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RIZIN 27 名古屋大会 観戦記!煽り映像に参戦したよ!の巻

RIZIN27名古屋大会開催。名古屋ガイシホール!

辰吉薬師寺の会場でもあり、高田コールマンの会場でもある名古屋ガイシホールでございます。辰吉薬師寺の盛り上がりは今見ても凄いのですが、高田コールマンもそのときはアレな試合ですが、インターネット的にはその後も盛り上がる試合でして、今日も何か起こるんじゃないかと思うとドキドキを隠せません。

3月大会が年始の一発目になるのは定例であって、年末の大晦日大会で勝負カードも予算も使い切って、その分収入を得て、溜めを作っての新年の開始です。そもそも1月2月のイベントは年末で客足が悪いのでビックイベントを1月2月で打つのは得策ではなく、3月キックオフは良きタイミングです。

ドーム延期。格闘技は東京ドームに戻れるのか。

RIZIN東京ドーム大会とMEGAの消滅。消滅や中止ではなく、延期なのは言葉の魔術師っぷりを発揮していると思うし、言葉を変えることで印象が変わることはあるので大事にしたいと思いました。

ただ延期をするのは決してポジティブに働かないのは今までの経験で分かっています。ただそこで申し訳として、「コロナ」が出てくるのが妙と言うか、これぞ絶妙な捌き方です。そもそもが客数制限がある→ならば大箱で客数を稼ごうの理屈ですが、年末大会後に役者が揃わないのも十分わかるし、年末大会の整理をしつつビックマッチ組むのは相当な予算的な必要だと思うのですよね。無理してやらないところに今のRIZINの強さがあると思うし、コロナを味方に出来ている数少ないイベントだと思うのですよね。

MEGAは2月28日に東京ドームで「メイウェザーがやるんや!」とぶちあげて、そこで那須川武尊か!?とか、メイウェザー朝倉未来!?とか業界の中でも割と真面目にそして本気で話題になっていて、そんなわけねーじゃん!と思っていたし、割と冷ややかに愛を持って見守っていたわけですが、案の定モニョモニョっとなりました。瞬間的にでも胸のざわ付きを提供して頂いたことに感謝します。

今となってはの話ですが、「MEGAで青木試合組まれるよ」的な話をやんわりじんわりと漏れ伝わってきていたのですが、そんなわけないじゃないですかとは思いつつ、登場人物の名前がリアルだっただけにあるかもなあとは思いつつ、別にこれがやりたいわけじゃないんすよねと思いつつ、ここでその形になったらいよいよ肩叩きだなと身の振り方を考えようと思っていました。

MEGAで業界の少なくない人が踊っていたことを見ると「みんな疲れている」し、現実から逃げ出したい何かがあるんだなと思いました。そんなうまい話あるわけないじゃんねって普通に考えたらわかるはずですが、わからなくなるのが「疲れ」なんですよね。

格闘技が東京ドームに戻るのはいつになるんですかね。3月末のK-1も含めて動きが色々と気にはなりますが、別にドームにこだわることもないような気がしています。

このメンバーでは苦戦必至。でもそれなりに形にするはず。

5試合目くらいまでは聞いたこともないような方が試合をしていて、上5つに行く間も名前は知っているけれど、修斗やDEEPやパンクラスの中堅規模の大会でセミメインを張れないようなメンツです。

僕的にはむしろこのくらい「格闘技」なカードの方が楽しめるのですが、実際にカネを払って見る客側に立ったときに触手が動かないのは理解ができます。田丸対渡部修斗なんて抜群のカードだと思うんですけどね。面白さがイマイチ伝わらないのが寂しい限りです。

いやらしくも大体選手のギャラがどのくらいで、どのくらいの券売力でなんて書き出していたら、それなりに形になる大会だし、このタイプの大会で回っていくのは大切だと思います。逆に言えばこの大会でバカ売れしたら、メインどこの選手はいらないってことになるし、RIZINで客が集まるほど「箱推し」のファンがいるわけではないでしょう。

佐藤大輔さんの映像でそれなりに箔を付けて、それなりに形にしてしまうよな気がするんですよね。佐藤大輔映像でそれなりに形になってしまうのがRIZINの強さであり、弱さのような気もしています。だって佐藤大輔の味付けでなんとか仕上がってしまうから、選手は自分でつくろうとしないから、先には進まない気がします。

4月に大会がない模様 仕切り直したいけど仕切り直しが難しい。はっけよい!はいつになるのか。

2021年のRIZIN周りは景気のいい話も聞こえてくるのですが、湿っぽい話も同じくらい聞こえてきます。冠スポンサーや!ドームや!グランプリや!って声も聞こえてくるのですが、実際に試合のカードや大会は行われていないので、お察しします。

4月の前半にとか、後半にとか練習する界隈からも漏れ伝わってきていたのですが、4月がないようだって話が入ってきたのは3月前後だっけかな。4月がなくて、5月に大阪があるって話だけれども、それは皇治大会なのかなって思うので、まあ一寸先はわからないですよね。それはどこの団体もわからないでしょう。

仕切り直したいはずなのだけども仕切り直しがなかなかできません。コロナ禍で止まった多くのことを仕切り直して、早く『はっけよい』としたいところであります。仕切り直しのはお金も体力もいるんだわ。イベント受難の時代がもう少し続きますね。

5月に東京ドームでバンタムグランプリ開幕って言われても、東京ドームでやるぜってお預け食らってる客の身としてはやらないでしょって気持ちもあるのが正直なところなんですよね。

楽しみ方次第。今年駆け上がる選手がここから出てくる。

今大会はフェザー級グランプリの査定試合の要素を含んだ試合が組まれていて、今年のRIZINで駆け上がる選手がここから出てくるような気運もあるし、ライト級の2試合は今年のRIZINライト級がどう動いていくのかを占う意味で重要な試合です。

ニューカマーを入れることで物語が動いていくし、箱庭で作っていくスタイルだからこそ、4月以降のRIZINを楽しむ意味で今大会を見ていくのは大切だと思うし、ここを見ておくことで4月以降がより楽しめるとは思います。

ただ今のお客さんは線で見ずに点で見る所があるから、点での仕上がりを突っ込まれるのはわかった上でここは先を見据えて見ておいた方が良い大会だと思います。

選手としてはRIZINで何を求めるのか。1回出て終わりなのか。RIZINに出て何がしたいかも問われるような気がしていて、RIZINに出て何がしたいかが明確な選手が結果的に上にくるような気もしています。RIZNを使って自分が上がっていく意識が大事なのであって、出るだけでは何もならないし、出ても出ただけな気がします。

流石に第一試合から書いていくのもアレなので、格闘技大会としての形を成し始める第5試合から書き始めていこうと思います。でも山本さん対村元さんからのスタートでこれはDEEPの休憩前後のカードなんですよね。でも互いに知っている選手なので僕は楽しみですよ。それでは行ってみましょうか。

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