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未払いから生き抜いてきた青木が今を語ろう。時には昔の話をしようか。

昨夜インスタライブをしていましたら、「RIZINのムサエフが…。」的なコメントが飛び込んできまして、オレは日本団体の関係者じゃねえよって思ったところでありますが、その場で検索して参りまして、ファイトマネーの未払いとは穏やかな話じゃないなと思いつつ、昔を思い出してなんともいえない気持ちになったのであります。

他団体のことは知ったことではなく、野次馬的に見物に行こうにも大会開催がないのでどうしようもなく、東京タワーの下で待ちぼうけするわけであります。東京タワーの下で何かがあるのは7月でしたっけ。トランキーロが過ぎます。

主催者も選手もお互いに言い分はあるとは思うし、言いたいことはたくさんあるかもしれないけれど、互いに試合前に決めたお金を払うしかないと思うんですよね。

思い返してみると僕自身も日本で試合をしていたときは、お金を支払ってもらえなかったり、金がないから今は半分にしてくれとか、思ったように儲からなかったから少し減額してくれとかあったわけです。もちろん大騒ぎするわけですが。心身ともに擦り減る作業であります。2度とやりたくない。

幸いにも僕がお金を回収できたのは僕がその当時のメインキャストだったり、平気で騒ぐ人だという認識があったり、それなりに知恵を持った人だという認識があったからこそお支払い頂けたのであって、運がよかったのだと思います。中心選手でなかったら支払いをもらえなかっただろうと思います。実際にグッズの支払いを貰えなかった選手もいて大変そうでした。みんなもらえました??

格闘技選手は試合に向けて先にコストを掛けて、試合をすることで回収していきましょうって商売なわけですが、試合後に減額されたり、支払い頂けなかったら、それはもう拗れる話であります。

まあ未払いとか減額はあってはならない案件ではあるのですが、日本国内では歴史を振り返っても普通にある話でありまして、これが驚く話ではないのが日本格闘技業界の特殊性であって、これは日本格闘技の問題としてお詫びして直していくべき問題だと思うのです。

ここで我々が仕方がないとか、そういうもんだと言ってしまうと結果的にパワハラというか、悪習が正されないような状況になってしまうと思ってしまうのであります。こればっかしは正していかんといかんよね。

僕の未払いの経験から語る。時には昔の話をしようか。

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