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遅い「カメ」を速い「ウサギ」にしてみよう(1)

本日から「遅い「カメ」を速い「ウサギ」にしてみよう」と言うことで、とあるパソコンを高速化する記事を綴っていきます。


はじめに

パソコンもどんどんと変わる中、1台だけ起動が遅いものがいました。
他のPCは1分もかからず完全起動してしまうのに、このPCだけは完全起動するのに1分以上もかかってしまう。

これではまるで起動が「カメ」のようだと判断した私は、既に保証が効いていないカメパソコンを「ウサギ」へ変化するプロジェクトを立ち上げたのである・・・!


対象のパソコン

今回登場するパソコンはこちら。

NECのLaVie Hybrid Frista HF750/AAB
見た目はノートパソコンとデスクトップパソコンを足して2で割ったような感じです。
2015年ごろに購入した機種で、現在は販売ならびに生産は終了しています。

【スペック】
筐体:液晶一体型オールインワンPC
OS:Windows 10 Home(初期設定はWindows 8.1)
CPU:インテル Core i7 5500U(Broadwell)
CPU周波数:2.4GHz
CPUコア数:2コア
三次キャッシュ容量:4MB
メモリ容量(初期):8GB
メモリ最大容量:16GB
メモリ種類:DDR3L PC3L-12800(SO-DIMM)
メモリスロット:2スロット
ビデオチップ:Intel HD Graphics 5500
画面サイズ:15.6型
解像度:1920 x 1080
タッチパネル:あり
ストレージ容量:HDD×1 1TB
HDDインターフェイス:SATA
光学ドライブ:あり(BD、DVD対応)


何故このパソコンは起動が遅い?

スペックだけ見てもインテルのCore i7 CPU搭載などランクの高い機種の様に見えるが、キャッシュの容量が少ないかつストレージがHDDのみと言う事もあり、所有している機種の中では起動が一番遅い

これまでメモリを増設するなどを行って来ましたが、起動速度の改善に繋がらなかったため、既に保証期間が切れているこのPCに大きな改造を施す事に決定しました。


改造について

「改造」と言ってもHF750の基盤を改造するわけではなく、一部分を交換するだけの話になります。
(基盤改造は流石に出来ませんので)

今回用意するものはこちらになりました。

・Crucial MX500 2.5インチSSD(ソリッドステートドライブ)1TB
・Panram DDR3 PC3-12800 SO-DIMM 8GBノートパソコン用メモリ×2
・SATA-USB変換アダプター(HDDクローン作成用)
・iSesamo
・静電気防止手袋

HDDではなくSSDを選んだ理由としては、SSDの方が読み書きや起動が速い事で知られており、最近発売されているノートパソコンもこのSSD搭載が主流となっています(私のメインPCやサブPCにもSSDが搭載されています)。しかし、最近のSSDは「M.2」(エムドットツー)が多く、HF750/AABでは搭載出来ないため、やむなく2.5インチのSSDを用いる事に。
同時にメモリも最大搭載容量となる16GBにアップします。

果たしてHF750のカメ→ウサギ化は無事成功となるか?
次回へ続く。

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