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2022年9月ライブ記録(SKY-HI/ケバブス/エルレ/ユニゾン)

47. 09/01 SKY-HI HALL TOUR 2022-超・八面六臂@国際フォーラムA

こちらにまとめました。

48. 09/06 THE SUN ALSO RISES(フルカワユタカ/THE KEBABS) vol.152@F.A.D YOKOHAMA

1月のフルカワさんと佐々木の弾き語り対バン、4月のTHE KEBABSワンマン、そしてこの日のフルカワユタカバンドとTHE KEBABSの対バン(全てF.A.D YOKOHAMAにて開催)で、3部作が終わったような満足感がありました。最初の弾き語り対バンで、「スターバンド(またはドーパン)と対バンしたい」って佐々木が言っていたのですが、本当に実現して最高。

F.A.Dの看板、いかすぅ!

久しぶりに整理番号が2桁だったので、いつも新井さん側に行く私ですが、気まぐれに田淵側に行ってみようかな(混んでるから積極的に行きたくない)と思ったけど、やっぱりそこそこ混んでたので退散。上手のはじっこの最前が空いていたのでそこへ。まさか最前取れるとは思わなくて、しかも立ち位置指定がなかったので、ライブハウスでこの感じは久しぶりだぞ…と興奮。スピーカー前なので、チューニングの時から音のでかさが懐かしくて。BGMがFoo Fighters祭りで、開演待ちもテンション上がりました。あーライブハウス愛してる。

◆THE KEBABS◆

まずは弟分から。佐々木が「フルカワユタカです、よろしくどうぞ!」ってぶちかましていました。たまに「ユタちゃん」呼びしてたのもツボ。

それにしても新井さんのギターが近いのです。こんな至近距離で新井さん見るの初めてかも、と思うと頭が真っ白になってしまいました。ヒトリエとの対バンの時も2列目ぐらいで近くてギターに釘付けになったけど、F.A.Dはステージが低いので本当に近い。ギター弾く手元の迫力に、「タッピングすげぇ…これがあのモーニングルーティン(「ケバブスの日」24時間配信にて披露)のたまものか…」と思うと呼吸も瞬きするのももったいないぐらい見入ってしまいました。

ステージが近すぎると、ワンシーン、ワンシーンが切り取られて連続で記憶されることが多い。照明が反射して、汗が飛び散る様子がキラキラして綺麗で、なんて美しい光景なんだろうって。新井さんのメガネが薄曇りしているのまで確認できました。

その向こうでひたすらぶちかましている浩之さんがいて、佐々木や田淵がウロウロしていて。全然目が足りない。田淵が新井さん側に疾風のように駆け寄ってきた時は、汗が飛んで来たような錯覚さえしました。こんな近くで田淵の躍動感に触れたのはいつぶりだろう。私は田淵の躍動感が好き。心から感動するので。バンドマンがステージでキラキラしている瞬間、芸術作品を見ているみたいな尊さを感じます。この感覚、懐かしい。絶対にライブハウスでしか味わえない。

あと位置的に浩之さんとめっちゃ目が合って面白かったです。ドラムの人って、フロントに比べてお客さんに見られてないと思っているのか、たまに目が合うと「オレ?」みたいな表情をする傾向にある気がしてみんなかわかわ(笑)(私調べ)。

「チェンソーだ! 」の佐々木ラップってつくづくすごい。ああいうラップできるのは、佐々木しかいないのではと思います。たくさんのラッパーを知っているわけではないけれど、語尾で裏返るあの気持ちいい感じを出せるのは唯一無二な気がして、いつも聞き惚れます。

ケバブスの日で即興で作った「ゴールデンキウイ」と「かわかわ」が披露されました。単純な曲なのに、両方ともやたらと耳に残る。「かわかわ」はどこかブルーハーツみたいなにおいを感じます。「みんなのうた」にもなりそう。
とってもキュートな「かわかわ」から、これまた可愛らしい「夢がいっぱい」の流れが好きだったな。

「恐竜あらわる」の間奏で、新井さんが超絶ギターソロを繰り出している時に、佐々木が「フルカワさーん!見なくていいの!?」と、楽屋に呼びに行くというハプニングが。スターは「今じゃない」って言っていたそうで、来なかったけど(笑)

