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ふぉとらいふ#14 〜大型連休。帰省に持って行くカメラとかの話

日記です。

色々書き溜めてはいるのですが、内容が旬を超えてしまいボツになる日々です。

前回投稿したふぉとらいふ#13では旅行に持って行くカメラについて少し語りましたが、#14は長期休暇の帰省時のカメラです。

持ち出したカメラは前回同様にライカM3とSONYα7初代。
そしてNikonD850、さらにPENTAX6×7。

さらにさらに念の為にSIGMAdp2quattroといった布陣。

カメラ5台も必要なのかと言われると全く必要ないですね。。

レンズはFマウント3本、ズミクロン50、そしてM42のノリター17mmF4というレンズ。

NORITA KOGAKU

このレンズをご存知の方はそれなりのマニアなのではないかと思います。
オールドレンズの中でもかなりレア玉でありヤフオクやメルカリで検索しても出てきません。この世に何本あるレンズかも不明です。


オールドレンズを漁っていると現在まで生き残っていないメーカーというものがいくつもありますが、ノリタ光学もそのようなメーカーで、当時はまだ最先端技術であったペンタプリズムなどを扱う光学部品のメーカーだったようで、ゼンザブロニカのゼンザノンのOEM先などでも知られています。

同レンズはソリゴールやリケノン、ミランダ銘でもあるようなので割と数はあるのかもしれません。

描写に関しては周辺がやや暗くなるものの湾曲なく極めてよく写ります。

普通の50mmレンズと同じくらいのサイズなのも素晴らしく、小ぶりなα7に付けてもバランスが崩れません。

MFレンズであるものの17mmという画角は軽く絞ってやればパンフォーカスになります。
F4という暗さも最近のカメラならISO感度でどうとでもなります。

自分が見て認識している範囲全てが写る。17mmという画角はそういう世界で、撮っていて気持ちが良いです。

見上げても歪まない。


逆光で撮ると虹色のフレアが出るのも面白いです。フレアが出てても最後までしっかりとクリアなのが素晴らしい。

オールドレンズの奥深さを感じます。


今回は倉敷を少し歩いて撮りしたが、その時はM3とα7初代の組み合わせ。

それ以外は24-120を付けたD850の1台撮る事が多かったわけですが、実際α7とD850のどっちが良く写るのか。
撮った写真を見てると悩ましい。

D850
α7

2400万画素と4600万画素の差がある2機ですが、画角の違いがあるものの、スマホで見る程度なら差がわかりませんね。むしろ背景のうるささとかの方が気になります。

レタッチ耐性という点においてはD850は本当にすごいと思いますが、よくいうトリミングについては微妙かなと思いました。

田舎の家の近くの電柱に留まっていたトンビを撮りましたが300mmでも少し距離があり、トリミングしています。
雨の日ということもあってISO感度上げていることもありますが、トリミングしても通用しているかと言われると微妙です。


以下はα7とD850ごちゃ混ぜで並べていますが、いくらかD850の方が艶やかな気がしますね。



まだD850の写真が続きます。

タムロンの90mmマクロ。所謂タムキューは最近もっぱらフィルムスキャン専用レンズになっているのですが今回は持ち出してみました。

NIKKORのキレの良さは無いにしても柔らかくもシャープな写りに惚れ惚れしますね。フィルム時代のタムキューですがとても気に入っています。
2万円程度で買えるし、ポートレート用としてもおすすめできる一本かと。



noteを書いているうちに連休も開けて時間が経ちました。

休み前からコツコツとレストアしていたKonicaのオートレックスPで撮影して来ました。


ハーフサイズで撮影できるレンズ交換式一眼レフというとPEN Fが有名ですが、このオートレックスも根強い人気があります。

中身はコパルスクエアシャッターで所謂ユニット式の量産型シャッターなわけですが、これが他の縦走りシャッター機よりも質が良い気がします。ボディの剛性から来るものでしょうか。気持ちの良いシャッター音とハーフサイズという手軽さの組み合わせが心地よいです。

安普請のカメラが多い縦走りシャッター搭載機ですが、これはいいカメラだと思いました。

パンケーキ型の40mmF1.8のレンズも手に入り、お気に入りのカメラになりました。このカメラとレンズについてはおいおい詳しく書こうと思います。


次、

出先でカメラガチャを見つけました。
カメラ系ガチャポンは見つけたら回すと決めているので、一回500円でチャレンジ。

残念ながらα7000やピッカリコニカは出ずに使い捨てカメラでしたが、しっかり像が写ったネガ付きで面白い。



MINOLTA繋がりでSONYのα7まで続くMINOLTAの7シリーズについてnoteを書いていますが、中々に壮大な話になってしまい公開まで漕ぎ着けません。

そんな事をやっている内に、MINOLTAの代表的なフィルムカメラの一つであるXDの整備をしていました。

世界初のSモードとAモードの両優先AEを実現したカメラです。
シャッター速度優先AEなんて今からするとなんて事のない機能ですが、電子制御接点もない時代にカメラボディからレンズの絞りを制御する機構は中々に複雑なものでした。
技術的には絞り優先AEの方がずっと楽だったわけですが、先行するCanonAE-1に勝つにはこのくらいやらないとダメだったわけですね。
結局このカメラがX-1を除く最後のMFカメラの最上位機になりました。

XEに続く縦走りシャッターで滑らかな巻き上げに見通しの良いファインダー。縦走りだとは思えない上質なシャッター。今でもそれなりの値段がするカメラなだけありますね。

ロッコールが好きなら試してみるべきボディです。。


最後の話題。

このカメラ知ってますか?
今時のKodakのカメラというと安いコンデジとフィルム交換可能な使い捨てカメラが目立っていますが、Kodakというメーカーは現在の認識以上にカメラ界においてとてつもない存在でした。

ライカが現代へ続くカメラの原点にあるとも言えますが、それはKodakという存在があってのこと。

フィルムを売る必要があるKodakもまたカメラを多く手掛けており、その中でも高級機としての位置付けであったシリーズがretinaで、ドイツ製のカメラになります。

このKodak retina reflexⅣは最初期の一眼レフカメラであったモデルの後継機種で1964年のものになります。

日本ではTopconなどが採用していたレンズシャッター式の一眼レフになっており、シャッターを切った後に自動的にミラーが復元されるクイックリターンミラーを備えていません。

1964年と言うと既にNikonFが発売されており、日本のカメラという存在が世界を席巻し始めている時代であり、ドイツがもはや世界の先端ではなかったことを示す存在かもしれません。

露出計もセレン式で10年ほど出遅れている感じがありますが、カメラとしての出来は一級品です。

ドイツ特有の妙なこだわりが詰め込まれており、メッキと半世紀経っているとは思えないほど美しい。

レンズも高級レンズとして名高いシュナイダー製でよく写ります。
ディッケルマウントなのでNikonFマウントにアダプターを介して付くのも面白いです。
このカメラも折見て詳しく書こうと思います。


長くなりましたが、noteとして形にするのは難しいですね。ネタは山ほどあるのですが書き出す時間がない。

フィルムも現像待ちが溜まるばかり。無理にロールに詰め込んで現像したらフィルムが重なっていたようで半分ダメにしてしまいました。

森山大道氏みたいにバケツで手掴み現像した方がまだマシだった。。

長々と書きましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
A-photoでした。



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