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大木 亜希子
2020年2月2日 18:36
「うわぁ。せっかくの誕生日なのに、仕事が入っちゃうなんて可哀想!」作家活動を開始してから初めて迎える、書店イベント。その開催日が、私の30歳の誕生日と重なることが確定した日のこと。それを知ったKは、憐れみながら言葉を続けた。「せっかくの誕生日なのに、旦那さんとか彼氏とかと食事に行かず、仕事だけしてて良いのか!?」彼は鼻の穴を膨らましながら、まくし立てる。若干、鼻毛が出ている