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無垢

あけましておめでとうございます。
と言うにはもう1月もおわりそうですが、note書き初めということで、2023年の抱負を書き留めようと思います。

2023 抱負

Be simple Be creative Be myself
Play with destiny


シンプルで、創造的に、私らしく。運命と戯れる。

無垢。
暁の湖面に反射する鳥の囀

2020年、港を離れ、静かな大海原にぽつんとひとり、己の新たな一面に出会った。
2021年、水平線の先へ、先へ、好奇心のままに広い世界を開拓し
2022年、少し深く潜ってみた、水面の下の世界の奥深さを知り、いろんな出会いがあった。
2023年、一度錨を下ろし、旅の途中に集めた材料で浮島をつくってみようかと思う。わたしの島を。

比喩すぎて何言ってんだということで、一言で言うと、3年の間、より広くより深く、まだ見ぬ世界へ冒険してきましたが、今年はその世界の中で自分の像の礎を築いてみようというわけです。

人もまばらな浜の漣

シンプル ---- それはかえって難しいと感じます。さらけ出さなくてはならないから。だしの美味しいだし巻き玉子、有機栽培の生野菜。新鮮な刺身。素材が上質でなくてはならないし、完成するまでのプロセスも繊細でなくてはいけない。けれど、このシンプルさの先には土や海、言い換えれば大地や生命の感動があると、美味しいものをつくって食べて知りました。だから自分自身も着飾る以前に素や内面が美しくありたいですし、人生の選択においてもシンプルでありたいと思うのです。複雑に絡まった糸のような悩み事も丁寧にひとつひとつ解いていけば、一本の糸であるかもしれないから。

シンプルさでいえばまた、感情に素直でありたいです。私は昨年ある人に出会って、感動を素直に伝えられた時、受け取った私も素直に嬉しかった。仮面を被り本心を隠さなければ生きていけないようなこの世界で、曇りひとつない瞬間だったように覚えています。私もその人のように心からの感動や感謝、喜びを素直に相手に伝えられるような人になりたいです。

路地の奥、誰かがおふとんを叩く

創造性。私はつくづく、つくること、生み出すこと、カタチにすることが好きなのだなと感じます。つくるとき、生きている心地がするのです。写真を撮ったり、言葉を紡いだり、絵を描いたり、お菓子をつくったり、音楽をつくったり。ひとかけらだとしても、自分が生きた証が、足跡が、何かしら残ることに喜びを抱いているのかもしれません。数年後に振り返った時に抱く「懐かしさ」「過去の自分の未熟さ」にも愛着が湧きます。だから今年もこれからも創造し続けたいです。

私らしく。好きなモノやコトを好きなだけ好きでいたいです。洗練されていると自らが感じた世界線で生きていたい。社会に動かされるよりかは社会を動かす側になりたいですが、そう簡単な話ではないから、ちょっとやそっとで流されないような芯の強い軸を持っていたい。

珈琲豆を挽く

よく考えるのです、自分は誰なのだろうと。今はまだ、己が誰だかよく知りませんが、いつか必ず訪れる終わりには、Who are you? その質問にジョークを交えて長文で答えられたらと思います。そのためにも日々の一瞬一瞬を大切に、小さな幸せをかみしめられるだけの繊細さと物事のはじまりへの高揚感とおわりへの切なさを忘れずに。未来は誰にもわからない。だからこそ期待や不安を抱くわけですが、「どうなろうと構わないぞ、どんとこい‼︎」そんなフッ軽で肝の据わったスタンスで運命と戯れて参ります。

というわけで、ナガナガタラタラですが、これにて私の2023年の抱負宣言を終了いたします。

本年もどうぞよろしくお願いします。ぺこり。


火花が散る
無垢な音に耳を澄ませて。




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