佐々木がたびたび、1月のフルカワさんとの対バン(遊びに来た新井さんが飛び入りで佐々木と「ラビュラ」披露)で、新井さんがスターに向かって「ギター上手くなったっすね」と冗談交りに発言したこと(いつものじゃれあい)をネタにしているけど、この日も佐々木が「フルカワくん、ギター上手くなったね(偉そうに)(もちろん盛ってる)」と新井さんの真似をしていじっていて、新井さんが「そんな言い方はしてない💦」って弁解しているのがもう面白くて(笑)

「恐竜あらわる」の超絶速弾きも好きですが、「ラビュラ」のじんわり胸に響くギターや、「夢がいっぱい」の軽やかでときめくギターリフも大好き。新井さん、速弾きは求められるから自分の使命だと感じているところがあるようで、プロフェッショナルだなぁと思います。でもみんな速弾き以外もかっこ良くて好きだと思っているよね。

久しぶりに「あと3曲で終わる」を聞けてテンションアップ。古き良きロックンロール好き。「THE KEBABSのテーマ」が来るともうラストだなって寂しく思っちゃうんだけど、そこから「てんとう虫の夏」が来て大興奮。これは好きな流れ。確かこの曲だったと思うんだけど、田淵と新井さんがスターの真似して足グーパー、って向かい合って遊んでいて微笑ましかったです。

THE KEBABS公式Twitterより

◆フルカワユタカ(BAND SET)◆

3人編成。サポートベースの方(雲丹亀卓人さん)、どこかで見たことあると思ったら、 Awesome City Clubのライブで見たんだ。

休止前のDOPING PANDA時代は人並みぐらいにはイベントやフェスでライブを見ていましたが、ソロのバンド編成を生で見るのは初めて(音楽番組やファニコンの配信では見ていました)。

ぎゅっとしたライブハウス、最高だねとスターが嬉しそうでした。ほんと、こんな感じのライブハウス、久しぶりで嬉しいよね。
亮介は俺に気を使ってくれて良い男だ、と。しかし「クソプードル野郎、今日は俺をいじり倒して、手遅れなんだよ、レイトハンドなんだよ!」って新井さんを毒づいていて(可愛がっていて)笑いました。レイトハンド(笑)

1月の弾き語りで聞いた楽曲、♪モータサイクルで~(「僕はこう語った」)が好きでとても耳に残っていたのですが、バンド編成になるとこんな迫力が!という驚きと感動がありました。やっぱりギター上手くて聞き入るし、知らない曲も勝手に身体が踊り出してしまう楽しさ。
バンアパ原さんとのコラボ曲(「ドナルドとウォルター」)も大好き。ギターリフが気持ち良過ぎる。

弟分が、頭から最後までやんちゃに駆け抜けたのに対して、兄貴分は、少しずつギアを入れていき、クライマックスに持って行った感じがしました。ライブ運びが大人。

そうそう、途中で佐々木がこっそりステージに入ってきて、体育座りでしばらくスターのライブ見てたのが子供みたいで可愛かったです。

最後に、フルカワユタカバンド+新井さん(元サポートメンバー)feat.佐々木亮介で、スターの「too young to die」をセッション。スターと一緒にやってる新井さん、はにかんでいて従順なワンコみたい(笑)そりゃやっぱり「一番カワイイのはプードル」って言われるよ。気づいたら、ステージ後ろに浩之さんと田淵もいてノリノリですごく良い光景だったなぁ。対バンの醍醐味。

スターが、キング(浩之さん/元サポメン)もまた一緒にやりたい、そして「田淵くんを新たな弟に迎え入れます」と。おお(笑)「田淵くんは僕のライブを見に来てくれているみたいで」と言っていたけど、こっそり行くところがさすが田淵っぽい。

バンドの関係性が色濃く反映される対バンは大好き。スターのファンが、ケバブスを褒めてくれているのも嬉しかったです。スターのファンは大人が多いから、初めて見るケバブスのことを「手練だ」ってわかってくれる。どっちも好きっていうファンが多いと思うので、定期開催に大賛成。

49. 09/07 THE KEBABS 常勝@渋谷クアトロ

昨日もケバブス、今日もケバブス(振替公演)。「常勝」ツアーもいよいよファイナル。お疲れさま。メンバーのスケジュールの空いているところでやってるから、公演数はさほど多くないけど、長丁場のツアーだった印象です。

