錆びた空に落ちた
錆びた空に落ちた。
きみに触れた温もりの面影かたどる、水面に散った桜。群青色の感情が吐き出されないまま僕を貫く。好き?嫌い?すら他人任せのふわふわな心と脳みそに辟易したAIに触れて、感じる冷たいそれはたしかに温もりだった。流れた血に込めた「愛してほしい」という単語。蹴り飛ばしていいよ、鮮やかに殴ってくれよ。積み重ね不誠実に垂らした青。砂糖もミルクもいらないなんて強がりで狭まる世界。愛してるよって言うきみが心底嫌いで、手放していった。青春はいつだって夜空に広がっているらしいよ。
君と僕の世界。共鳴できたら嬉しいです。なにかが刺さってくれたらそれだけで幸せです。