【44】生への憧れ。
ポーちゃんとチェルちゃん、
我が家の小学生チーム2人は
きゅうりが大の苦手である。
わたしが
ポテトサラダのきゅうりを
スライスしてるだけで
鼻をつまみながらテレビを見ている2人。
そんなポーちゃんは
週末家族のマイちゃんに
こんなことを言った。
『ねー!同じクラスの○○君ね、
きゅうりを生で食べれるんだって!
すごくない???』
『いや、だいたい、
きゅうりって生だよ。』
マイちゃんは冷静に答えていた。
そんなポーちゃんは
今度は、私に
『生ハムが食べてみたい!』
と言ってきた。
もともと私は生ハムが好きなので
買ってあげて、すぐサラダにした。
お皿に取り分けて
いざ食す。
……………無理。
うん、そうでしょうね。
なんとなく分かってはいたよ。
生への憧れと
生へのハードルの高さ。
そうして大人になっていくんだね。
私も小さい頃
無性にイカの塩辛食べたかったなぁ。
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