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勉強初心者が一年で偏差値75の難関高校に合格した要因とその成長の軌跡

こんにちは。
今回は僕が全く勉強というものを知らない状態から一年で県内一位、偏差値75(みんなの高校情報を参照)の全国屈指の難関高校に合格したという軌跡を辿っていこうと思います。
また、その軌跡を辿ってみて僕がここまで成長できた理由を自分なりに分析していきます。
軌跡の方はとても分量が長くなっているため時間がない方は僕が成長した要因だけを読むことをオススメします。
この記事を見て、学力向上には何が必要だったか知ってもらえれば幸いです。

軌跡

暇でなんとなく勉強を始めてみる

僕は勉強については親から全く言われることはなく、中学2年生の冬までは全く勉強していませんでした(教材とかもなかったため家庭学習は毎日0)。
しかし、特に理由もなくふと勉強してみたいと思い、周りの人が行っている塾に他の塾を全く検討することなく入塾しました。
勉強をする理由も塾に入った理由も特になく、ほんとになんとなくという感じでした。
入塾テストではなぜか偏差値54を取ることができ(今思えば多分まぐれ)、最初から5クラス中真ん中のクラスに入りました。
初めての授業の英語の単語テストでは「breakfast」もかけず、100点満点中2点でした。
入塾テストがたまたまだったので塾に通っている人と自分の差というのが大きく感じました。
また、人生初めての家での勉強(宿題)については新鮮だったのでとても楽しかった記憶があります(今まで学校で宿題が出されてもやっていませんでした)。

ショック訪れる

そして塾に入って最初の塾のテストがきました(中二最後のテスト)。
偏差値60からクラスが上がることができ、正直上がれる自信がありました(謎の自信w)
しかし結果は59.7とギリギリ上がれない結果となり、とても悔しい気持ちでした。
だから真剣に勉強に向き合うようになりました。
小学生レベルの英単語ができない状態からコツコツと英単語を覚え、授業を全く聞かず勉強に興味がなかった中一と中二の理科と社会を勉強しました。
この時まで人より勉強してこなかったので自業自得ですが、知らないことを独学で学ぶのは大変でした。

勉強について話す楽しさを感じる

そして人より遅れている部分をある程度挽回したので中三最初の塾のテストでは偏差値63を取ることができました。
その結果、クラスが一つ上がりました。
またこの頃学校のクラスが同じで塾でも同じクラスの友達と、お互いに勉強についての問題を出したり、難問の解決策について話し合ったりしました。
なんかとても楽しかったです。
またこの友達のおかげでほぼ毎日待ち合わせをして自習室に通いました。
今思えばこの頃が僕が最も勉強した期間でした。

塾を辞めようとする

その後(夏休み前)の塾のテストで偏差値66を取りました。また、この頃の学校のテストで初めての一桁である270人中5位をとりました(勉強する前は200位台)。
ちなみに塾の一番上のクラスは偏差値65からで、条件的には一番上のクラスに行けますが、一番上のクラスでは授業のレベルも内容も全く違い、授業の進度も違いました。
よって、中三から一番上のクラスに入るとついていけなくなり、結局は学力が下がるため、塾の基本的なルールとして一番上のクラスには中三の途中から入れないと決められていました。
この頃、僕は学校も塾も授業のレベルが低く感じ、無駄な宿題をやるのに嫌気が差し、勉強をつまらなく感じていました。
だから一番上のクラスに上がれないなら独学で勉強したほうが楽しいし、成長できるなと感じて塾を辞めようと決め、電話で塾を辞めることを先生に伝えました。
そしたら塾にすぐに呼び出され、先生と一対一で話をしました。
そこで塾を辞める理由や今後どうするのかを聞かれ、僕が勉強に対して考えていること↑を伝えました。
その結果、宿題はやらなくてもいいから一度試しに一番上のクラスに来ないかと言われ、どうせ辞めるなら最後に体験だけしてみるかと考え一回だけ授業に参加することにしました。

一番上のクラスのレベルに圧倒される

中三の夏休み前という時点で一番上のクラスは中学内容の勉強がほとんど終わっており、一番上のクラスの授業内容の部分を独学で勉強して体験授業を予習して受けました。
ですがさすがというか予想通りというか一番上のクラスの授業レベルははっきり言ってレベルが全く違いました。
間違いなくこの教室で自分が一番下だなと思うと同時にこの環境なら自分はとても成長できると思いました。
そして授業が終わると先生に一番上のクラスで授業を受けさせてほしいと頼みました。

