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周りの人を大事にしなかった老後人生

こんにちは。
仕事の悩みを解決し、自分らしい理想通りの働き方の人を増やしたい!
仕事に行くのがしんどい、行くのがツライ、そんな方向けのカウンセラーをしています。

介護の業界のあれこれを知りたい方へ介護コンサルもしています!

「つながりを大切に、心をケアする伴走者」
こずえです!

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さて、、、

本業はケアマネです。
昨日、訪問した夫婦世帯のお話です。

認知症の夫(90歳)の介護をしている女性は90歳で同じ年。
夫は認知機能が進み、1人で外出はできない、1分前のことすら忘れてしまいます。

今、自分が何をしているのかも分からない。
そんな状態ですが、食事・洗濯などのお世話は全て妻がしています。

実は、息子さんも一緒に住んでいるのですが、仕事が忙しいと在宅勤務でありながらも、全く父親の介護はしません。

息子さんは「昔、さんざん父親に嫌なことをされたので、介護は一切しませんので!」と一言。

じゃ何で一緒に住んでいるのだろう?とは思いますが

そもそも、介護って何となく、最終的には子供が見なければいけない。
子供が何とかしなければいけない。ような感じになっている日本の高齢化社会。

ただ、必ずしも、子供が介護をしなければいけない。と法律で決まっているわけでもないし、ルールもないです。

なので、子供から「私は介護はしません。」ともし、言われたら、子供は介護はしない前提で、今後どうしていくか?

ケアマネは考えていく必要があるのです。

そもそも、ケアマネの中でもし何かあったら子供が見ますよね?と
前提の方が多いと思います。というか私はそう思っていました。。。。


ただ、先日、認知症ケアの研修に参加した時に、子供はどうしていくのか?決めるのは子供です。と言われた時、今まで考えたことがなかった考え方でした。
だったら余計に両親と老後はどうする?お金はあるの?などしっかりしている時に話し会いが必要だと感じました。

90代の老々介護。見ていてとてもしんどそうなのですが
妻からは「昔は裕福でした。海外旅行にはよく行きましたし、別荘も持っていました。ただ、夫が、調子に乗ってしまい、投資で全てが終わりました。あの時に戻れれば、今頃こんな暮らしなんてしなくて済んだのに・・・」

そう、本人が原因を作っていたのです。

本来ならば、認知症の男性は施設に入居することを家族全員が望んでいます。もしくは、もっとさまざまな介護保険サービスを利用できます。
選択肢は他にありました。

しかし、お金がなければ、今もギリギリの生活。認知症の男性が肺炎になった時もお金がないと自宅療養をしていた時もありました。

素晴らしい回復力で完治しました。

息子さんが一緒に住んでいるので、家賃を半分ずつ出し合っているから、まだ生活ができる。

今さら生活保護なんてなりたくないと妻は思っています。

また、本当なら妻には妹やもう一人の子供がいるのですが
仲があまりよくないみたいで・・・

何だか、子供も誰もみない。兄弟からの連絡もない。
この夫婦、昔、若い時に原因を作ってしまったのかなと余計なお世話ですが
感じてしまいました。

反対に仲の良い夫婦は、定期的に息子も娘も会いにきますし、兄弟との連絡もやりとりしています。

そんな場面を見て思ったことは
「いつも目の前の人、周りの人は大切にする」

です。

元気な時やお金を持っていたり、名誉、肩書があるなど、他人や身内、友人を少し上から見下ろし、態度が大きくなったりすることって自分では気づいていないことがあると思うのです。

しかし、いずれは誰でもやってくる老後。

そんな時に身内も誰一人いなかったら寂しいと思うのです。

私は老後に面倒をみてほしいというわけではなく、身内と電話や会える関係性でいた方が、心は安定します。

だからこそ、人を大切にする。

このマインドだけは忘れないようにしようと思ったことです。

悲惨な老後、幸せな老後の現状が見えてしまうからこそ
今、若い方に伝えておきたいと思いました。

読んでいただきありがとうございます。

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