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記事一覧
回収されたビーチボーイズのシングル
Wouldn't It Be Nice (Vocal Only) - The Beach Boys
SUBPOP SP363
ビーチボーイズの発売中止になったSUBPOPのシングルがあった。
音源はGood Vibration BOXに入っていたものだと思うが、フランスのSUBPOPが許認可後回しで発売、でも結局許可が降りずに、たぶん回収されたような話だったと思う。
「素敵じゃないか」のオケを切
84年のジョニ・ミッチェル
Big Yellow Taxi (Live)- Joni Michel & LA Express
7月24日、ニューポート・フォーク・フェスに出演したジョニ・ミッチェルの映像がYoutubeにアップされている。ジョニがニューポートに出るのは53年ぶり、ライブをおこなうのも22年ぶり。彼女、「モルジェロンズ病」という「皮膚の下を虫が這い回っているような感覚を覚える」という奇病に罹患し、15年には脳
君と旅行鞄(トランク) - はちみつぱい
https://youtu.be/OtdWC_7A27E
はちみつぱいがベルウッドからワーパー(エレクトラ)に移ってのシングル。
オリジナルはベルウッドのLP収録「僕の幸せ」。
演奏も詞も違うまったくの別バージョンです。
「〜倖せ」で ♫生きていたんだもの だったのが、♫想い出詰めた旅行鞄と、君は夏の中へ〜になって、死臭がなくなり、長さも半分になったこの曲。48年経ってもまだ手元にある、長い付き
「ブルージーンのヴィーナス」
Venus In Blue Jean - Jimmy Clanton
https://youtu.be/blBKa_Lz354
ナイヤガラーの間では、「風立ちぬ」の元ネタとされている曲。
ジミー・クラントンは「スワンプ系R&Bティーンエイジアイドル」という複雑系なシンガー。1958年にヒットした「Just a Dream」は100万枚売れたそう。ちなみに松田聖子の「風立ちぬ」は54万枚。というか
Pap Pi とアヴァロンとDC5
夜中の3時過ぎにレコードをかける。Dave Clark Five の『American Tour』。まだ聴いていなかった1枚だ。
「おっ! Because はこのアルバムに入っていたのか!?」というくらい、DC5初心者の私だが、4曲目が始まると私の "大滝アンテナ(笑)" に反応があった。それもそのはずで、Aメロがスローなテンポながら「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba 物語」なのだ(まあY
はっぴいえんどは税関を通してカリフォルニア・サウンドを持ち帰った。
Van Dyke Parks - Claig of The Yankee Reaper / Discover America
CM Specialを聴いてて、どこかヴァン・ダイク・パークスの匂いがするといろいろひっぱり出してみたものの、ピンとこない。けど聴きながら文献を漁っていると、例の「さよならアメリカ、さよならニッポン」は大滝さんがギターを爪弾いているのを聞いたVDPが「これはいい、俺にアレ
カナリア諸島のキャロル・キング
達郎「ほんとに “キャロル・キング” だな、って」
詠一「好きなんだ、って?」
達郎「好きなんだなって」
詠一「は~」
達郎「ロンバケ聞いて、1曲2曲3曲目聞いて。あ、大瀧さんてほんとにキャロル・キングが好きなんだなって、あんとき初めてわかったの」
……
上のやりとりは2002年の新春放談から。ここではこんな発言も。
……
達郎「こないだ “キャロル・キング特集” を自分で3週間やってみて何が一番
シャックリ ママさん〜リバプールのバディ・ホリー
1959年2月3日、バディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、J.P."ビッグ・ボッパー" リチャードソンを載せた飛行機がアイオワ州クリアレイク近郊に墜落した。この日は「ロックンロールが死んだ日」と呼ばれる。
ビートルズをはじめ多くのロックミュージシャンに影響を与えた(ビートルズの名前は彼のバックバンド "クリケッツ" にちなんで昆虫名にした)バディ・ホリーは、大滝さんも意識的にリスペクトしている。
恋するカレン - マン=ウェイルと歌謡曲
ロンバケ(A Long Vacation)が40年経っても色褪せないのは、このアルバムが日本人の琴線に触れる歌謡曲集であることが理由かも知れない。大滝さんご本人も、このアルバムを「青春歌謡」と呼んでいる。
「80年代、これまでやってなかったところの歌謡をやってみたんだけれども。その時に何なんだろうと思ったんだよ。歌謡に対するある種のコンプレックスみたいな…。俺が、というより周り全体ね。そうせざるを
Back To アメリカン・ポップ
クレージーケンバンドの横山剣が会った時、大滝さんの乗っていたクルマはキャデラックのフリートウッド・ブロアムだったそうだ。
それで、というわけではないだろうが、大滝さんがお気に入りだった(と推測される)フリードウッズは1950年代末の男性1人、女性2人のコーラスグループ。
1981年の『NHKサウンド・オブ・ポップス』で大滝さんは「Mr. Blue」「Come Softly To Me」を山下達郎と