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世界は危ない場所だ、そう決めてから何年が経っただろう。人生のほとんどの時間をその信念の元で、無事にこの世界で生きられるようにと慎重に過ごしてきたことを思い起こす。他人への当たりも随分と厳しい私だったと反省している。

長男が不登校から小規模特認校に転校してちょうど1年になる。

夕方に学童にお迎えに行く車の中から見える風景が、秋、冬の景色に変わってきた。

あの時、あのタイミングでスタートできたこと。

この季節からの往復2時間✖️朝夕2回の送迎時間。

HSP夫婦親子にとっては、この移動はかなりの冒険である。そして、それでも、ここに行きたい。「ここが自分の居場所、転校したい」と、体験2週間の間の週末に、手紙を渡してくれた息子。大変だけどやるしかないと思った。

そのときもらった手紙はこの記事にあります↓
https://note.com/a_haiji/n/nf514fb405135

その後3人がバラバラの学校に通うスケジュール。私も自分の通学と仕事のダブルワークをしていたので、必死であった。

末っ子のフォローができていなかった。2学期になり、学校に慣れてきて楽しく通う末っ子は、家ではYOU TUBE三昧になっていた。送迎時間の分、話をする機会が減っていたと今振り返ると思う。長女も家の中の変化に戸惑っていたことだろうと思う。

そんな中、年度が変わり、クラス替え、担任変えにより、末っ子も不登校になった。

兄の学校には興味など全くなかった末っ子も、不登校生活を送り、「兄の学校に転校してみる」と兄から学校の話を聞いて、行ってみたいと言い始めてのことだった。

その場所での、春から夏という季節を、朝晩の送迎を私が担当しながら、何とか末っ子は学校に慣れていった。そして今は、もう「学校楽しいから行くわ」と、朝も早起きして、夫の送りで出かけていく。

自然の中、行事が多く、少人数で子どもたちは元気。人が穏やかな環境での日本の公立小学校での学び。

この機会をいただけていることに、そして、この季節、昨年のあのタイミングでこの環境と出会い、スタートできたことに「ありがとう」と思う。

この1年でたくさん世界を信じられる機会を子どもの対応を通して、学校の先生や、職場の先輩や同僚、他の保護者、昔の友達からいただいた。みんな私にそのプレゼントをくれていたけれど、私が受け取れていなかった。そして、そんなプレゼントがされていることにも気づけなかった。

子どもの不登校の体験が私にくれたありがとうは、本当にたくさんあって、そのありがとうは今も続いている。

これからも、我が子へはもちろん、外の世界へ。この「ありがとう」の愛の循環をしていきたいと思う。

不登校経験、ありがとう!HSC、HSPであることにありがとう!このような私と私たち家族に優しく関わってくださる皆様に環境にありがとう!

心穏やかに学べる環境に全ての親子が出会えると信じています。

○週5でなくても、週3でもOK!月2でも、月3でも、OK!

○チャレンジしてできなかったら、変わってもOK!もしくは誰かにサポートしてもらってもOK!

○ダウンタイムは予定があると言ってOK

全ての親子が、子どもと自分が安心安全、ありがとうが毎日あって、その日は都合が合いませんと言える信頼関係がある環境と出会えますように。


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