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【137】Today’s Branding Topic


パーパス経営、パーパスブランディングという言葉がバズワードになっていて、ビジネス誌でもそのような特集が組まれることも多い。24年前に設立のサイバーエージェントは、昨年10月パーパスを掲げました。本日はそれを取り上げます。

HPよるとサイバーエージェントのパーパスは、「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」とされています。パーパスの効用を経営幹部の言葉として以下のように記述されています。

「最大の効用は、持続的成長に尽きます。企業は利益を追求するだけでなく、社会的課題にフォーカスして活動することで従業員やユーザー、株主といったステークホルダーから「信頼」と「共感」が得られる。その結果、ブランド認知やロイヤリティの向上、ひいては収益の増加につながります。大切なのは、パーパスと経済的価値の重なりに事業機会を見いだし、戦略的に取り組むことで中長期的な成長を果たすことです。」

社会的課題を社会のニーズと捉えると、それに応えることができるということは(当たり前のようですが、)サステナブルな存在になる可能性を持つことができます。ただし、経営を維持するにはそれだけだけではないことは、明白です。

社長の藤田さんが、ビジネス誌で以下のことを語っています。

「足元の業績が厳しく、将来も見えない状態で、立派なパーパスを掲げる会社もありますが、そのような言葉は社内にすら浸透しないと思います。」

「パーパスは経営者が現実逃避するための手段ではない」

出典:ハーバードビジネスレビュー 2022年6月号

HP:https://www.essepartum.com/