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橋本千紘戦 応援ありがとうございました 取り組みの差で負けたことが悔しい #ddtpro

12月29日 DDT最終戦 橋本千紘戦を終えました。
会場、放送での応援ありがとうございました。力になりました。

結果は完敗。青木真也の力不足に尽きます。
勝ちに対する執念、闘いに対する心構え、日々の取り組み、強さ。そのすべてで橋本千紘が青木真也を上回った結果を突きつけられました。試合を通じて、身体に意識にこれでもかと刻まれました。構え方、体重の掛け方、力の出し方、力の伝え方、一つ一つの技。どれもが今まで経験したことのない技術で上回りも先回りも結果としてできなかったです。完敗です。

この結果は橋本千紘の方が「闘い」に真摯で真面目だった証左です。
僕は20年間プロ格闘技選手として生きて、日々強くなることを考えてきました。競技でも、闘いでも強くなることに自分なりに真面目に真摯に取り組んできたつもりです。でも、やっているつもりだったのだと思います。どこかで甘えや緩みがあったのだと思います。だから負けたのです。

最近は練習場所では最年長になることが増えました。試合前に行った格闘技のプロ練習でもただ1人30代後半でした。スパーリングしてくれた選手は20代前半です。言われなくもなるし、気を遣われることもあります。もちろん、なんでも言ってほしいし、マットの上で遠慮することはないです。けれど、どうしても遠慮もされるし、気も遣われます。それは仕方がないことです。だからこそ自分自身で律していくしかありません。

橋本千紘との試合の攻防の節々で練習量に裏打ちされた技術と身体の強さを感じました。それ以上に僕が感じたのは彼女の技術や動きの一つ一つが考えられていると感じたし、考えられているからこそ、日々必要な練習もできるし効果も出るのだと思いました。橋本千紘さんは誰もが知っている当たり前のことを当たり前にやっている人だと思いました。

僕は日々を積み上げていくことを大事にしてやっています。
日々の取り組みはもちろんのこと、常に考えてやることを何よりも大事にしています。その日々の取り組みと積み上げで負けたから悔しいのです。試合で負けたこと以上に日々の取り組みと積み上げで負けたことが悔しいです。僕はこのままじゃダメです。もっと考えて日々を真剣に取り組まねば勝てないです。勝ちたいから今日からまた積み上げていきます。

昨日試合後は感じるものや考えるものががあって、noteもVoicyも更新せず、早めに休みました。試合後にメインを闘った上野勇希さんがVoicyを更新していたのはチェックしていて、僕も気持ちを伝えねばと思っていたのですが、まとまらないことを理由にして怠けて朝を迎えました。コツコツの積み上げが緩くなっている証拠です。それでも仕方がないと思える環境で誰も言う人がいないから、結果として許されてしまうのがフリーランスです。自制できなければどんどん転落していきます。

朝起きてSNSを見たら、橋本千紘さんは後楽園で11時半開始の大会出場。昨夜試合をして今朝には始動しているのかと思うと自分のぬるま湯加減が一気に怖くなりました。連戦だけでもハードなのに、昼大会で朝入りでアップして試合してを考えるとベストパフォーマンスを維持するのは並大抵のことではないです。

僕は夕方にGLEATで試合だから昼過ぎに練習に行ってから迎えばいいと思って、午前をオフにしていた自分の甘さにがっくりきて、朝に銀行に行ってVoicyとノートを書いて事務作業をして仕事をして積み上げました。コツコツやりました。

環境に甘えていた自分に橋本千紘は喝を入れてくれました。
感謝しています。ありがとうございました。この試合をしてよかったです。
強かった。ただただ強かった。完敗です。またどこかで巡り合えるように僕も今日からまた積み上げます。

ぎゅん。

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