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ヒント|ビジネス

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ビジネスのヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん 谷尻誠さん
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#経営

事業立ち上げを成功させるコツは「ギリギリまで開発しない」こと

僕は「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 この2年弱で20ほどの事業に取り組んできました。そのうち3つの事業は法人化し、軌道に乗っています。 事業を立ち上げまくるなかで、気づいたことがあります。 それは「ギリギリまでプロダクト開発をしないこと」が、事業を成功させるいちばんのポイントだということ。 「まあそうだよね」と思うかもしれません。だけどいざ当事者になると、思いつきのアイデアでいきなりプロダクトを作ってしまったりするんです。結局、ニーズを掴めていない

「このまま本だけつくっていて大丈夫かな」と感じている書籍編集者への手紙

1冊の本をつくるとき、書籍編集者は毎回「ゼロ」からスタートします。 もちろんこれまでの経験則から「きっと売れるはずだ」と信じてはいるけれど、それは単なる「見込み」にすぎません。本当に売れるかどうかなんて、出してみるまでわからない……。 しかも以前に比べると書籍マーケットの不確実性もずいぶん高くなりました。「こうすれば売れる!」という法則なんて、ほとんどないも同然です。 毎回、ゼロからスタートできること――。 それは本づくりの「楽しさ」であり、同時に「しんどさ」でもあり

最後まで「コモディティ化」しないもの

ビジネスの世界で「盗まれる」というのは、よくあることです。 ビジネスモデルが盗まれる。戦略をパクられる。がんばって書いたコピーをマネされる。 程度の差はあれ、模倣される、マネされる、パクられる、盗まれるというのは、ビジネスの世界ではよくあることなんだと思います。 それもそのはず。 「商品をよりよくしよう」「よりよいサービスにしよう」「効率的・生産的にしよう」と思えば、どんどんビジネスのレベルは上がっていって、最後のほうはどうしても似てきます。 掃除機だって、紙パック

できる社長の本の読み方

ぼくは職業柄、いろんな経営者に会ってお話を伺う機会が多いのですが「本の読み方」の話題になることが多いです。 本をよく読む経営者は、その読み方にいくつか共通点があります。お話を伺いながら「あ、この社長もそういう読み方してるんだ!」と思うことがよくあるんですね。 知ってるレベルの話も出てくるかと思いますが、「経営者の本の読み方」についてあらためてまとめてみようかなと思います。 古今東西の知見が1500円前後で手に入るまず本を読む経営者の方が異口同音におっしゃるのが「本は安い

メンタルを使わずに仕事をする

最近、脳が疲れてる感じがあります。 「あの仕事はどうしよう」「このメールはどうやって返そう」「あの案件についてはどう進めよう」……気づくとそうやって脳内で考え続けていて、いつのまにかぐったりしています。 で、脳が疲れるわりに仕事は進んでないんですよね。 この状況をなんとかしたいなーと思って、まわりの仕事ができる人にアドバイスをもらいました。ちょっとずつ解決策が見えてきたので、今日はそれを紹介したいと思います。 メンタルで仕事をしないための方法結論から言うと「メンタルで

2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

ぼくは、2018年に出版社を辞めました。 そのあと「言葉」を軸にした小さな会社、WORDSをつくりました。 独立当初は、主に本の編集やライティングの仕事をしていました。しかしあるとき経営者のnoteを編集するという仕事をいただき、思いのほか多くの人に読んでいただきました。 それをきっかけとして「広告」や「広報」に近いお仕事も増えていきました。これは独立のときには想定していなかったことでした。 言葉を軸にいろいろと仕事をしていくうちに、出版業界でなくても編集者(および編

経営者(広報)はこんな発信をするといい

経営者、または広報は、こういうテーマで発信をするといいと思います。 ①会社をつくろうと思ったきっかけ ②会社をつくってからいちばん苦労したこと ③軌道に乗ったブレイクスルーなできごと ④商品やサービスの誕生秘話 ⑤これからこういう世界を実現させたい ①会社をつくろうと思ったきっかけ会社が始まったころには、かならず「ストーリー」があります。人はストーリーに惹かれます。ぜひストーリーを語ってほしいと思います。ファンの多い会社は、多くの人とストーリーが共有されていることが多いも