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オンナに嫌われるオンナの大会があれば、地区大会優勝くらいは出来る気がする。

会社にいる男性社員(40代・既婚・ひと夏の恋がしたい)によると、わたしは「オンナと仲良く出来ないオンナ」そのものらしい。

どういうことだか聞いてみても、当の本人は焼肉を食べながら酔っ払っているため、ぜんぜん教えてもらえなかった。




昔からイケメンが大好きだ。


恋愛において、「顔よりも大事なのは中身だよ」ってよく聞く。
わたしもそう思う。


そう思っているのに、わたしは「自分の好みの顔のオトコ」はおのずと「中身もいい」ように見えてしまう病気にかかっている。これはもう一生治らない大病である。


たとえば新しいコミュニティに所属したとする。
そこには複数の男女がいたとして、その中に自分好みの顔のオトコがいる。

その時点で既にちょっと好きだし、相手にはいいオトコのフィルターがかかり始めている。

その後、まわりにいくら止められようが、忠告されようが、そのオトコはわたしにとって中身もいいオトコになる。
むしろまわりから忠告されればされるほど、「この人を理解してあげられるのはわたししかいない!」なんて発想に陥って、気持ちが盛り上がってしまったりするのだ。


で、振り回されて結局付き合ってもらえなかったり、付き合ってみたらめちゃくちゃDVされたりと散々な目に遭うわけである。

その頃にはまわりも「だから言ったじゃん・・・」と呆れモード。


割とつい最近まで、何度も懲りずにそんな恋愛を繰り返してきた。



昔からイケメンが大好きだ。


大好きすぎて盲目になってしまうオトコでなくても、コミュニティのなかで「イケメン」と人気の高いオトコとは絶対に仲良くなった。

仲良くなるっていうのは、身体だけの関係を持つとか、ボディタッチを激しくベタベタして周りに仲良しアピールをするとかそういうのではなくて、本当にただの友達になるってこと。


男女の友情があるかないかっていうのはたぶん一生結論の出ないトークテーマなんだと思うけど、わたしはあると思っている。

というか実際ある。


わたしにとってそのオトコの友人たちは、オンナの友人たちと何も変わらない。

くだらない話でLINEしたり、仕事終わりにサシや複数人でご飯に行ったり、誕生日プレゼントを交換したり、飲み会の送り迎えをしたり。

一緒に遊んでいればインスタのストーリーだってあげる。
匂わせのつもりはない。


恋愛感情がないのになんで仲良くなるのかと言われれば、「友達になればイケメンの顔を見つめることができる」と思っているからだ。

好きとか、付き合いたいとか、そういうわけでは決してなくて、ただイケメンとご飯に行って、おしゃべりしながら顔を眺めて癒されたいってだけ。


これ、そのイケメンを狙っているオンナたちにとっては甚だ迷惑な話だと思う。
そんな人たちにとってのわたしは、ひとの彼氏に恋愛相談を持ちかけて奪おうとする”相談女”とかと同じくらい邪魔な存在だろう。


そのイケメンな友人たちに恋愛感情を持ったことは誓って1度もないんだけど、イケメンと仲良くしている自分のことは大好きだし、まわりのオンナたちにマウントを取ってしまっている自覚はめちゃくちゃある。


だからまあ、「男好き」だの「顔よきゃ誰にでも股開くビッチ」だの「ブスのクセに調子乗ってる」だのは散々いわれた。


実際にオトコは好き(というか性別関係なく仲良くしてくれる人はみんな好き)。

彼氏以外とはセックスをしない主義なので、ただの友人に股を開いたことはない。

ブスは余計なお世話。



といったようなことを会社の男性社員(40代・既婚・失恋は俺を強くする)におしゃべりしていたところ、「お前は典型的なオンナに嫌われるタイプだな~!」とガハガハ笑われてしまった。


そう。いじめられたり、ハブられたりすることの多い人生だ。

でも、わたしを好きでいてくれる人が好きだし、わたしを嫌ってくるような人には興味がないので、なんとかここまで引きこもることなく生きてきた。


ちなみに、いまでも仲良くしてくれる女友達や先輩・後輩たちはめちゃくちゃいいオンナが多い。こんな捻くれた考え方のわたしでも仲良くしてくれる、驚くほど優しくて面白い子ばかり。


その人たちの幸せを、心から願うばかりである。


さて、またとりとめもない長文を書いてしまった。


読み返して推敲するでもなく公開してしまおうと思っているので、温かい目でスキしてくれると嬉しいです。


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