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縁と偶然

あなたは運命を信じますか?
「運命」、韓国ドラマには必要不可欠のこのフレーズだけれど、運命はもっと、軽いものなんじゃないかって思う。
なんとなくカメラを持って出た日、路地で猫がゴロゴロしていたり。

なんとなくデンマークのまちづくりに興味を抱くと、まるでコペンハーゲンフェアが開催されているかのように本屋さんで「コペンハーゲン」の文字ばかり目に入る。

なんとなく出向いた場所で知り合いの人に会うこともある、数日前まではストレンジャーだった人に。

ふと器が好きになると、今まで何度も通っていた道が、実は素敵な器屋さんばかりだったなんてことざらにある。

なんだろう。

「運命」は思うよりもずっと自分勝手で、気分屋で、フィーリングで結びつけた「縁」とともにある気がする。テキトー、だけど、その奇妙な偶然の選択の積み重ねで、今自分が見てるのは別世界だ。もうひとつ選択肢を選んだ世界線にいる私より数倍楽しい。

そんな気がする。アクティブの原動力はそこにある。「偶然の機会」に可能性を与えるのは自分だから。

そんな気がする。

今日はお月様が凛々しかった。お月様に似たたまごボーロも美味しかった。とまらない。


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