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今月読んで面白かった本~8月編~

はじめに

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閲覧ありがとうございます。amada(あまだ)です。

あっという間に夏が終わってしまいましたね。

秋はどんな本と出会うか楽しみです。

それでは8月に読んで特に面白かった本を紹介します。

1:めぐり逢いサンドイッチ

あなたの記憶に残る食事はなんですか。

楽しい思い出も、悲しい思い出もふかふかのパンで優しくサンドしてくれる。そんなお話。

食事って奥深くて、人によって色んなドラマがある。それが読んでいて楽しい。

2:僕が七不思議になったわけ

七不思議になった少年の話。

少年は生きているし、あくまで魂が七不思議の概念になるらしい。

七不思議みたいな噂って嘘も本当も混ざっているから、その曖昧な感じが逆にいい。

題材はホラーテイストだけど、基本的に怖くない。

緩い感じで楽しく読めるかと思ったら、「そうだったのか!」と驚かされるギミックがよかった。

3:黄昏世界の絶対逃走シリーズ

茜色の空を見て、人はなにを思うんだろう。

ノスタルジックに感じる人もいれば、ネガティブな感情に支配されるかもしれない。

この話は、<黄昏>と呼ばれる病に侵されている世界で生きる人々を描いている。

病から逃れようとする人々の犠牲になる少女もいれば、その役目から逃がそうとする者もいたり。境遇は違うけれど、必死に生きていく姿が読んでいて楽しい。

1巻と2巻で登場人物が異なるけど、どちらも甲乙つけがたい。異なる視点で描かれることで、世界観が鮮明になっていく。だからどちらも面白い。

4:父と私の桜尾通り商店街

今まで出会ったことのない本。そんな風に思えるくらい衝撃を受けた。

個人的にはタイトルにもなっている短編が印象的。

この作品に登場する人々は、ちゃんと喜怒哀楽があるのに、どこかずれている。

でも「誰かと結ばれたい」とか「誰かと仲良くなりたい」みたいな気持ちが強くなると、周りが見えなくなってしまうのかもしれない。

言葉に表すのは難しい。他の人の感想も聞いてみたい作品だった。


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