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なぜ僕はWBCに熱狂できないのか。

3/22日
WBC準決勝で日本は、メキシコにサヨナラ勝ちしました。
こういうイベントにはよく見られるのですが、普段は野球にまったく興味ないような人まで熱狂して観戦しているようです。

日本を代表して世界と伍して戦っているので「ニッポン頑張れ!!」って気持ちなのでしょう。

僕自身もそういう気持ちは多少分かります。
しかし、日本代表の野球チームがが勝ったからって、応援している側に関係ないといえば関係ありません。
ではこの感情移入の気持ちは一体何なのでしょうか。

・なぜ日本に感情移入してしまうのか
国を代表する戦いに感情移入できる気持ちは「社会的アイデンティティ理論」と呼ばれる現象と関係があります。

この理論によると、人々は自分が所属する集団(国、地域、学校、会社など)の一員であることに強いアイデンティティを持っており、その集団が好ましい状態にあるときは自分自身も満足感を感じる傾向があります。また、自分が所属する集団の代表としての活躍に共感したり、自分が一員である集団のために何かをすることによって自己評価が上がるという現象が観察されます。

WBCにおいては、参加国の代表選手が自国を代表して戦うことになります。そのため、自分が所属する国の代表として戦う選手たちの戦いに感情移入し、自分自身も満足感を感じる傾向があると考えられます。また、自国の代表チームが優勝することで、自分が所属する国が好ましい状態にあるという感覚を持つことができるため、その勝利に共感することができます。

このように、社会的アイデンティティ理論に基づいて、WBCにおいては自分が所属する国の代表選手たちの戦いに感情移入し、自己評価を高めることができるため、野球に興味がない人でも熱狂することができるのです。

・熱狂しやすい人
自分が所属する集団のアイデンティティに強く結びついている人ほど、その集団の代表としての活躍や勝利に共感する傾向があるとされています。つまり、自分が所属する集団に愛着を持っている人ほど、WBCのような国際大会において、自国代表チームに感情移入し、熱狂する可能性が高いと言えます。

自分が日本人であることが、自己のアイデンティティと深く結びついている人ほど国を代表する戦いに熱狂しやすいということでしょう。

僕自身のことを振り返って考えてた場合、周囲の人と価値観的に溶け込めていない感じが常に少しするし、隙あらば同質化を求めてくる日本社会に違和感をもっている部分もあるので
日本社会にさほど愛着を抱いてないのでしょうか。だから、周りの人が熱狂してても「お、おう・・・よかったね!」みたいな感じになるのでしょう。

しかし、愛国心はわりとあるので、ここのところはどうなのでしょう。
自己のアイデンティティを国に重ねることと、国を尊ぶ気持ちとは別のものなのでしょうか。

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