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【走り書き】"消化試合"なんてないってのはそうかもしれないけど、やっぱりポストシーズンは別物だと思う【観戦記】

※はじめにお断りをしておきますが、"バスケットボールの競技性に魅せられた島根ブースター"というスタンスで記事を書いていきます。読者によっては異論反論あるかもしれませんが、そこはご了承くださいませ。

#Bリーグ もシーズンがいよいよ大詰め。B2のプレーオフは熱戦が続き、B1もレギュラーシーズンはいよいよラスト数試合。といった日曜の夜、界隈に燃料が投下されます。
我らが応援する #島根スサノオマジック と、 #新潟アルビレックスBB の試合に対する記事のTwitterのリプライに、 #茨城ロボッツ のオーナー、堀義人氏が、「B1の"消化試合"よりもB2のプレーオフ(茨城は目下B2で昇格プレーオフを戦っていました)をもっと取り上げて欲しい」趣旨のコメントを残し、界隈は大炎上(後に堀氏は発言を撤回し削除しています)。島根・新潟両ブースターのみならず、堀氏の過去の失言癖に憤るB2各球団のブースターを含め、タイムラインは大荒れ。

むろんチームのオーナーでリーグの理事を務める堀氏の度重なる失言は、経営者としては疑問が残るものがありますし、気を引き締めて欲しいなと思います。一方で、堀氏がこういう発言をしたのは、当事者である島根ブースターとしても、気持ちはわかってしまって。
というのも、実際バスケットボールのエンターテイメントとして、「ポストシーズン」、特に上のカテゴリへの昇格がかかった「B2プレーオフ」というコンテンツは、(少なくとも見る側にとっては)レギュラーシーズンとは比べ物にならないくらい「アツい」んですよね(むろんどのカテゴリにおいても、選手たちにとって"消化試合"はありません、来季のサラリーやファンの期待を背負ってますからね)。

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実はこの前日、筆者は茨城のホームゲームでのB2プレーオフ、 #佐賀バルーナーズ との試合を見てきました。島根がB1に上がってから、いろいろなチームのホームゲームを見てきましたが、そこには独特の空気が流れていました。それは、茨城の試合だからではなく、「昇格がかかったポストシーズン」独特のそれでした
お互いの選手のピリピリした緊張感。ブースターの「待ってろB1」特別Tシャツ。会場の一体感。選手のプレーの技術がB1と比べて少し劣るな、と感じたところさえも、何か「俺達がB1に上がってやるんだ」というエネルギーを感じました。

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この日筆者が思い出していたのは、何と言っても島根がB1に初めて昇格を決めた4年前のこと。あのときも、会場は独特のボルテージだった。対戦相手の広島だって本気だった。会場の演出が今より拙く、お金もかかってなかってけど、あのときの感動は今でも忘れることがなくって。
B2のプレーオフは、確かにプレーの技術レベルや会場の演出のカッコよさは、B1よりしょぼいかもしれないけど、はっきり言って選手の気合いや、会場の一体感は、B1のレギュラーシーズンより上だ、と、そう思います

B2の一般認知度は非常に低いです。メディアの記事にもB1は取り上げられるけどB2はほとんどない。そういった苦い思いは再降格したシーズンに島根も味わってます。だからこそ、堀氏がああいった発言をした、そんな気持ちはわかります(擁護するかは別ですが)。
だからこそ、ここでBリーグ界隈が仲間割れしちゃいけない。堀氏の失言は島根や新潟へのリスペクトを欠いていました。ただ、だからと言って茨城は応援できない、と言ってた向きもありますが、それこそ茨城へのリスペクトを欠いていると思います。

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茨城ブースターは礼儀正しい方が多かったし、立派なアリーナもそれを活かした演出もある。何より、会場ボランティアさんたちのあったかさが光ったチームでした
だからこそ、あえて、"消化試合"と言われた島根ブースターから言わせてもらいます。

GO!GO!ROBOTS!!

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