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いやいやがくえん #79 成熟優位説!?

不登校の娘とのホームスクーリングの記録。
毎日のオンライン学習と、何か自分が学びたいことをひとつ以上、が目標。ここでは主に、「自分が学びたいこと」について取り組んだことを記録していきたいと思う。

今日やったこと。

・自転車の練習

昨日ちょっとコツを掴んだようで、今日も自転車をやりたいという娘。私もいろいろやりたいことはあったけど、このタイミングを逃してはいけないと思い、今日も路上教習へ。今日は近くの川の河原で。

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本人のやる気と、いいお天気と、走りやすい道路のおかげか、ようやく乗れるようになりました!

自転車の練習は結構長いことやっていて、補助輪を外してからもう2年くらい経つけど、極度の怖がりである娘の練習方法はとても独特。後ろから押してあげて途中で手を離すなんてとんでもない。ネットでいろんな方法を調べたりもしたけど、結局は自分が納得のいく方法でコツコツと。

その辺は赤ちゃんの頃から本当に変わらず、寝返りもハイハイも絶対にしなかった。娘の場合「できない」というのではなく、まだほんの赤ちゃんながら「絶対にしない」という強い意志を感じた。だから普通の子よりも時間はかかったけど、ちゃんとおすわりもできるようになり、歩くこともできるようになった。5歳違いのユニークな息子を育てていたこともあったし、私もわりとのんきな方なので、まあいつかは歩くだろう、くらいに構えていた。自転車の練習を見てるとその頃のことを思い出す。

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ところで先日、精神保健福祉士の国家試験を受けて無事合格しました。資格を取ったからといってすぐに専門家になれるわけでもないけど、教科によっては興味深いものもたくさんあり、それはそれで身についたことも少しはあるのかなと思う。その時の勉強で「成熟優位説」という考えを知った。

 成熟優位説とは、Gesell,A.L(ゲゼル)が提唱した説であり、「人は適切な成熟を待たなければ、教育や訓練の効果はない」という考えです。
 ゲゼルは、「一卵性双生児」の実験を行い、双生児に対して、1人には階段のぼりの訓練をさせて経験の比較実験を行いました。その結果、訓練をさせた子は一時的に良い成績を残しましたが、一定期間を過ぎると双子の差が無くなくなった事から、学習には必要条件があり、ある程度の内的な成熟段階に達していることが必要であることを提唱しました。
 ゲゼルの成熟優位説では、その成熟段階に達していることを「レディネス(学習準備性)」と呼びます。

「レディネス(学習準備性)」とは。。。

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2人のユニークな子どもたちを育てたり、放課後等デイサービスの仕事でいろんなユニークな子どもたちに出会ったおかげで、これは感覚としてはずっとそうだと思ってきたことだけど、ちゃんと心理学の学説として定義されると、なかなか説得力がある。この年齢だからこれができないと、とか、このくらいはできるだろう、みたいなのは一つの目安でしかなくて、そこから外れる人たちは結構いっぱいいるんじゃないかと思う。

子どもひとりひとりに、身につけるべきタイミングや学習するにふさわしい適齢期というのがあるので、40人もの子どもたちが一斉に学習する学校のやり方には無理があって当然。できるとかできないとかじゃなく、今はその時期じゃない、というだけのこと。興味があって身につけたいと思うものがあるなら、そのタイミングを逃さずに身につけさせてあげたいなと思う。

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写真は、そこらへんの花シリーズ。今は利休梅が満開。

資格の活用方法はまだ具体的には決まっていないけど、踊る精神保健福祉士として自分に何ができるのか、もう少しじっくり考えたいと思います。


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