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A_002 初めては誰だって同じ

“初めては誰にでもあるから”

写真のことを色々書こうと思って始めたnoteですが、いざ書こうと思うと想像以上に湧いてこないものですね。ということで、カメラを始めた話を書くことにします。

私自身にはカメラブームなるものが3回あり、今はその3回目。はじめは、大学時代。SONYのCyber-shotが全盛(?)と自分の中で思っていた時。しかし、その時分の興味のむけ具合は、演劇のそれとは桁違いに低く、あくまで、お芝居のゲネプロやカット撮影程度。写真の原理はもちろん、マニュアル撮影なんて全くわかりませんでした。シャッターを切れば撮れていて、なんとなく雰囲気が良ければ良いかなという感じで満足していました。もはやその時の写真は出てこないですが…

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次に第二次ブームは、結婚後。一応、結婚生活していました(今は卒婚してます)。

パートナーがトイカメラにハマったこともあり、それに釣られる形でやっていました。写真にあるポラロイド社のSX-70も一時保有していました。トイカメラを中心としたフィルムカメラの時代です。この頃、NikonのD40も所有していましたが、マニュアル操作も出来ず、焦点距離や絞り、ISOの意味すらわからずなんとなく撮るレベルでした。

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こんなものも所有していました。BBBのトイカメラですね。これは今も持っています。5年くらい自分の手元にはなかったのですが、ひょんなことから戻って来ました。

当時の写真は手元に残っていませんが、その時なりに味のある写真が撮れていたのではないかと思います。同じ写真を撮れと言われたら、まず無理なのが分かっています。機材も技術も全く違うわけですから。

そして、今が3回目のブーム。今回の嵌まり具合は今までと大きく異なり、人を撮る、作品を作るという方向性に変わりました。

年月と人生経験が、カメラの機能を理解するレベルに達したのが大きかったように感じます。撮影はマニュアル、カメラを始める人に最低限は教えられるレベルにあると思います。ですが、始めたては撮影ノウハウ、レタッチ、構図も全くだめでした。できるフリになっていたコミュニケーションもやはり、仕事とカメラは違い、特にポートレートを撮るのには不十分でした。

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これは2019年12月に撮影した写真です。撮影当時のレタッチとはかなり変えていますが、半年前の私の腕前(=初心者)です。ろくに撮影イメージも、作品テーマも持たないまま撮っていました。

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そして、今の私が撮れる写真です。

本当に本気でカメラや写真のことを学んだ半年で、撮影の方向性や自分の撮りたいものが少し形にできるようになった気がします。

カメラ=写真が、面白いと本気で思えることが今の幸せです。下手だって良いし、色の付け方や切り取り方はその人の個性やくせがあってもいいと思います。あなたが切り取る瞬間が、もう少し見えている世界に近くなるように、写真を撮る知識を身につければよいのではと思います。

せっかくなら、美しく撮りたいと願うのは誰でも同じだと思うから。

私は、生きることも含めて、少し遠回りしました。人とのつながりも薄い人生です。それでも、自分を変えたいと願い、カメラ・写真をきっかけに新しい出会いが見る景色はもちろん、人間関係すら変えてくれていると思えています。

何に限らず、初めては誰にだってある。

そう思って、違う世界の扉を開けてみるのもよいのではないでしょうか。




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