一筋縄ではいかない

一番上のクラスで授業を受けるようになり、クラスメイトとの差を感じながら必死に食らいついて勉強をしていましたが、他のクラスとは違いすぐにクラスのレベルに追いつくことはできませんでした。
まずは一番上のクラスと他のクラスとの授業の進度の違いを埋めるために、独学で勉強を進めていきました。
一番上のクラスでは国数英の中学範囲は既に終わっていて、数学と英語に関しては高校の内容も少し入っていました。
また、理科と社会も夏休み中に全て終わってしまいました。
クラスの授業についていきながら差を埋めるのはとても大変でした。
しかし高いレベルの問題をクラスメイトと議論しながら解いていく授業はとても面白く、どの学校の授業よりもこの塾の授業が楽しかったです。

クラス最下位脱出

夏休みが終わった後、一番上のクラスだけが受ける私立向けの難しいテストがありました(全国を対象としているテスト)。
このテストではクラス内順位が表示され、そこで19人中10位を取ることができました(ちょうど真ん中(笑))。
最下位の脱出ができてうれしく感じました。
また、得意な数学では全国33位を取ることができました。

高校受験をするか迷う

夏休みが終わる頃、徐々に周りにいる友達が志望校を決め出し、学校でも高校受験についての話がされるようになりました。
僕は趣味や遊びとして勉強をしていたので特にどの高校に行きたいとかはなく、そもそも高校に行く意味が感じられず、行くか迷っていました。
しかし、面白かったり、すごいと思える人と関わって刺激を受けたいと思い、高校に行くことを決めました(正直中学ではそういう人は学年に数人しかいなかった)。
また、どうせ高校に行くなら上を目指そうと決めました。

私立過去問を解いていく

10月頃から受験する私立2校の過去問を週に一度、塾が用意した本番のような環境で解いていきました。
その年の合格者最低点からプラス〜点、マイナス〜点と結果が出ますが、特に気にせずこれが僕の受ける学校かと薄い感想を抱いていた気がします。

私立入試1週間前

この頃は入試直前だからと無理に勉強するのではなく、過去問の点数から普通に解けば受かるとわかっていたので「普通」を意識して生活していました。
変に入試を考え、普段と違うことをするのは絶対にやめた方が良いと思います。

私立入試当日

僕の人生初の入試ということでとても楽しみな気持ちでした。
また同じクラスの友達6人で一緒に受験会場に行ったので全く緊張せずに入試に挑めました。
テスト中、数学は解いてて楽しく、思わず笑みが出てしまったのを覚えています(笑)

私立が終わり公立へ

僕の県では私立入試の1ヶ月後に公立入試があります。
私立は、私立の中で県内2位と3位を受け、受かりました。
1位のところも受ければよかったと思っていますが(志望校を決める時期、まだ成長途中でここまでいくとは思っていなかった)、公立が第一志望で公立の方が受かったので後悔はないです。
僕は難しい問題を解くのが好きでミスをしないことが大切な公立入試のために簡単な問題をひたすら解くことは苦痛で(難問もあるにはあるが少ない)、この時期が勉強を始めて一番勉強をしていませんでした(僕は基本的に好きで勉強をしていて、嫌いなことはやる気が起きない性格です)。
自分の勉強時間とは裏腹に公立入試を模したテストの結果は良く、正直絶対に受かるなと思っていました(他の人が勉強をしていない中三の最初の時期に勉強をしていた貯金のおかげ)。

公立入試当日

特に緊張することなく受かる気満々で入試会場に向かいました。正直、他の受験生と比べて中一、中二で勉強をしてこなかったことによる内申点の低さ以外は勝っていると思っていました。

結果

そして結果的には無事受かりました。
以上が僕の勉強に関する軌跡です。

ここまで成長できた要因

僕は全く勉強というものを知らない状態から一年で県内一位、偏差値75(みんなの高校情報を参照)の全国屈指の難関高校に合格しました。
また、塾の偏差値は54から69まで15上げ、学校のテストでも200位台から5位まで上がりました。
自分なりに以下にこんだけ成長できた要因をまとめてみました。
・親が勉強をしなくても何も言わなかった
・自分に足りないところを独学
・勉強を楽しんだ
・勉強を一緒に楽しむ友達がいた
・塾の先生がルールに縛られず僕を受け入れてくれた
・無駄な宿題はやらない
・入試は楽しむ
・授業は聞くを重視
・疑問に思ったことはすぐに知る

親が勉強をしなくても何も言わなかった

これは良いことなのか悪いことなのか賛否両論ありますが、僕は良いことだったと考えています。
なぜなら無理矢理勉強させられれば学力は上がっていたものの、勉強が嫌いになってしまい、ここまで成長することができなかったと思うからです。
自分から勉強を始められたことが急成長の要因の一つだと考えます。

