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『甘える』事の大切さ

こんにちは、もゆらです。
この記事を読んでいただきありがとうございます。

「先輩が誰かに甘えてる姿が想像できない」

バリバリ働いていたバブル時代
4つ下の後輩に言われました。

「そんな事ないよ、きっと、彼氏さんの前ではまた、違う姿をを見せていると思うよ」

私の先輩がいいましたが、
後輩は「ありえない」と首を振り続けました。

す、鋭い!
鋭すぎるよ、後輩ちゃん

私は心の中で叫んでいました。

そう、私は誰かに『甘える』事ができなかったのです。

…というか、甘え方がわからなかったのです。

仕事でもなんでも、任せたら、きちんとやらなくちゃ、そんな人でしたから、できない、って言えなかったのです。

仕事を任せられるという事は、
頼られてるという事
それを誇りに思ってもいました。

でも、これは、
よくない事なんですよね

自分の許容範囲を超えてまで
受け入れてしまうことになります。

仕事の質も落ちます。

「できません!」
4つ下の後輩は、はっきりとそう言って
助けを出してました。

できない事は恥ずかしい事
知らない事は恥ずかしい事
人を頼るなんって

そんな気持ちが当時の私にはありました。

30代まではそれでもなんとか、やれていましたが、40代くらいから怪しい雲行きに

その頃の私は、母の言葉がいつのまにか呪縛になり私を縛り付けていました
『しっかりしなきゃ』
『〜しなければいけない』

『〜しなければいけないではなくて、
〜しょうに変えて見たら?」

20代の頃、彼に言われました

意味がわからずに困惑しました。

そして
なんとかならない日がとうとうきました。

子育てに悩みが出てきたのです。

子育ては一人では大変です。
一人の人間を育てるわけですから
色んな人の手助けがないと辛いです。

ところが当時の私は
『親として』
全てを一人でやろうとしました。

仕事を辞めて専業主婦になっていましたから
家事や育児は私がしなければいけない!
夫は仕事をして、家族を守るために働いている。心配かけてはいけない。

そんな気持ちが強く、一人で抱え込みました。

当時の様子を夫は
「子供達の成長を楽しむというより育てるのに、必死で、手助けをしょうにも、声かけを拒むように見えた」
と言います。

夫が何もしてくれなかったかというと
そんな事などなく、
休みの日には子供の面倒を見てくれたり、
絵本の読み聞かせをしたり、お風呂に入れてくれたり

頼めば、やってくれる
優しいお父さんでした

なのに
私は『自分がやらなければ』と必死になっていたんです

夫に相談するとか、色んな方法があったはずなのに、夫には頼ってはいけない、そう思ってしまったのです。

これが良くなかった!

下の子が小学生の時に
登校班でいざこざがあり、怒りに任せて
電話口の担任の先生を怒鳴りました。

電話を終えて受話器を置いた瞬間
激しい頭痛に襲われて倒れてしまいました。

我慢に我慢を重ね、
甘えるのはよくない、
大人なんだから

そんな長年の我慢が蓄積されて
どかーんと噴火してしまったのです。

「もっと、話を聞いてあげればよかったね、
ごめんね。」

夫の言葉に
私ももっと頼れば
甘えていれば
良かったと思いました。

人間は完璧ではありません
できない事、得意な事
人それぞれ違います

だからこそ
助け合って生きていく

頼る事
甘える事

何も悪い事ではないのです

できない事をできる人が補う
誰もできない事を相談して解決していく
そうやって
社会は回ってる気がします。

甘えてばかりはよくないですが、
甘えなさすぎるのもよくないです。

目の前に差し出された手を
「大丈夫だから」と拒否したら
その人は信頼されていないと思ってしまうかもしれません。

困っている人がいて
差し出した手を
「大丈夫だから」って言われたら?

どちらも悲しいですよね。

責任を持つ事は大事です。
引き受けたんだから…
その気持ちも大事です。

だけど
無理をすれば
必ず、誰かが悲しい思いをします。

どうか
甘える事
頼る事を
怖がらないでください。

あなたが
頼ってくるのを
甘えてくるのを待っている人が
必ずいます。

一人で抱え込まず
まず、相談して!

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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