見出し画像

ブルーな1日に小さな彩りを

なんだか今日は気分が乗らないな~。
五月病なのかな~、学校行きたくないな~。

髪の毛を縛り、学校へ向かう。
家を出る瞬間、プチンッ。
縛っていた髪の毛のゴムが切れてしまった。

余裕を持たず準備していた私は、バスに乗れなかった。

そんなこんなで、自転車に乗って駅に向かう。
最寄り駅に着くと、今日は自転車がいっぱいだった。
止める場所がなく、困っているとおばあちゃんが話しかけてきた。

「今日は沢山とまってるわね。私もびっくりしちゃった!!」

ほんとですね~って、そんな何気ない会話。
その会話が、なんだか温かかった。
電車にのり、また、乗り換えの電車を待っていた。

緊急サイレンのような音がなり、遅刻ギリギリの私は大焦り。
もしかしたらこの電車に乗れないんじゃないか。
せっかくブルーな気持ちで学校頑張ってきたのに。なんて思いながらソワソワしていた。

「今日はね、訓練の日なんだよ。何かあった時のためのね。でも、ちょっと音が大きいよね。」

隣にいたおじいちゃんが話しかけてくれた。

道端にいる人に話しかけること。
そんな、優しさに、人に触れることに
温かさを感じた日だった。

なんてことない、道に立っている私が
少しでも、温かさをもち話しかけやすい人間でいたいと思った。

5月病なのか知らないが
なんだが元気が出ない今こそ

凹んでます。って堂々としていたい
手遅れになる前に、困ってますって
言える人間でありたい。

誰かがブルーな日に
彩りをわけてあげる人間でありたい。

2024.05.17

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?