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この先、安易に無観客試合もできないし、成り立つ形を見つけていかないとなって話。

先週17日金曜日にABEMA大会があって、19日日曜日にはNOAHが無観客試合を放映。外出自粛全盛で圧力全開の中で大会開催を踏切るのは並大抵のことではなく、それがわかるだけに頭が下がる思いです。

コロナ騒動が緊急事態騒動の今現在の期限である5月6日以降に落ち着くとは思えないし、緊急事態宣言の延長も視野に入れて、無観客試合や放送での試合を主催者も選手も視野に入れ始めたと感じています。

格闘技団体とプロレス団体で考え方がまた違ってくる。

プロレスと格闘技では選手の契約形態が違います。所属として年間契約で12分割の月給制が主流(主流というか存在する)のプロレスと試合の契約はあれど試合毎に試合給が発生する格闘技選手やフリーレスラーがあります。

選手の雇用形態が違うので無観客試合への考え方も当然違ってきます。
決まった額が出て行くのであれば少しでも選手を動かして、放映権や自社の有料放送への加入をさせれば損失を減らすことができるけれど、格闘技のようにそのごとに支払いの場合では、主催側はわざわざ赤字を背負いこむよりは大会開催をせずに最小限の損失で耐え忍ぼうと考えるのが自然です。

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フリーのレスラーファイターは氷河期だぜい!

その点でいうとフリーの格闘技選手でフリーのレスラーである青木真也は思いっきり大波を食らいます。でも観念していて、フリー仲間の鈴木秀樹さんと「暇ですねー」なんてラインを定期的にやりあっています。

単純に試合がなければお金が入ってこないので、試合がなければ試合がない分だけ収入は減ります。それを補填する意味も込めてその他の仕事をコツコツとこなしてはいますが、メインの格闘技(MMA)の試合に比べればジャブであることは否めません。それでも積み上げればバカにならないわけですから、日々コツコツと働いています。

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無観客試合と簡単にいが、ゲート収入は大事なようで。

先日、友人の編集者箕輪さんの箕輪編集室でRIZINの榊原さんと格闘技を語るzoom会がありました。色々と現場の情報交換をしつつ、これからの格闘技業界を元気にやっていこうねって話をしていました。

内容はシビアな話もあったので、しまっておきますが、その中で箕輪さんが「ゲート収入がないと成り立たないのか」と直球気味の質問を投げかけてくれました。

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