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人生しんどいなら、この作品を見て救われてくれ(受験お疲れ様でした)

人生ってしんどいですね。山ばっかりだとそれが自分にとっての普通になるので人生が平坦でつまらなくなるけど、だからといってクソでかい谷が欲しいわけじゃない。何事にも適度な緩急やバランスが必要だと常々感じます。

それはともかく、

受験生のみなさん、入試や国試お疲れ様でした!今年の入試はいろんな意味で波乱万丈でしたね…本当に大変だったと思います。

納得のいく結果になったかはともかく、しんどい地獄のような1年を耐え忍んだことこそが大切だと思うので是非はっちゃけて遊んじゃってください!イエ~~~!!


かく言う私も、受験シーズンにコロナ禍のビッグウェーブ到来&最後のセンター試験の荒波に大破転覆した身なので(第一志望は倍率が見たこともない数字に跳ね上がり(マジのマジにびっくりした)、第二志望は二次試験中止になってセンターの結果のみで合否が判明。なんてこった…)どうしようもない挫折やら報われない努力やら経験したつもりです。

結局、志望校には落ちてササっと選んだ私立の大学に在学中なのですが(浪人はできなかった。受験勉強を通して自分の限界を感じたし、あと1年あれが続くなんて耐えられない…)こっちのほうが良かったのかもしれないなーなんて思っちゃってます。医療系なので取れる資格も同じですし、なんなら1個増えちゃって勉強大変になりそうなんですけど志望校に落ちたらそうなるとあえて選んだので後悔はないです。これから忙しくなると思いますが自分で選んだ道かつ今のんきできる分文句はないです。


そういうわけで、私が受験期やその後救われた作品を紹介させてください!!(前置きが長くてごめんね。そして本文もちょっと長いかも…)





1.ミスト(映画 2007)

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年間30本くらい映画見てるのですが、その中でも一番好きです!!!愛してる!!!!マジに私の心の恩人です。

皆さんご存じの通り、この映画の魅力は後味最悪の鬱展開です。どうにもならない最悪の展開に更に最悪を重ねてくる感情破壊型のベストオブベスト。是非主人公に感情移入して見て下さい。その方が面白いので。


私がこの映画を見たのは、前期試験(第一志望)に落ちた直後でした。倍率や受験生の層の厚さに、自分が受かる見込みのなさを察していたのですがそれでも結果を受け入れられず半分死んでいるも同然になっていました。

そんな時!以前から気になっていたこの映画にたどり着いたのです!

受験期に映画鑑賞を封印してた分、映画を見まくってやるぜ!!と半場ヤケになっていた私が選んだのはこの作品。

地獄の受験期に別れを告げるトップバッターが奇しくも「ミスト」だとは…まさかのリバイバル地獄!!


受験でズタボロの精神を更に痛めつけられ、傷心のあまり「あんまりだァ~」と号泣した私ですが(なんでミストを見ようと思ったのか)、どうしようもなく救われないオチに救われたのも事実です。

ミストから学んだことは

・主人公が必ずしも正しいとは限らないこと

・物事が起こっている最中はその結末なんて誰にもわからないこと

・結果を知るまでは「あの時こうするべきだった」という後悔も反省もできないこと

という至極現実的なことでした。「なんとかなるかな」と時に運任せで生きてきたので、目が覚めた気がしました。自分がどん底にいるときはそれよりも更に苦しんでいる人を見ると救われますよね。自分はまだマシだな~って元気になります。


ミストがお気に召したのなら

・縞模様のパジャマの少年

・グリーンインフェルノ(本編見た後にアマプラのレビューの考察見てほしい。多様性と偏見について考えさせられる。)

・青い春

・暗黒女子

とかお勧めです~!前半2つは洋画、後半2つは邦画です。





2.ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風

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次にお前は、「やはりそうか」と言うッ!

…これまでの文章の中でちょいちょいジョジョのセリフを入れてたので気づいた人もいるかもしれませんが、私はジョジョ好きです。

ジョジョシリーズの中でも、第5部の「運命」にまつわるストーリーがとても好きです。


私はとにかく飽き性なので、めんどくさいな~と思ったときにいつも「大切なのは結果ではない」と作中のセリフを頭の中で復唱しています。なぜなら「結果だけを求めていると、人は近道をしたくなる」からです。やる気もしだいに失せていきますし。結局大切なのは「真実に向かおうとする意志」なのです。向かおうとする意志さえあれば、失敗したとしてもいつかはたどり着くからです。向かっているわけですから。(太字はすべて作中より引用)


………提出物で答え写すのも、理解したフリをするのもそれだ~~~!結果だけを求めて楽したがってたわ~~~!!

いろんな媒体で「結果は重要じゃない!」とか言われても「綺麗ごと言ってられるほどこっちは余裕ないんで」とスルーしてたけどやっと真の意味が言葉ではなく心で理解できた!なるほど!!


あと、「覚悟」って大切なんだな~と思いました。日常生活でそれを意識するときなんてそうそうないけど、例えばドッジボールで勝つにはリスクを踏まえたうえで内野が球を取る必要があるように、逃げているだけじゃ負けないかもしれないけど勝てないんですよね。でも、それは勝利のために自らを犠牲にすることや諦めることではない(作中より引用)。あくまでも目前の希望に向けて困難に立ち向かうことが「覚悟」なのではないでしょうか…

(ネット文化好きな方はニコニコのファン作成の動画もおすすめです。いい意味で意味わからなくて肩の力が抜けます。しんどい時に常軌を保つお供になるかと…)



ちなみに、鬼滅の刃やハンターハンター、幽遊白書、西尾維新作品などなど…が好きな人はジョジョも好きになると思います。なぜなら作者がジョジョ大好きだから。作品内でもたまにジョジョっぽくなってて面白いです。アニメは特撮に近い雰囲気もあるので初めての人は見やすいと思います。


余談ですが、戯言シリーズ(著 西尾維新)の

「やりたいことをやろうとするとやりたくないこともやらなくちゃいけなくてやりたくないことをやらずにいるとやりたいことがやれなくなる」

は本当にその通りだなあと思いました。自戒のためにも覚えておきたい。





3.ピンポン

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大好きです。何かに熱中したことのある人なら共感できるはず。


一言でいうと、卓球に打ち込む高校生の話。

勝つために必要なものは3つ、才能・努力・情熱。どれが欠けても強くはなれないし、全て持っていても飛びぬけていなければ結果は出ない…

才能があり、卓球が好きでも努力しなければ卓球が大好きな超努力家のライバルに負ける。卓球が大好きで人の何千倍も努力しても、卓球に興味のない努力する天才に負ける。

「才能とは、求める人間にのみ与えられるものではない」という作中のセリフがグサッときます。


特に、アクマの回はしんどすぎてでもどうしようもなくて感情の行き場がなくなりました。好きなことに向いてないって本当に苦しい。

登場人物それぞれの人生・考え方といった心理描写に重みを感じました。





以上、個人的しんどくなったときにオススメの作品でした!!

ミストは人選びそうですが、他はめっちゃ元気になりますし励まされます!

見始めたら止まらない系なので気をつけてください…

私があれこれ言うよりも見て感じてほしいです!


もしよろしければ、コメントなどお待ちしております。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

しんどいこと沢山ありますが、一緒に頑張っていきましょう~~!

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