自分に足りないところを独学

これは勉強だけではなく、スポーツなどにも言えることですが、自分の課題を分析してその課題を克服することはとても大切です。
僕の場合は中一と中二で勉強をしてこなかったのでその時期の範囲の勉強をすれば良いと課題がすぐに明確になり、解決策も出ていました。
だから後は行動するだけでした。
独学の方法としては当たり前かもしれませんが、まずは教科書を読んでだいたい覚えられたと思ったら問題を解き、間違えたら教科書に戻るの繰り返しをして勉強していました。

勉強を楽しんだ

人の好き嫌いというのは強制的に変えることができないため真似るのは難しいと思いますが、勉強は楽しめば成長するため、勉強を楽しむことをオススメします。
僕の周りで、みんなで話しながら数学の勉強をして、協力して問題を解いていたら数学が好きになったという友達が何人かいます。
僕自身は元から数学が得意で好きだったため、友達から難問の相談をされて難問を解くことができることはとても楽しかったです。
僕の友達はそのように僕から数学を教わることで数学が好きになり、数学が苦手から得意に変化していきました。
そこらへんの数学の先生よりは人の数学の偏差値を上げることができました(笑)
でも偏差値が上がったことよりも好きになったことの方が重要だと思います。

勉強を一緒に楽しむ友達がいた

この要因も大きいです。
1人で勉強する方が効率はいいですが、僕の場合、友達と問題について議論しながら勉強をしていくことが楽しかったのでモチベーションが上がりました。
僕の周りには比較的一緒に勉強を楽しむ仲間が多かったと思います。
また、学校の社会のテストは独特で100点満点中50点が記述で、その記述は字数制限なしの思考力を要する問題が出ました(例えば「アジア・アフリカが植民地にされた理由」や「日露戦争直前の日英露それぞれの思惑は?」など)。
友達とそれぞれ社会のテストの記述の予想問題を作って共有し合いました(何個かは当たった)。
そしてそれをクラスで共有しました。
その結果、クラスの社会の平均点が上がったのを覚えています(予想問題のおかげかはわからない)。

塾の先生がルールに縛られず僕を受け入れてくれた

僕が塾の一番上のクラスに中三から入れないルールがあることを知り、塾を辞めようとした時、塾の先生は僕の成長を信じてルールに従わず、一番上のクラスに上げてくれました。
今になってはクラスメイトと議論しながら一緒に授業を受けることがとても楽しかったため、塾に残ってよかったと思っています。

無駄な宿題はやらない

当たり前ですが同じことを習得するときには短い時間で習得する方が良いです。
これは勉強においても同じであり、既に理解したことを何回やっても頭は良くなりません。
だから既に理解できたところは宿題にするべきではありませんが、塾は集団なため個人個人にあった宿題は出ません。
出た宿題の中から自分にとって必要のない宿題はやらないのが良いと考えます。
僕も意味がないと思ったものは塾に従わず、やりませんでした。
だから他の人と比べて比較的に効率よく勉強できたと思います。

入試は楽しむ

これは勉強が好きな人のみにしか実践できなさそうですが、入試は緊張しては普段の力が出ません。
だから緊張しないためにも入試は楽しむことをオススメします。
また、入試はみんな緊張しているので冷静になるだけでも他の受験生と差を作ることができます。
僕の場合は高校をそんなに重要視していなかったのであまり緊張しませんでした。

授業は聞くを重視

僕は他の人と比べて授業の内容をよく覚えています。
なぜなら授業の時は集中して、板書をするよりも話を聞いているからです。(板書してもノート見返さない(笑))
板書に集中してしまうと授業の意味がなくなってしまいます。
また、既に知っていることはノートに書きません。
僕の場合は中三の夏休みが終わった頃から一切ノートを書かず、大事なことだけを教科書の端に書きこんでいました。

疑問に思ったことはすぐに知る

僕は他の人よりも仕組みを知りたがる回数が多いようでよく勉強していて疑問が生まれました。
その疑問を疑問のままにせず、塾の先生にすぐに聞いたり(塾の先生は困ってた(笑))、ネットで調べたり、Yahoo知恵袋を使って質問をしていました。
その疑問を解決することが意外と入試につながりました。
だからみなさんも勉強をしていて疑問に感じだらすぐに解決することを勧めます。
Yahoo知恵袋は知恵コインをベストアンサーの人にわたすよう質問するとすぐに質問が返ってきて超便利でした。
以上が僕の勉強に関する軌跡と成長の要因でした。

最後に、この記事を読んでいるすべての人がこの記事から何かヒントを得て、日常生活に活かしていけることを願っています。
ここまで約6000字の長い文章を読んでいただきありがとうございました!


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