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私とカメラのおつきあい(13)~EF-Mマウントとのおつきあい~

今回は「EF-Mマウントとのおつきあい」。
EF-Mマウントは当コラムの第7回と第9回でも同マウントのEOS M3とEOS M5をそれぞれ紹介しているが、今回はM3とM5以外の機種で過去に所有していたものを焦点を当てていく事にする。


EOS M6 Mark II

出会い

EOS M6 Mark IIは、2019年9月に登場したキヤノン製ミラーレス一眼カメラ。登場する前、EOS M5の後継機種が出るかもしれないとの噂がたっており、そちらの方が優先になるかと思いきや・・・登場したのはEVFレスのM6後継機種。それがEOS M6 Mark IIになる。
前モデルEOS M6(後述)の後継機種であり、M6をベースとしながらも「ダイヤルファンクションボタン」の採用などM5から移植した機能も多い。画素数はEF-Mマウントでは最高の3250万画素。

この機種と最初に出会ったのは2019年11月。EOS 90D導入後の事になるが、当時マイクロフォーサーズ機を持っていた私は、カメラメーカーを統一するために敢えてこちらを購入したのだ。
この時に購入したのはダブルズームEVFキット。標準・望遠のズームはもちろん、通常は別売りの「EVF-DC2」が同梱しているお得なキットである。


お付き合い

この機種は外への持ち出しが多く、特に鉄道撮影が多かったように思える。
何故なら、EOS M6 Mark IIは小柄なボディでありながら連写速度が毎秒14コマと言う驚異のバケモノぶりだったのだ。毎秒14コマはキヤノン一眼レフ機「EOS-1D X Mark II」と同等レベルである。

M6 Mark IIであればスカイライナーは余裕で撮影出来る

ライバルのソニー「α(4桁シリーズ)」でも高速連写が毎秒11コマなので、M6 Mark IIはそれをも上回っており、当時のミラーレス一眼としては群を抜いて連写速度が速い機種だった。

そういう件もあってかこちらの機種は翌2020年4月まで所持しており、その後も2021年5月から11月まで中古機であるが使用していた。


EOS M6

出会い

EOS M6は、2017年4月に登場したキヤノン製ミラーレス一眼カメラ。EVFレス機EOS M3の後継機種であり、見た目はEOS M3とほぼそっくり。
機能面は前年に登場したEOS M5を踏襲し、「デュアルピクセルCMOS AF」の採用などM3にはなかった新機能が盛り込まれている。画素数は2420万画素。

出会いは2019年末頃。M6 Mark IIのサブ機に位置づく形で導入された(中古機)。動きものに使えそうな機種でもあるが、動きものは基本的にM6 Mark IIに任せていたのでこちらはスナップ専用として使用していた。


お付き合い

M6は意外とお付き合いが少なく、持ち運びの頻度も少なかった。それは前述のM6 Mark IIの影響だろう。
そのため写真もこの程度しかなかったのが残念である。

タムロンの150-600mm G2(キヤノンEFマウント用)


EOS Kiss M

出会い

EOS Kiss Mは、2018年3月に販売されたキヤノン製ミラーレス一眼。一眼レフのエントリー機「Kiss」の名称が初めてミラーレス機に使用された機種でもある。
画素数は2410万画素。M5譲りの内蔵EVF搭載を始め、バリアングル液晶(EF-Mマウント初搭載)や4K動画収録など今までのEF-Mマウントでは用いられなかった機能が盛り込まれている。エントリー機である立場上ダイヤル面はM6 Mark IIより少なめ。
海外ではEOS Kiss系は「EOS Rebel」や「EOS 4桁D」へと名称が変わるが、こちらの機種はEOS M系となるので「EOS M50」の名前が与えられている。エントリー機であるが故、連写速度は遅いのかと思いきやそうでもない。ワンショットで毎秒10コマ、サーボで毎秒7.5コマの速度を有する。

出会いは2020年1月。あまり使っていなかったEOS M6を売却し、中古でこちらの機種を購入。色はブラックでボディのみ。

中古購入した時のKiss M。箱は18-150レンズキットだが中身はボディのみ。
その時の中身(ボディ本体)はこちら


お付き合い

EOS Kiss Mはこれまで2回ほどお付き合いしているが、いずれも持ち出す頻度が高かった。鉄道写真であってもAFは十分食いついてくれるし、スナップ撮影でも問題なしと何かと便利に使えるカメラと言えた。
特にメイン機が大型なものであれば、サブ機として十分な能力を有する。

もしかしたらこの機種がEF-Mマウントの中では一番お付き合いの長かった機種と言える。

靖国神社内の桜(EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM使用)
新京成80000形(EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM使用)


EOS Kiss M2

出会い

EOS Kiss M2は、2020年11月に販売されたキヤノン製ミラーレス一眼。前述のEOS Kiss Mのマイナーチェンジ版に当たる。海外名は「EOS M50 Mark II」。
瞳AFなどAF機能は強化されたが、その一方今まで搭載されていたホットシューの取り付けがなくなった。

出会いは2021年8月の事で、EF-M15-45mmのレンズが入ったキットを購入。


お付き合い

こちらも持ち出す頻度が高く、スナップ撮影としての使用が大半だった。
某プロパガンダの影響で鉄道撮影を止めている時に使用していたので、必然的にスナップ撮影のみに絞っていた。

上野駅周辺の風景


私にとってEF-Mマウントとは?

自分にとって「EF-Mマウント」とは、小型軽量なミラーレス一眼だけでなく、小さなサブカメラとしての位置づけと言っても良いだろう。特にEOS M6 Mark IIはメインカメラとしても使用出来るレベルだったので、「EF-Mマウント2台持ち」と言うシステムを作り上げることも可能である。

RFマウントが台頭して来た今、EF-Mマウントはこのまま自然消滅するのかの岐路に立たされており、この先の展開によっては大きな変化が生じるかも知れない。


次回予告

次回はフルサイズミラーレス機と5Dシリーズ一眼レフの最新モデルについてお届けしたい。

― 次回へ続く


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