をされたら、私は夫と同じ対応をする自信がある。
いや、むしろお前は見る目が無いなどと、その若い女に悪態をついてしまうかもしれないが、それをしなかったのは夫の優しさか。
いや、イメージを取り払うのが面倒臭かったのであろう。
当時20代後半だった「イケメン巨根おじさん」は、私の目からはおじさんでは無かったし、気の使える「優しいイケメンお兄さん」だった。
さて、ここからは私が、こんなに好印象だった男を、何故、こんなに皮肉めいたタイトルで長々と批判する事になるまでイメージが地に落ちたのかを語っていこうと思う。