私会話泥棒だったかも
ここ最近まで、私の会話スタイルは一方的で、とにかく自分が話したいことを伝えることに夢中だった様に思う(早口オタク)。
人との会話の中で、ふと思いついたことをすぐに口に出す癖があった。
例えば、友達が最近あった出来事を話している時、「あ、それ私も似たようなことがあってさ」と、無意識に会話の主導権を握ろうとする。
気づけば、相手の話を遮って自分の話を始めることが日常茶飯事になっていた。
でも、ある日ふと「あれ?私ってもしかして、会話泥棒してたんじゃないか?」と気づいた。
これが本当に最近のことで、それまで全然自覚がなかった。
今考えると、過去に何度か友人の表情が曇ったり、話の途中で妙に静かになることがあった。
それが、私が話しすぎていたからかもしれないと気づいた時、ちょっとした恐怖に襲われた。
友達に嫌われてたかも…と振り返る
「もしかして嫌われてたんじゃないか?」という不安がよぎった。
友達と会話している時、私の話が始まると、相手が急に沈黙したり、相槌が弱くなることがあったのを思い出した。
あの時は、ただ相手が「疲れてるんだろうな」くらいに思ってたけど、実は私の話がつまらなかったから、話を聞くのをやめていたのかもしれない。
その気づきから、過去の会話を一つ一つ思い返してみた。
例えば、カフェで話していた時に、友達が「最近ちょっと忙しくて…」と話し始めた瞬間、私が「私も今仕事でめっちゃ大変でさー」と被せてしまったことがあった。
友達の悩みや感じていることを聞く前に、自分のことを優先して話していたことに気づいた。
会話のバランスを意識するようになった今
この「会話泥棒」をやめようと決めたのは、もう少し相手の話に集中して聞こうと思ったからだ。
今は、相手が話している時、あえて自分の意見をすぐに挟むのを我慢して、相手がすべて話し終わるまで聞くようにしている。
意外と難しい。
だって、話を聞いているうちに自分も何かを話したくなってしまうことが多いからだ。
それでも、「聞くこと」に集中することで、会話が以前よりも自然な流れになるのを感じている。
相手が話している間に、自分の頭の中で次に言うべきことを考える癖も減ってきたし、相手が話し終わると「それで?どうだったの?」と、もっと深く聞き出せるようになった。
会話泥棒にならないための心構え
まず、相手が話している時に自分の意見やエピソードを差し込まないこと。
特に、相手が自分の悩みや感情を打ち明けている時は、絶対に遮らないように気をつけている。
相手の話が終わったら、すぐに自分の話に移らず、「それってどう感じたの?」とか「それで何があったの?」と、相手の話を深堀りするようにしている。
また、最近は「自分の話を控える」という新しい習慣を取り入れてみた。
友達と話す時には意識的に自分のエピソードを2回に1回ぐらいに減らして、相手に話の主導権を譲るようにしている。
会話泥棒になっていた自分を反省し、今はもっと相手の話に耳を傾けることを意識している。
もちろん、まだまだ完全に直せたわけではないけど、少しずつでも成長している自分を感じられるのが嬉しい。
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