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朝の詩 85

うらうらに
輝く光のなかで
色なき風が
木々の間を
ふわふわとぬけていく

空に向かい
精一杯に顔を上げる
花びらが

可憐に
光の中で
喜ぶように揺れていた

こっそりと
会話を楽しむように
揺れる花たちの弾む声を
そっと
照らす朝の光


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