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息子、初めての病院

前回のお話で、息子が内反足だったことを書きました。今回はその続きです。

産院に入院中に紹介状を書いていただき、退院後に大きな病院で診てもらうことになりました。

産院の小児科の先生には退院後なるべく早めに行くよう言われていたのと、私がいてもたってもいられなかったので、退院後すぐに病院に行けるように、入院中に病院の予約を取りました。
1ヶ所目の病院は診察が1ヶ月先になると言われてしまい、早く治療してもらいたいのにとどん底の気分でしたが、私がこんなことで諦めてはいけないと思い、他の病院にあたってみたところ、退院2日後の土曜日に予約が取れました。
結局紹介状を書き直してもらうことになり、先生にはご迷惑をお掛けしてしまいましたが、早めに診てもらうことができたので良かったと思っています。

ただ結局小児科専門の整形外科の先生がいる病院でないと治療はできなかったので、これを読んでくださり参考にされる方がもしいたら、最初からそういう先生(子供を専門に診ている先生)がいる病院を紹介してもらうことをおすすめしたいです。

赤ちゃんを連れて病院に行くのは、想像以上に大変です。産後すぐの体は昔ほど簡単に動きません。またこのご時世なので赤ちゃんを連れ回すのには不安もあるし、荷物も多い。何より自分が赤ちゃんのお世話に慣れていない状態なので、絶対にあたふたします。

私が紹介状を書いていただいた先は大きな大学病院でしたが、小児科専門の整形外科の先生はおらず、普通の外来対応をしている整形外科の先生に診ていただきました。

レントゲンを撮ったり、他の先生に相談したりしてくださり、とても親身に対応してくださいましたが、ここでは治療を開始することができませんでした。
レントゲンを診たところおそらく内反足だが、ここでは赤ちゃん用のギブス用のものがないため、結果他院を紹介してもらうことになりました。

HPで内反足の治療を行っている旨記載している近くの病院であれば、土曜日でも診療をおこなっているためそのまま行けるとのことでしたが、個人病院的なところのため、先生も不安が残るとのこと。
そのため月曜以降になってしまうが、赤ちゃんのため、子ども専門の病院であるこども医療センターの方が良いと思いますが、どうしますかと言われました。

やっぱり私達も専門のところの方が、この先の治療のことを考えると安心できると感じたため、子ども医療センターに紹介していただくことにしました。

翌週水曜日に、初めて子ども医療センターへ行きました。
小さい子どもを連れた親子がたくさんいて、他にも同じように治療をしている子どもたちがいるんだ、私達だけではないんだと実感しました。

私の周りでこういった病気を持つ友達がいなかったので、なんで私だけと思っていたところがあったのだと思います。でも病院に行くと同じように何かしらの事情を抱えた親子がおり、少し安心することができました。

ここでもレントゲンを撮影し、息子の足の具合を診てもらい、ようやく内反足と確定の診断をされました。主治医となる先生は、内反足の子の治療を何人も経験されている方で、ちゃんと歩いたりスポーツしたりしている子もいるから安心できないかもしれないけど、安心してくださいねと仰って下さいました。

それまで検索魔となっていた私は、内反足がどのような病気で、治療がどんな感じで進むのかネットで見ていたので、心の準備はできていましたが、やっぱりそうなのかと受け止めている自分と、やっぱり子どもが病気と分かり悲しい思いと入り混じった気持ちでした。でもようやく病名が確定し、治療開始できることになりホッとしたことも覚えています。

内反足の最初の治療は、ギブス治療です。内反足の足をギブスで固定します。翌週家でギブスを外してから病院に行き、再度ギブスを巻くといった治療を8〜10回行います。

息子はその日の午後、そのままギブスを巻き帰宅しました。
分かってはいましたが、ギブスで足を固定され小さい体なのに、重くなった足を見て泣きそうになりました。

その日の息子は慣れない足のせいか寝つきが悪く、寝ても布団に置くと泣いてしまい、結局ソファで息子を抱えながら寝ました。

小さい体で頑張っている姿を見て、また慣れない育児の疲れから、この頃の私はよく泣いていました。それでも優しく励ましてくれる旦那がいたから、すぐ立ち直って頑張ってこれたように思います。
家族みんなで頑張ってこれてよかった。

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