Tommorow Never Knows
とてもいい曲。
前奏を聴いた瞬間に、きゅんっとするような、思わず安堵するような、そんな魅力的な曲。
いつまでも色あせることのない、誰もが知る名曲。
だけどわたしにとってこの歌は、とあるワンフレーズを聴いたときに、ちょっとした青春の光と影を、同時に思いださせる歌でもある。
この曲を聴いて思いだすのはいつも、高校のときにお付き合いしてた彼のこと。
それとわずかな怖さ、チクリとした痛み。
無邪気に人を裏切れる程
何もかもを欲しがっていた
分かり合えた友の愛した女(ひと)でさえも
片思いをしていた。
片思いの期間はとても長かった。
だけどとある日、その彼ではない、同級生に想いを告げられ、付き合うことになった。
その同級生とは、片思いしていた彼の親友。というか戦友。?二人は中学からおなじ部に所属していて、共に汗を流してきた大事な仲間同士だ。
もちろん彼らは、わたしの片思いのことなどつゆ知らず。
わたしも、この恋は叶うことのないものだと悟った。
彼との日々は、とても穏やかだった。部活でも活躍し、頭がよくて、優しくて、やさしさに包まれる日々だった。ちょっとした罪悪感を抱えながら。。
けれど、わたしのなかで色々と思うところがあり、別れを告げることにした。
わたしは変わらず、かつて片思いをしていた彼の"ファン"的な立場でいた。
別れてから一年ほど経ったころ、どうしたものか、なぜだか未だに不思議なことなのだけれど、そんな"ファン"でいたわたしに、彼が、お付き合いしたいと告げてくれた。
叶うことのない想いだと思っていて、本当に驚いた。
同時に嬉しくて、いま思い出しても当時の自分がうらやましくなる日々だった。
そんな、青春の光と。
付き合いはじめて間もない頃、ふとしたときに彼が口ずさんだ歌を聞いたことがあった。
それがこの、Tommorow Never Knows。
サビのところは知っていたけれど、歌詞はあまり知らなかった。
この歌詞を知ったときに、ちょっとした恐怖感を覚えた。
–––––– 彼もこの歌に、想いを馳せることがあったのだろうか。
どんな思いを胸に、彼はこの歌を口ずさむのだろう。
そんな、青春の影。
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