・昨日とうって変わって遠目からの観覧になったけれど、ケバブスはある程度の距離から4人をいっぺんに視界に入れて見るのが一番しっくり来るな。運悪く、モジャモジャ頭の人が重なって、新井さんが見えないことが多かったけど、昨日あれだけ近かったのだから…と妄想で補いました。「デニーロ」で、新井さんが田淵をステージ下手まで攻めてたの珍しかったな。

・そうそう、名古屋で聞いてかっこいいなと思っていた、新井さんの二重に聞こえるようなギターエフェクト、今日は「常勝アミーゴ」で使っているのが認識できました。みょいーんみょいーん(わかりづら)っていう響きが快感。

・今日も今日とて新井さんの「恐竜あらわる」ギターがど迫力。なんだか恐竜がいなないてるようなイメージさえある。恐竜が鳴くのか知らないけど。♪うぉぉぉ~~~んっていう。ワンコとか狼っぽくもある。あと、ワウワウミャウミャウしてる時は猫。新井さんのギターは、「動物が鳴いてるのかな」って感じることがあります。野生みと愛くるしさ溢れるギター(超主観)。

・「ジャンケンはグー」では、クアトロのミラーボールがキラキラ回っていて思わず笑顔になっちゃう光景でした。昨日はジャンケンやらなかったから嬉しい。ケバブスやっぱりこういう曲もあった方が楽しいなぁ。

・「サマバケ」では、名古屋の時と同じく、田淵の口笛から浩之さんがカットインして来て、田淵が「うぉ!?」って大げさに驚くまでがワンセットで笑っちゃう。「サマバケ」から「ラビュラ」の流れが好きでした。真夏のお祭り騒ぎから、夏の終わりの寂しさ切なさが感じられる。

・「ゴールデンキウイ」が相変わらずツボですが、照明も♪ゴールデン♪キーウイに合わせて緑色だったことに気づいてにんまり。

THE KEBABS公式Twitterより

こうして見ると好みなセトリ。「かわかわ」から「メリージェーン知らない」に行くのも好きだし、そこから「夢がいっぱい」なのも好み。

・「メリージェーン」は、新井さんの疾走感のあるコミカルな曲調に、田淵の独特で純粋な視点の歌詞の組み合わせが魅力的で、ケバブスの中でもユニークだなと思っていて超お気に入り。子供が遊園地で大はしゃぎしているような賑やかさ。
田淵も佐々木も、本家のバンドではありえないシンプルで子供みたいな歌詞を書いてるのが面白くて、だからこそ純粋にストレートに胸に響くのかなと思います。

・アンコールは、「友達の歌」「ジャキジャキハート」「うれしいきもち」でした。
「友達の歌」のサビで「元気でいてくれ」って、力いっぱい歌う田淵の声がやたらと真っすぐで好きだし、新井さんのエモーショナルのギターも好き。あとやっぱり「うれしいきもち」が締めって幸福感に包まれるから良いですね。

・「常勝」ツアーは何公演参加したのかなと思って数えたら、1月の柏、4月の横浜、7月の名古屋、9月の渋谷で4公演でした。柏と名古屋が思い出深いな。柏、帰りの電車の中で感動で涙が止まらなくなっちゃってびっくり(情緒不安定)。ライブでこんな気持ちになったのは初めてでした。ケバブス尊い。

渋谷クアトロは自力でチケット取れませんでした。「必死」ツアーは大きめの豊洲で開催してくれて良かったです。容易な完売を見込めなくても、大きめのところでやってくれるの優しい。ケバブスのチケットが取りにくくなっちゃったら寂しいな。


◆「THE KEBABSの日」の配信について

メンバーの意外な一面が垣間見えた気がしたのが面白かったです。佐々木って何でもできてコンプレックスなんてないイメージが勝手にあったけど、そうじゃない面もあるのかもなとか、新井さんの想像以上にストイックな部分を覗けたり、君は何がそんなに楽しいのかい?ってぐらい終始ほろ酔いご機嫌で質問に答える田淵の姿、ノープランで配信始めちゃう浩之さんの大物具合など。

24時間追いかけるの大変だったけど(見れてない時間帯もあった)、ケバブスはこちらの想像を越えることをして楽しませてくれる(そしてそれ以上に彼らも楽しんでいる)から好き。

