表現者
こんにちは。お久しぶりです。今日noteを書いたのには理由があります。話すより文章化したほうがより良く伝わるかなと思い、noteで書かせていただきます。
10月16日、17日に
百田夏菜子 ソロコンサート
-Talk With Me- シンデレラタイム
が、さいたまスーパーアリーナで開催されました。
僕は16日のチケットを持っていたので
観に行ってきたのですが、16日だけじゃなく
次の日も当日券を買い観に行きました。
どれだけ良かったのかは、
練習後に車を飛ばして埼玉まで行った
この行動こそが物語っていると思います。
1日目はライブが終わった途端、雨が降り
2日目はライブが始まる前に、雨が止む
そんな驚きの二日間でした。
偶然なのかも知れませんが、
彼女の持っているパワーなのかもしれません。
ここからは僕の個人的な感想です。
百田夏菜子とは
ももいろクローバーZ、リーダー百田夏菜子
僕が10年以上前から応援している方です。
コロナ禍になり、なかなかライブがなくライブに参加する事も少なくなっていた中で、オンラインライブという形で多くのライブをやってくれたももクロ。このような状況の中で、毎回感謝の連続です。
その中で、百田夏菜子ちゃんを観ていると、観るたびに進化しています。表現力であったり、表情であったり。それは映画やドラマを経験し、レベルアップしたものだとも思います。
僕は百田夏菜子を天才と勘違いしていました。何かをやれば完璧にこなせる。10年以上応援させていた中で、僕の中で百田夏菜子という存在をわかっているフリをしていたのかも知れません。とてつもない努力の賜物なんだなと感じました。天才という言葉では、片付けてはいけない、そんな風に思いました。
彼女はまさに、今、が最高であるという事。この二日間に参加した人であれば、僕が言いたい事もわかるかもしれません。
ステージにいたのは
百田夏菜子のソロコンサートという事で、基本的には一人でステージに立っていたのですが、パートが変わるごとに別の人物がステージに立ち歌っているように見えました。アイドル、女優、アーティスト、それぞれの百田夏菜子がステージ上にいるようでした。
魂のたべもの、Dの純情と、ももクロの曲から始まったコンサート。この二曲が意味していたのは、なんなのか。本人にしかわかりません。ですが、二曲を聴いて僕はこう思いました。
このコンサート、"Talk With Me(私と話そう)"と言いながら、モノノフさんと話しながらも、自分自身と会話していたんじゃないかなと。さまざまな葛藤と闘っていた彼女ですが、その大変さや、苦しさを周りに伝えるようなことはしていなかったと思います。
Dの純情の
会えて嬉しいよ、心が疼くよ
という歌詞のところは鳥肌が立ちました。夏菜子ちゃんの今の思いが前面に出されたフレーズだったと思います。歌を通じて、モノノフに語りかける、訴える姿は、アーティストそのものでした。
自分の気持ちを表に出すことが苦手な彼女から、歌を通じての我々へのメッセージだったのかも知れません。
歌い終えると、僕らが今まで観てきた百田夏菜子ちゃんにコロっと戻るのも印象的でした。だから、あのステージを観ても、いつもと同じような感覚で、ライブを観ることができていたんです。
緊張した〜と言って笑顔で会場を包み、歌っている時とは、また別の素の夏菜子ちゃんが出てくる事で、スーパースターでありながら、モノノフと近い距離にいることができる、これが彼女の力なのかなとも思いました。
僕を救った曲
ピアノ弾き語り。この弾き語りは、もちろんやると思っていたのですが、まさか三曲も披露してくれるとは思いませんでした。赤い幻夜も、タキシードミラージュも、素晴らしかったです。
でも、僕は白金の夜明けで涙しました。この曲には、少々思い入れがあります。2020年3月、東京オリンピックの開催が延期になりました。僕は合宿中にも関わらず、延期が決まった瞬間に、もう一年も頑張れないと思ってしまいました。合宿を抜け、一人で新幹線で帰っている時、たまたまイヤホンから流れてきた曲がこの曲でした。
僕の心が今どんなに地獄でも
僕の周りの世界は今日も普通の一日
周りを見ても、なにも変わらない日常だったのです。当事者だけしか感じられなかった思いなのかも知れません。東京オリンピック延期が決まった時は、本当にもうヤメてしまおうという気持ちにもなりました。この四年間たくさんの苦しい思いをしてきての一年の延期は、アスリートにとっては多くのマイナスだったと思います。
でもヤメる勇気なんかない
なんとなくそれはわかってる気がする
そんな歌詞が、続いて耳に飛び込んで来た時、当時の僕の気持ちとリンクした瞬間。僕の目からは涙が溢れていました。人前で泣くのは嫌いで、カッコ悪いと言っている僕からすると新幹線で泣いたのは、よほど心に刺さったんだと思います。
夜明けに生まれ変わろう
正直な自分こそがプラチナ
その歌を聴いて、僕は少し前を向こうと思えました。嘘のように聞こえるかも知れませんが、本当の話です。歌というものは、本当に素晴らしいものです。こんなにも人の心を動かし、人生をも変えられる、そんな力があります。僕は、この白金の夜明けを聴いて、東京オリンピックまで、また頑張ろうと思えました。
ひかり
今回のソロコンサートでは、彼女自身の作詞の曲が二曲ほど歌われていました。一つは、以前のバレイベのみで歌われていた、それぞれのミライ。そして、今回新しく歌われた、ひかり。題名は漢字なのか、カタカナなのか、平仮名なのかはわかりませんが、ここでは、ひかりと書かせていただきます。
コンサートのタイトルである、シンデレラタイム。これは、百田夏菜子ちゃん自身が、静岡から東京を行き来していた時、お仕事をしている時間をシンデレラタイムと呼んでいたそうです。このシンデレラタイムが終わるのは、新幹線に乗った瞬間です。この1時間30分の移動の中で、一日に思ったことや、感じたことなどをメモしていたと言います。そのメモの中から、言葉を紡いで作ったのが、今回初披露の、ひかりです。
歌詞の中には、のぞみ通りには、こだまする想い、ひかり続けるといった新幹線の名前が入っているのが印象的でした。新幹線のようにかっこよく走りたい、そんな歌詞もありました。
特に、印象的だったのは、私たちならできる気がするという歌詞です。私ならできる気がする。ではなく、私たち。当時からメンバーのみんなとならできると思っていたんだなと思うと、感動しちゃいました。
さいごに
一生ないだろうと思っていたソロコン。彼女は、タイミングです。と言っていたけれど、これまでにいろいろな経験を積んで、これだというビジョンが見つかったと同時に、このコロナ禍というタイミングで、モノノフの皆さんに少しでも見せる場所があると思い、開催を決断してくれたのかと思う。
渚のラララの最後に彼女は、
ももいろクローバーZの百田夏菜子でした!
という言葉を残した。この一言に今までの全てが詰まってた。
ももクロという存在があっての自分を誇りに思っているのかと。
元気が欲しい時は、ももクロのライブに来てください。
その言葉を残して、彼女の挨拶は終わりました。
そして、ステージを去る瞬間、あれっ?と言って去っていく姿。時計が、12時の方向で重なる時、シンデレラタイムの終わり。それがすごく悲しかったことを覚えています。
これからも応援したくなりました。
これからも誰かを照らし笑顔にする
太陽のような人であってほしいなと思います。
まだまだ書きたいことはありますが、ここでおしまい。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
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