A_013 部屋の光は、真下を照らす
おはようございます。
正月明け、仕事始め、そして、2連休。今日はそんな休日です。
昨日(1/5)、今年最初の撮影に行ってきました。2回目ましての方とレンタルキッチンを使っての撮影でした。屋内利用なので、それなりの準備をしていったのですが、ここに気づきがあったので共有します。
1.部屋撮影でやりがちなこと
屋内の撮影は、屋外と異なり、自然光が差し込む場所が限られています。僕自身、それを承知のつもりで臨んだのですが、結局肝心なところを忘れていました。屋内にある光と言えば……そう、天井照明です。
天井照明を使って撮影しよう!と思う人が大半(まあ、暗ければつけますよね)。これ、つけると顔に落ちる影が悪さして目の下が暗くなる。ニュアンスとして出す場合を除けば、僕は気持ち悪い現象です。昨日、これやらかしました。
もう一つあるのが、デスク周りやリビングに置いてある移動可能な間接照明や読書灯。これは、効果的に使うことで任意の影を作ることができます。結構忘れてしまうことですが、覚えておくと引き出し増えます。
2.自然光と定常光を使いこなす
話を戻しましょう。昨日利用したスタジオです。
こちらは、キッチンスタジオ。天井には複数のLED照明がセットしてあります。料理をするための場所なので、照らすべきところは自然と決まってきますよね。
そう、手元!
手元を照らす都合上、光は上から下へ真っ直ぐ降りてきます。LED光は、白熱灯などと違って拡散しにくい特性を持っています。照らす対象の色彩の発色をよくしてくれる特徴もあるのですが、拡散しにくいために、複数のLED基板を使っているケースが多いと思います。自動車のヘッドライトは、ハロゲン、キセノン、LEDとここ15年で光源が変わっています。今は、LEDが主流です。ちなみに、LED基板が複数個、ライトユニット自体が2連3連と連なっているものも多いです。
今回のスタジオでは、複数の灯体がありその数だけ、影が発生するという自体に遭いました。気づけば大したことないのですけどね。
こんな時は、自然光を使いましょう!ということ。気づかずに撮り続けていたら大変なことになっていました。幸い、大きな窓から光が差し込むスタジオだったのでことなきを得た感じでした。
3.ストロボの利用も視野に入れる
これは、僕の勉強不足があるのでもっと稽古をしなければと思いますが、光が不足している時は、ストロボを利用するというのも手段の一つです。
狙った方向から、任意の光を作ることができます。とは言え、まずは自然光のアリかと使い方を知ることが大切なようです。
4.これを読んでいたから良かった
実は、撮影に臨むにあたってちょっと読んでいた本があります。
この中に、室内での撮影について記した項目があります(買って読んでください)もし、この項目を読まずに撮影に向かっていたら・・・。慣れないストロボや複数のLED光の元、とんでもない結果になっていたかもしれません。
自分の知識や経験だけでは、不足してしまうことが多くあります。写真に関わる書籍の多くは、撮り方の技術に言及していることが多い。僕が教えている営業のノウハウと同じところがあって、技術や知識を多く知り、持っていることはとても素晴らしいことです。しかしながら、タンスにしまっている服と同じで、どこに何をしまって、ドレスコードに合わせてコーディネートしないといけないのに、経験がないばかりにチグハグになる。もしくは、ネタが出てこないってありますよね。
ありがちな失敗をカバーしていくのが、経験や勘、天才肌で言えば嗅覚になるのでしょうが、僕たちに足りないものを気づかせてくれる写真関連の本はとても希少なので、お勧めします。読むのが苦手な人は、目次から自分に必要だと思うところから入っていくと良いと思います。
撮影が終わって、気づいたことがあったのでまとめてみましたの回でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?