見出し画像

ブックサンタしてきました

ブックサンタとは、ざっくりいうと、大変な境遇のお子さんのとこに行くサンタさんのスポンサーになれるよーみたいな取り組みです。

連携している本屋さんで本を選び、レジで「ブックサンタお願いします」的なことを言って選んだ本の代金を払ったら、そのまま本を預かってくれます。本は本屋さんからサンタさんの手に渡り、サンタさんから子供たちの元へ届けられるシステムになっています。

(詳しくはWEBへ。もとい公式サイトをご参照ください)

こういうチャリティー的なことって、いつも二の足を踏んでしまうんです。

少額すぎるかなとか、もっと困ってる人がおるんやないかなとか、日頃から意識していかないとダメやない?とか、結局エゴやん、みたいに考える自分がいて。

でも、ブックサンタは2年前くらい?に知った時から毎年(って言ってもまだ3回目とかやけど)ちょっとやけど参加させてもらってます。

なぜなら、これはもう僕にとって100%、完全に、エゴだからです。

好きな本屋さん好きな作家さんを微力ながら応援したい、というエゴ。に、おまけ的にどこかの子供の小さなハッピーがついてくる、みたいなイメージというか。なんか上手く言えないけど、とにかく他の寄付みたいなことより、ハードルが低く感じるんです。個人的に。

言わずもがな、これは僕個人の心持ちの話であって、運営されている人や僕以外の参加されている人たちは、それぞれもっとちゃんとした想いや志があるのだと思います。けど僕みたいななんの志もないやつでも、少しだけどお役に立てるよって話です。

で、毎年楽しく、けどけっこう悩みながら、本を選ばせてもらっています。

自分が何度も本に救われてきたから、そのようなことを考えてしまいがちだけど、でもそんなのなーんにも関係なく、ただただ楽しんでもらえたら嬉しいなーって思いながら選ぶようにしています。

これまでは、わりと王道というか名作というか、そういったラインナップから選んでたんですが、今年は新しい本の中から選びました。

というのも、Xやったかなんやったかで「大人からしたら名作やけど、子供からしたら古いって思うこともある。から新しいのが喜ばれることも」てきな、思いっきりうろ覚えですが、そんな感じのことを読んで、なるほどなと思ったからです。

もちろん名作には名作の良さや、それを選ぶときに込められた想いがあって、それはそれでありやと思うし、僕も去年おととしとかはそうしてきたのですが。

で、新しいのから選ぼうと思って、今年読んで好きだった『ノウイットオール』『成瀬は天下を取りにいく』をまず手に取りました。

この2冊は、自分が中高生の時に読んでも楽しめたんじゃないかなと思って。『ノウイットオール』は仕掛けにテンション上がって誰かにおすすめしただろうし、『成瀬は天下を取りにいく』はめちゃくちゃ成瀬に憧れただろうなー。なんてifをイメージしながら。

で、もうすこし小さき人へも何か、と思って、ただその年代に刺さるものがわからず、いやでもゾロリ先生は間違いなかろうと、元子供として「かいけつゾロリ」の最新作を選びました。

あれがいいかな、これがいいかな、って選んでる時間がほんとに楽しくて、毎年ただただ楽しく参加させてもらってます。

自分が楽しいことが結果、すこーしだけど本屋さんや作家さんの応援になって、さらにどこかの子供のささやかな楽しみにも繋がるなんて、ありがたいことだなあと思います。

寄付しました!!!みたいな感じになっちゃうと嫌というか、なんか違うなと思ったんですが、個人的にとても好きな取り組みなので紹介させていただきました。

Happy holidays.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?