50. 09/09 BAND OF FOUR -四節棍-@ぴあアリーナMM

ELLEGARDEN/10-FEET/BRAHMAN/マキシマム ザ ホルモン

・まずチケットが自力で当たったことにたまげたよ。キャパが大きく、本人確認あり(1人1回応募)という事情のお陰もあると思いますが、3年ぶりにエルレのライブを見ることができるのが嬉しくて信じられなくて。10-FEETもホルモンも、ライブを見るの相当久しぶりで楽しみ。

・4バンドにふさわしく、音圧がとにかくでかくて快感なイベントでした。リハの時から、すごい音だなと(友達と会話ができないほど)思っていましたが、ぴあアリーナクラスでライブハウスかと錯覚するような音の迫力が気持ち良くてトリップ。

・ナナイロ(アジカン、エルレ、テナー)の時は、明らかにエルレにしか興味ないな、っていう客が少なくないと感じて複雑だったのですが、この日はむしろエルレの時だけ着席で見ている人もいたし、着用グッズ見てもバラエティーに富んでいたので、お客さんの雰囲気も良かったなぁ。

・1番手を名乗り出てくれた10-FEET、コミカルなコントみたいなMCを挟みつつも、ガッツリ盛り上げるところはさすが。「CHERRY BLOSSOM」を聞けるとは思わず(やはり今でも人気定番曲なのね)、久しぶりにタオル投げてワイワイ楽しみました。

・OAUはけっこうライブ見る機会が多いのですが、BRAHMANは久しぶり。最近はライブ中にMCをしているようなイメージもあったのですが、MCなしで駆け抜けるストイックな構成にめちゃくちゃ痺れました。映像をライブに取り入れていて(ホール回るようになってからの試みのようですね)、それが曲の世界観にぴったり合っていたのも魅力的で。終わり方(トシロウさんの「絶唱」)も圧倒されますね。ドラマチック。

「今夜」で、細美さんが途中から登場してトシロウさんとデュエットを(定番)。わーん!細美さん会いたかったよぅ!と思ったら、涙がぶわーっと溢れて来てしまいました。

・ホルモンのライブも思い出せないぐらい久しぶりだったけど、やっぱり長く続くバンドは明確な理由があると言うか、それぞれのライブのスタイル、信念が色濃く反映していて、すごく説得力を感じてかっこ良かったです。

・エルレは、まさかアンコールで新曲が聞けるとは思わず、意外でした。確かに絶賛アルバム制作中だから、可能性はあったわけだけど、そんなことまで頭が及ばず。しかも、思っていたよりもずっと好きなタイプの曲だったので、嬉しいというか安心するというか、しっくり来たので、これからのエルレもすごーく楽しみになりました。

詳しくはこちらに書いています。

51. 09/23 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@ザ・ヒロサワ・シティ会館

この日はReiちゃんのイベント「Reiny Friday」と重なっていて、先にユニゾンのチケットを取っていたんだけど、既にたくさんツアーを見てお腹いっぱいだからどうしようか迷っていました。
でも茨城に遊びに行きたい(サザコーヒーの勝田本店とアクアワールド大洗水族館に行きたかった)し、Reiちゃんは配信もすることになったのでユニゾンに行くことに。

・ヒロサワ・シティって初めてだなって思っていたら、見覚えのある道で、調べたら6年前にユニゾンで来ていました。その時は県民文化センターという名前だったから気づかず。
席は1階の後ろの方だったけど、2階がないので比較的後方の傾斜がきつく、センターだったので良い景色でした。ただ、前がでかい男の人で詰んだ…と絶望したけど、隣の席に人が来なかったので命拾い。ホールは本当に座席運による。ライブハウスは視界が悪ければ移動すれば良いだけなので。

・8/31の川口から少し間が空いたので、久しぶりだなーと思いつつ、でもやっぱりこのツアーのセトリは好きだなとしみじみ。あまり好きとか嫌いとか感じない曲も入っているけど、でもライブで聞くとやっぱりかっこいいので、良さを知る。

・流れが良いせいなのか、曲終わりで「次はこの曲だよね」と身体が覚えている。ユニゾンは曲の繋ぎが気持ちが良いせいか、特に各ツアーでお気に入りの流れがあると、日常で曲を聞いている時でも、「この曲の次はあの曲の印象が強いな」って思うことがよくあります。

