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Sansanでやってきたこととファインディでワクワクした未来

お久しぶりです、山田郷です。
長くなるので、最初にサマリーを書いておきます。

・新卒から約4年間お世話になったSansanをやめて、シリーズCのファインディに転職
・理由は、新しいものやサービスの誕生が増えて、価値提供速度が爆速に上がる未来にワクワクしてその渦中にいたいと思ったから
・新卒Sansanはよかったことと感謝しかないです
・ファインディでは事業成長に必要なことをなんでもやります

このnoteのまとめ

なぜ書くか、誰に向けて書くか

基本的には、自分のことを知っている方向けに何を考えたのか、そして感謝のために書こうと思います。
また、新卒から3年、転職という区切りなので言語化しておきます。

ところで、なぜ"お久しぶり"かというと、①最近は各所で告知しかしていなかったこと ②フランス留学前・留学中にはアウトプットを実施していたので、実に6年ぶりだからです。

詳細まで付き合っていただけるという方は、稚拙な文章で恐縮ですが、お読みください。


新卒入社〜Eight時代

・「掲げている世界観が実現したらどんな未来が待っているのか」にワクワクして入社
・人にすごく恵まれた、日本屈指のマーケティング、プロダクト、組織作りに長けた上長の方々、優秀な先輩方と同期、チームメンバーとお仕事できた
・リリース1年目のプロダクトを数百社から数千社までの事業成長の渦中にいて一助となれた(はず)

Sansan時代のまとめ

1. 「この会社だ」という直感と共に、新卒入社

フランス留学から帰ってきてからスローガン株式会社でインターンをしていました。ビジネスのことは何もわからない学生が、インターン斡旋の面談で、フランス留学の話と「人との出会いを作りたい!」とかわがままに言っていたら、そのまま入社することになりました。
(酒井さん・槙村さんに拾っていただいたおかげでベンチャーで働きたいというマインドセットになりました、感謝です。)
合計1年弱インターンさせていただきましたが、いわゆる人材ビジネスに触れたときに、"出会い"に加えて、もっと"テクノロジーを入れて価値ある出会いを加速したい"と思いながら、就活開始。

ウィンターやサマーなどのインターンにも色々参加させていただきましたが、説明会でSansanの動画を見たときに、「あ、この会社だ」と、脳に電撃が走るという体験をして、運命というか、ものすごくワクワクしたのを覚えています。
当時のミッションは今とは異なり、『ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する』だったのですが、出会いのデータを活用して、新しいものが生まれる世界が作れそうだと勝手に解釈をして興奮していました。
(入社するタイミングでは『出会いからイノベーションを生み出す』という今のミッションに変わったのは驚きでした。)

軸はなんですか?という質問は当たり前にあるのですが、この"直感"と"運命"みたいなものを結構大事にしていました。
自分がワクワクするか※を大事にしつつ、以下3つ。
①100名程度の規模感で1チーム10名ぐらいの組織で働きたい(仕事を作っていけるので、自分の介在価値が高い)
②全員が同じベクトルを向いて、パッション持って働いている
③データやテクノロジーを強みとしようとしている、強みである

Corporate Movie - 出会う、が、世界を変えていく。

Youtube Sansan, Inc. より

2. 日本トップクラスの上長の方々に鍛えていただいた4年間

この4年間、そのミッション達成に向けて直向きに走り続けるSansanの船に乗れたことは本当によかったと思います。
Sansanでの働き方や思考プロセス、価値観、ミッションが織り混ざって今の自分があります。

・何より、尊敬していた上長、目標に向かって切磋琢磨できるチームメンバーと仕事をできたこと
・リリースから1年ぐらいのサービスにジョインして、事業を伸ばすために何でも取り組めたこと
・導入社数が数百〜3,000社近くまでグロースに携われたこと
・外部プロダクト連携プロジェクトのリーダーをやりながらStartup Scienceの流れを経験できたこと
・SLG→PLGへの方針転換において組織変革とプロダクトマーケティングに携われたこと

Sansanでよかったことー脳内から抜粋

2018年10月からフルコミでインターン→その後、2019年新卒で、Sansan株式会社に入社、希望していたEight事業部に配属👏
Sansanでは、ざっくり①営業→②SLGマーケ→③プロダクトマーケ→④To Cマーケと変遷を辿ります。
基本的に2018年から本格稼働したEight Team(旧Eight 企業向けプレミアム)というBtoB SaaSのプロダクトに携わっていました。

チームとしては6人目のジョイン。正直営業の"え"の字さえわからない学生がSansan歴も長い大先輩たちとご一緒させていただき、自分のできなさに愕然としながらも燃えたのを覚えています。

①営業では、①先輩の電話を片耳で聞く→②必死でメモ→③100件架電→④顧客からも教えていただく→⑤ロープレ → ⑥平均5-6商談
の繰り返しをひたすらに、自分の型みたいなものを作っていきました。(何度も何度もお付き合いいただいたあつさん・のもとさんには感謝です。)

②マーケではいわゆるThe Modelのオーガニックリード獲得、セミナー登壇、TLとして全体リード、KPI決めなどなどをやっていました。
日本のSaaSでトップのリーダーの元でSaaSのいろは、ゴールの描き方、示唆、デレゲーション、そして”気合い”を吸収させていただきました。

