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「シャネル」のブティックで

週末、台風がやって来る前に銀座に出掛けた。「シャネル」銀座店のギャラリーで開催している写真家ヴァサンタ・ヨガナンタンの展示が見たかったから。

「シャネル」の旗艦店に入るのなんて人生初。ドアマンがいかにもお金を持っていなさそうな私のためにドアを開けてくれるのかドキドキしながらお店に入った。(こういう初々しい話は書き残しておいたほうが良い。あとで読み返すと面白いから。)

初めて入った「シャネル」の店内はなんだかディズニーランドみたいに見えた。隠れミッキーと同じ要領でいたるところに「シャネル」のロゴ。エレベーターのボタンさえもロゴだった。

フランス人のヴァサンタ・ヨガナンタンはインドの叙事詩「ラーマーヤナ」のストーリーを写真で再現しようと2013年からインドを旅して写真を撮り溜めるの。写真は全てモノクロ。後からそのモノクロ写真にインド人の画家が手彩色という技法を使って色を付けていくの。

現実のワンシーンが自然光に基づく暖かくて優しいカラーパレットで色付けられて物語が語られていく。読み聞かせを聞いているかのように想像力が掻き立てられた。

帰り道、ポーラアネックスで「イヴ・サンローラン」のアーカイブ展に寄って帰宅した。

こういう文化物に出会った時のことを言語化するプラクティスをね、ちょっとしていこうと思うんだ。「面白い」とか「綺麗」だけじゃない表現力を身に付けたい。



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