・「harmonized finale」で3人の影を見ていて、影だけを見ていても彼らそのものだなぁと当たり前のことが今さら愉快に感じる。宏介のマイクに向かう姿勢、田淵のスライドする手、貴雄のフルフルしてる頭。演奏している最中の彼らの特徴がデフォルメされるのが面白い。

・今日も「箱庭ロック・ショー」は最高だなとテンション上がったり、「Silent Libre Mirage」のイントロでシャンシャンなる鈴の音が好きだなと思ったり、「fake town baby」のボーカルソロで照明が十字になるのが神々しいなと思ったり、「5分後のスターダスト」の間奏の爆発力がたまらないなと思ったりするのはいつものこと。

・ドラムソロは、やっぱりネタがない方がかっこいいですね。宏介のギターは、いつものリフにちょっとだけアレンジが加わったりもしていました。
ベースだけお休みなのは何故。と言うよりは、ドラムソロにギターが加わったパターンが珍しいのか。次の「ワールドワイド・スーパーガール」にナチュラルに移行したいという意図ありきで、ギターも参加することになったのかな。お陰であまりにも次の曲が予想しやすかったですね。どんな話し合いがあって、ライブの流れを作っていくのかな。妄想するのも面白い。

・「kaleido proud fiesta」でユニゾンのロゴが下りてくるのが、久しぶりにちょうどいいスピードだなぁと感じました。会場によって、「えっ速過ぎん?w」って思ったことがあります。なるべくゆっくり下りてきた方が、重みが増してかっこいい。こればかりは会場設備によるので調整できないでしょうけど。

・この日、ライブ前に無駄に歩き回った(アクアワールド大洗付近で、バス渋滞にはまるのが怖くて50分歩いた)ので、ライブ中に疲れてしまって「座りたい」という情けない事態に。田淵は相変わらず元気だなぁと思ったけど、それでも「fake town baby」イントロでのいつもの動き(上手へ駆け抜ける)がすごく重そうに見えたので、年々やっぱりきつくなるよね…と思いました(笑)

・楽しかったんだけど、遠目で見るとやっぱり演出のこと中心に見てしまう。それはそれで良いんだけど、演出と曲の組み合わせの感動よりも、演奏している人の表情とか息遣いを目の当たりにして感動するのが好きだし、それがロックバンドのライブの醍醐味だと思っているので、やっぱりライブハウスがすごく恋しいなと思ってしまいます。

6年前、「プログラムcontinued」ツアーで茨城県立県民文化センター(現ヒロサワ・シティ)に行った時の私のツイートを見つけました。
この時もユニゾンにはホールの演出なくてもいい、って言ってるのウケる。結局、ユニゾンに限らずロックバンドはやっぱりライブハウスで見たいんだよなぁ。

52. 09/27 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@東京ガーデンシアター

そこはかとなくファイナルらしい熱量もありつつ、とは言え通常運転でもあり、ユニゾンらしいツアーファイナルでした。

・ファイナルらしい特筆すべきは、「オリオンをなぞる」でミラーボールが3つに増えていたことですかね。会場が最大級(8000人)だからなのだろう。「うわ、3つになってるwww」って思ってめちゃくちゃ面白かったです。会場が大きいので、眩しすぎるということもなく、ちょうど良い塩梅。

・東京ガーデンシアターは新しくて設備も豪華なので、照明がとても綺麗。初めての第1バルコニー(3階)のセンターだったので、非常に見やすかったです。私がFCで取ると、ほぼほぼ第2バルコニー(4階)になるのよ。ライブハウスの2階から見てるような感覚でした。憧れの第1バルコニーありがとう。そんな位置からツアーをおさらいできて感無量です。

・貴雄のテンションが高く、「ワールドワイド・スーパーガール」の大サビ前の巻き舌(とぅるるるるるーーーー)で訳がわからなくなったのか、「Yeah!」の後がズレてグダグダになっていて、すぐ元に戻れなかったのがレアでした。前にも似たようなことがあったような気がします。この曲、テンション上がっちゃうからね。

・いつもと変わらない感じはありつつ、貴雄はこの通りテンション高めだったし(「場違い」の時も雄叫びがすごかった)、田淵も広いステージを走り回っていて、前回私が参加した水戸よりだいぶ元気だなぁと思ったり、宏介のボーカルも感情がこもっているなぁと感じたりしました。

