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2022年1月 マット界名言ピックアップ 月刊青木真也のこの一言

2022年が明けると同時に初詣に行った神社のカフェがタイミング良く空いていたり(その後大混雑)、家のエレベーターで待たなかったり、竹下幸之介戦が納得いくものに仕上がったりと幸先の良い新年を迎えたはずなのですが、仕事始めを迎えると2021年で出尽くしたはずだった面白い人がたくさん出てきて、業界のエアコン設定温度を上げてくれています。どうやら今年も退屈することはなさそうです。ありがとうございます。

2022年はいきなり大寒波が来たり、東京は降雪の末に大雪警報が発令されて、自転車に気をつけてと言われる始末です。5cmしか積もってないのに大きなお世話だと思ってました。それが後にしっかりと後悔することになります。

僕個人の話でも降雪時に自転車で盛大に転けて肘を強打して未だに痛かったり(ほら言わんこっちゃない)、久方ぶりに試合のオファーが来たかと思ったら、反骨の柔道王秋山成勲さんがライト級では難しいから、契約体重で80kgにしてくれと言い出し一同一斉に苦笑をしたりと今年も面白い年になりそうです。いつ退屈させてくれんだよ。

そもそも昨年4月にライト級で試合をする予定であったのは秋山成勲さんだし、昨年10月の青木秋山問答では秋山成勲さんが「まあ待ってろよ」と見事な的外れコメントを残した上で、ここにきての体重を上げてくれ!は見苦しいにも程があるし、逃げてないように見えるように見え方を気にして逃げているとしか思えないし、見苦しく馬鹿にしてほしいとしか思えません。自己愛による認知の歪みは素敵だなと思います。これどうなるんですかね。

まあそれはそれとして。
格闘技業界で選手関係者が残す言葉は本当に面白いなと思っています。消費が速いSNS上で流れていくには勿体無い言葉がたくさんあります。声に出したい、未来に残す言葉にしておかねばと使命感に駆られて、毎月ピックアップして楽しんでいこうと決意しました。おつき合いいただけたら幸いです。


「ええ加減にせえや」 1月4日 ストラッサー起一

2022年最初の話題はシバター久保騒動でシバターさんの総取りで幕を閉じたわけではありますが、この騒動に乗じて、いっちょ噛みした民の香ばしさが炙り出される形となりました。アンダーテーブルの話では久保優太さんに「力になるからおれのYouTubeで真相を話さないか」と自身のYouTubeへの参加を電話で呼びかけた赤いブレザーが昔は似合ったおじさんなどタレント揃いではありますが、表に出せる範囲ではストラッサー起一さんが飛び抜けた存在となりました。

シバター久保騒動で格闘技選手全員が八百長をしていると思われるのではないかと早とちりして怒っておられるわけですが、八百長どうこうよりも格闘技選手はクレーマー的な物言いをすると思われる方がマイナスだと思うのですが、どうなんですかね。2022年はストラッサー起一さんを注目していきたいです。


「一部の無能なマスコミが業界をダメにしている」 1月10日 拳王 Twitter

1月8日の新日本ノア対抗戦の記事に対して、普段は取材も来ずに適当な記事を書いてんじゃねえぞって話です。PV数至上主義の中ではコタツ記事を量産してPV数を稼ぐモデルが幅を利かせています。YouTubeの再生数も同じことです。良いものは有料で買うようになっていくとは思うし、安かろう悪かろうの方向性だとは思うのですが、マスコミにはしっかりしてほしいとは思います。せめて取材はしようね。1年前にコタツ記事については書いてる。

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