③その後、リーダー異動と組織編成に伴って、プロダクト作りではこれも日本でトップのリーダーの元で、顧客の体験想像とは何か、プロダクトマーケティング、PLG、などのプロダクト周りはもちろん、"こと"に向かう働き方やキャリアにも向き合っていただきました。大変なこともありましたが、この過程があったからこそ3年目で成長の過程が途絶えることなく、レバレッジを効かせることができたと思っています。

④最後は、To C マーケとしてEight本体のマーケティングをメインにやっていました。
ちょうどEightが10周年ということ、名刺管理アプリからキャリアプロフィールへの変遷のタイミングということもあり、最後の最後に10周年プロジェクトを任せていただきました。
ここでも、仕事だけではなく、個に寄り添ってくれたマネージャと絵を描いて数字も組織を牽引されていくリーダと短い期間でしたが働かせていただきました。

国内トップのSaaSベンダーからシリーズCの人材企業ベンチャーにいくわけ

そんな最高の環境を飛び出してまで、なぜシリーズCのベンチャーに行くのか、なぜ人材系エンジニア支援のファインディに行くのか。

一言で言うなら、ワクワクしたから。

ワクワクとは何か

これが重要であるもののなかなか分かりづらい抽象的な話です。
エージェントからも何度も聞かれました。
例えるなら、散歩したり自転車乗りながら、「この道の先、この角を曲がったときにどんな景色が待っているんだろう?」という期待です。
Sansanなら、人と出会うということが科学され、出会うべき人にも出会える、人と人が出会って挑戦する人が増える、新しいものが生まれる。そんな世の中はどういう世界か。
個人的には、証明されていない、可視化されていないことを科学して、新しいこと・ものを作る。作れたその先に描く未来に何が待っているか。
そんなことに勝手に妄想して、ワクワクしてしまうのです。

新しいものやサービスの誕生が増えて、価値提供速度が加速する未来に携わりたい

ファインディは、つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる。という経営理念と元に、挑戦するエンジニアのプラットフォームを作る、というビジョンを掲げています。

では、ファインディに対しては何にワクワクしたかというと、挑戦する個のエンジニアがイキイキと開発することができ、挑戦するエンジニアチームの開発速度が爆速で上がり、世の中に価値提供ができる会社が増えていけば、イノベーションが生まれる、価値が連鎖していく。そして、その中には日本発のプロダクトやサービスが世界に進出して使われる。
そんな未来がどうなるのか、を見てみたい!そこにワクワクしました。
Eightでもたくさんの出会いが蓄積され、新しい出会いもありました。ただ、よりイノベーションに近い、そんな気がしたんですよね。

自分が生まれた1995年ごろはまだMade in Japanのブランド力は強かった気がします(メディアによってそう思っていただけかもしれませんが)。今はといえば、日本への旅行は、安全だし、料理も美味しいし、そして安い。
アメリカで働いていた2016年もフランスに留学していた2017年も日本食とコンテンツ以外での日本のサービスを見る機会は少なかった。国際結婚というのも1つあるかもしれません、フランスのニュースで取り上げられる日本はプロダクトに関することはなかった。
だからこそ、日本発のサービスやものが世界で使われるそんな世の中をみてみたい。そのための1つの手段が日本のエンジニアリングを加速することがあるのかもしれないと思ったのです。
やってみたいと感じたことは猪突猛進で進みたくなってしまう性でして、さまざまな方とお話しさせていただいたあと、真夜中4時間ぐらい散歩をしながら結論を出しました。

ちなみに、転職の軸は、ワクワクするか、ビジョンに共感できるかを前提に以下でした。
①ミッションドリブンな会社であること(→ここが重要な理由は長くなるので別記事に)
②誰の何のための課題を解決するのか、が自分が熱量持って取り組めること

これからやること

事業イネーブルメント室というところで、目下DevRelとしてミッションに向き合います。

事業イネーブルメント室としては、複数事業が出てきた中で、横断的に事業成長のためにできることをやる部署であり、DevRelとしてはファインディのファンを増やすことに注力します。

巷では、ファインディ=人材=エンジニア転職のサービスという認識が多いです。(自分もそうでした)確かに、今のところの基幹事業はFindyなのでそう見られることは仕方ない。
ただ、これは提供しているサービスや提供価値にまだまだ伸び代があることの裏返しだと思っています。

もう少し具体的な業務としては、目下エンジニア向けのイベントを作りながら知見をつけて解像度を上げつつ、もう一段階成長するためにFindyの会員基盤を強化していくためのことを考えています。
転職のためのサービスではなく、挑戦するエンジニアが使っているサービスという認知を持ってもらえるように向き合います。
思いとしては、もっと力をつけたい、事業を牽引して責任を持つところまでいきたい、と思っているのでやりきります!

最後に

転職活動を通して、スタートアップの方のお話を聞けば聞くほど、その未来にワクワクするものも多かったです。同時にこれまでは、人生かけて取り組みたいと思うものはなかったのですが、ここ最近、向き合ってみたいと思うことも出てきたので、今はファインディに注力しつつ、いずれ近いうちに自分でもチャレンジしたいと密かに思っています。

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