・アンコールラストの「場違いハミングバード」で、赤・緑の照明やスモークに包まれるステージと、バンドの研ぎ澄まされたアンサンブルがこの上なくマッチしていて、美しい絵画を見ているような気持ちに。
ロックバンドは芸術でもあるなー。全ての調和が取れていて感動する。そう思うロックバンドはユニゾンだけかもしれません。唯一無二の芸術に触れたと思えるツアーでした。

ツアーで記憶に残ったベスト10はこちら。


友人から、今度のライブハウスツアーの横浜のチケットを譲ってもらった話を聞いたのですが、「2日間どっちの日が希望?」「1階?2階?」「条件として沖縄も引き取ってもらえる?」と言われたそうです。
私は自名義で1つも当たっていないのに、抱えている人は業者みたいに抱えてるんだなーって思うと、1つも当たらず残念に思っている自分が心底バカバカしくなって来ちゃったよ。

業者なみに抱える人は、それだけユニゾンが好きで好きでたまらなくて熱意と労力をかけているのだろうから当然の権利だと思います。違法なわけじゃないし。知らんけど。
私は色んなバンドが好きなのでユニゾンだけに労力をかけるのは無理だし、マイルールとして嫌だし、チケットが取れないことで気分が害されるのは幸せではないと感じています。ユニゾンの音楽とライブが大好きなのは何一つ変わらないけど、付き合い方を変えるのが得策なんだろう。

私はくるりやストレイテナーが15年以上好きだけど、ツアーもだいたい1か所ぐらいしか行かないし、遠征もほぼしないし(昔はしていました)、時に行かないこともあります。でも新譜は必ずチェックするし、好きな気持ちは全く変わらない。ユニゾンのファンになって6年ぐらい経つだろうか。私にとってユニゾンもそういう付き合い方になる時期なんだなと感じています。

ユニゾンのファンになってからずっと思っているけど、色んな意味で熱心な人が多い。私が今まで好きになってきたバンドのファン(色んなバンドに興味がある)と傾向が違うと感じています。アニソンから人気に火が付いたからなのか、理由はわからないけど。ほぼユニゾンのライブしか行かない、という人の割合がすごく多い気がするので、チケットを抱え込む人がいるのも当然だろうな。

XIIXも似た傾向ですね。今度のツアー、私は1択で渋谷を申し込んだのに外れてショックだったのですが、SNSには大量に「渋谷譲ります」と溢れていて、まあそういうファン層だよな、と納得しました。宏介は、「ユニゾンのファンの中だけでやるつもりはない」って言ってたけど、ライブ見てみたいなと軽く思った人がチケット取れなかったら、状況は変わらないだろうなと思います(渋谷と福岡以外は余っていますが)。

田淵が口酸っぱく「対バンライブは良い」って、対バンライブの魅力を伝えようとしているのも、そういう傾向があるからなのだろうか。ワンマンは取れないけど、対バンは取りやすかったりするから、対バンには興味がない人も多いのかもしれないですね。XIIXも対バンは余裕で取れますし。

知り合いで、FC入っておらず様々なバンドのライブを見に行く人が、「ユニゾンのチケットが取りにくくなっている」と言っていました。私も肌感覚でそう感じる。田淵が、「ライブに来る人が減った」って前に言っていたけど、もちろん数字に表れているから根拠はあるんだろうけど、チケットを取る立場からすると、全然そんなこと思えないです(主にワンマンの東京公演に限ったことだとは思いますが)。

国民的バンド(ミスチルとかスピッツとか)でチケット取れないのはともかく(まあどこの界隈も抱えてる奴らはいるんだろうけど)、熱心な一部のファンの間でチケットが回っていると思うと、そこで疲弊している自分が本当にアホらしいのですよ。何がイヤって、そんな自分が一番イヤ。
運営にできることにも限界があるのはわかるし、手っ取り早い解決方法としては、自分が距離を取るのがベストなので、今後はユニゾンのツアー参加について重々吟味しようと改めて強く誓いました。

バンドにとっても、私みたいに不満を言う気まぐれなファンなんかより(しかもグッズもあまり買わない)、文句ひとつ言わず粛々と熱意をかけてチケットを確保してたくさんお金を落としてくれるファンを大切にすべきでしょうしね(私がバンドの立場だったら、「気にくわないなら来なくていいよ」と思う)。

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