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TGS2018に行ってきた・総評

 数えたら5年ぶりだった。前回TGSに行ってから、ひと昔の半分が経っていたらしい。
 無論その間、ゲームがら離れていたわけではないので、その動静はおよそ理解しているつもりではいた。だ、こうして象徴的な出来事に立ち会うと、やはりその実態を垣間見るような心持ちがする。
 2013年は、PS4とXboxONEが翌年に控え、その珠玉のロンチタイトルを競っていた頃だ。絢爛なブースを誇示し、据え置き機ここにありと謳っていた。
 今年のブース配置を見て、些かのカルチャーショックを覚えた。モバイル、ブラウザ系ゲームの拡大が止まらない。驚いたのが、PUBGがその1タイトルだけで、SIEやセガにも劣らぬブースを確保し、そのほとんどを大会用のステージとして使用していたことだ。開場直後に前を通ったら、人影もまばらなブースが鎮座しており、まだ建て込み中なのかと一驚した。イベント特化型のブースは新鮮すぎた。
 それを取り巻くように、配信サービス大手のTwitchや、PUBGを配信するDMMも存在感を示し、スマートフォンコーナーは1ホール分を超える勢いで参集している。
 それと絡んでか、PC周辺機器やゲーミングチェアなどの展示が多く見られたのも、5年前とかなり変わったところだと思う。
 変わったといえば、今年はついに任天堂がブースを出しているらしい。とはいっても展示ブースではなく、商談用のブースらしいが、これも業界を広範に見れば、かなり大きな変化ではないだろうか?

 周回遅れな感想かもしれないが、ゲームのネット配信や、ゲームプレイのネット配信が隆盛していき、ゲームが何を楽しませるかという時代から、どう楽しむかという時代にシフトしている証左だと思う。そのもう一つの証拠に、会場ですれ違う参加者の中に、カメラで動画を自撮りしたり、数名の撮影クルーを率いてくる人も珍しくはなかった。

 話が散らかってしまったが、やはりTGSは国内市場の展望に最適な場所だなと、改めて実感した次第である。
 故に私は、5年前に参加した時から考えていたことを実践するに至ったのだが、それは後日の話。

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